2005年12月02日

マリガヤハウス

さて、金を盗られたことは忘れて、気持ちを切り替えていきます。

オレは今、ケソンシティへ行く道中です。

ケソンシティで今日はいろいろミーティングがあるんですが、その前にマリガヤハウスへお土産を持って行きます。

ご存知のない方の為に説明をば。

マリガヤハウス(MALIGAYA HOUSE)とは、日本人との間に子供をもうけながらも、日本人の父親に見捨てられたフィリピーナとその子供達が集う施設です。
ケソンシティのPROJECT4の、お世辞にも綺麗とは言いがたい住宅の密集した中にあります。
ここには河野尚子さんという日本人女性がボランティアとして常駐しています。
彼女はフィリピン大学の学生の頃から七年間このボランティアに携わり、フィリピン女性とその子供達のサポートを続けています。
彼女の話によると、年間に約600件もの相談が持ち込まれるとか。相談内容のほとんどが音信不通になった日本人父親捜しや子供の日本国籍取得に関すること。このマリガヤハウスの母体になっているのがJ.F.C(Japanese Filipino Children)という日本にある団体。
ここは徹底して日本の父親を捜し出し、そしてフィリピンにいる母子に対する金銭的援助をさせるよう要求します。
皆さんの中で、フィリピンで父無し子を作った方やこれからそうなるかもしれない方、お気を付けあそばせ。
(笑)

でもほんと、子供を作っておきながら母子共ほったらかし…なんてことは情けない話ですからね。

と、携帯で書き込みしながらマリガヤハウスに到着。

シーフードヌードルとチョコレートのお土産を施設に…ここ最近は毎月持ってきているんですが、マリガヤハウスから『みんな日本の懐かしい味だと喜んでいます』と言われると、偽善であっても続けねば…
(笑)



マリガヤハウスを後にしました。
少し河野尚子さんと話してたんですが…

『クリスマスパーティーはされるんですか?』

『予算がなくてできそうもないんです。つい先日、相談に来たフィリピン女性に80000ペソ盗まれたんです』

『あらま!オレも昨夜ホテルで20万円盗まれたんです』

55の持ち帰りババエに盗まれたことは内緒にしておきましたが…
(笑)

クリスマス前だからしかたないですね、とお互い話して苦笑い。

確かイエスキリストの言葉だったでしょうか…

『右の頬を打たれたなら左の頬も差し出しなさい』

もう一度相手に叩かせることによって、罪の深さを認識させようというもの…


もうあと20万円盗ませますか…

なんでやねん!!


kamon63 at 15:29│Comments(1)

この記事へのコメント

1. Posted by (^,^A)   2005年12月02日 20:03
なんと寂しい話ばかり…年末は特にですね。

フィリピンに限った話でないですね。

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