ずずずです。
年金の仕組みを理解しておりますか。
年金の元となっているのは日本国民から得た税金なのですが、実は税金を株投資(金融資産運用)で得た配当金で補填されております。
年金を支払うために運用が必要と言うこともあり、国内債券、国内株式、外国株式、外国債券で運用されてます。
GPIFとは年金積立金管理運用独立行政法人のことです。
何をやっているのか。
厚生労働省が管理してます。
年金(国民年金と厚生年金)の運営・管理業務を行う独立行政法人です。
年金受給者に現金を支払う為に金融商品で運用を行い、利益を出しつつ受給者には支払っているということをメイン業務としております。
GPIFの基本ポートフォリオ
基本的には下記のような配分で運用されるルールとなっております。
要約
長期的な運用においては、短期的な市場の動向により資産構成割合を変更するよりも、基本となる資産構成割合を決めて、これを維持する方が効率的で良い結果をもたらすことが知られています。
このため、公的年金積立金運用では、各資産の期待収益率やリスクなどを考慮した慎重な検討を行った上で、基本となる資産構成割合(基本ポートフォリオ)を定めています。
国内債券35%、国内株式25%、外国債券15%、外国株式25%と割り当てがきちんと決まっております。
気になるGPIFの運用実ポートフォリオ
昨年平成29年度末のポートフォリオとなります。
ほぼ基本ルールに近いポートフォリオとなっております。
運用成績
金融運用を実施しているということは損益があると言うことです。
実運用の表がございましたが、マイナスもありますが全体としてはプラスですね。
普通に優秀だと思うのは私だけではないと思います。
ESG投資
GPIFは国が運営することも有り、ESG投資も強く関連しております。
本記事では詳しく記載しませんが知っていても損はございません。
・環境(Environment)
・社会(Social)
・ガバナンス(Governance)
この3つの分野も考慮し投資を行う手法です。
GPIF Twitterもやってるよ。
平成29年度の資金の流れ
公的年金全体の資金の流れ [PDF:444KB](厚生労働省より引用)
国としての収入は国民所得から35.1兆円し国庫等負担から12.2兆円で合計47.3兆円が税収となります。
支出は年金支払いで54.2兆円です。
お分かりの通りですが47.3兆円から54.2兆円支払いしているから約7兆円分がマイナスになっている状況とのことですね。
心配な声はこういうところから生まれるわけですね。
詳しくは下記ページでご確認いただけます。
将来的(20年後)に年金制度がどう変化しているのかは全く読めませんが、もし万が一1円ももらえないとなっても慌てないよう準備が必要ですね。
そう言った理由の1つとして投資家が増えているのだと考えてますが。
最後に
年金問題が騒がれてましたが、運用益が良いときはニュースにはならないですね。
平成27年度の損益が5兆円マイナスだったときに騒がれましたが翌年以降はプラスなのにあまりニュースになっていなかったと思ってます。
年金制度が将来的にどうなるか分からない時代に働いている身としては、年金も試行錯誤しておりますが考えても何も変わりません。
であれば、投資の必要性に気付き運用開始した時点ですでに異なる未来を手にしているのではないかと思います。
投資はリスクが先行して怖いイメージですが、それは投機を行っておりギャンブル(一発逆転狙い)を行っている人が目立つだけであり確実な方法はたくさんあると思います。
自分にあった投資手法を手探りで探していくのが一番大変かもしれません。
投資は継続すること。
それが一番です。
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