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【東京】

響け 被爆者の声 14、15日・練馬 後世に伝える「映画祭」

映画祭をPRする実行委員会の有原誠治さん(左)ら=渋谷区で

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 映画や映像作品を通じて被爆体験を後世に伝えようと「被爆者の声をうけつぐ映画祭2018」が十四、十五の両日、練馬区豊玉上の武蔵大江古田キャンパスで開かれる。十四日午後六時からは女優吉永小百合さんと映画監督の宮崎信恵さんのトークがあり、吉永さんの主演映画「愛と死の記録」が上映される。 

 二日間で核兵器や原発などをテーマにした映画、ドキュメンタリー、アニメーション計七作品を上映する。このうち、十四日午後三時四十五分からの「灯篭(とうろう)流し Paper Lanterns」は、広島市の歴史研究家で被爆者の森重昭さんを取材したドキュメンタリー。森さんは広島で原爆の犠牲となった米兵捕虜を調査し、遺族に事実を伝えてきた。その活動を米国人の映画監督が取材した作品。無料上映する。

 映画祭は二〇〇七年に始まった。作品上映とともに被爆者などによるトークやシンポジウムの機会を設けているのが特徴だ。映画監督で実行委員会代表の有原誠治さんは「参加者の思いが熱く現在まで続いている。どの作品も考えさせられるものがある」と話す。

 鑑賞券はプログラムごとに必要。前売りが大人千円、学生・子ども五百円。当日は三百円増し。二日間フリーパス券四千円。上映スケジュールは同映画祭実行委のホームページに掲載。同実行委=電03(5466)2311=へ。

  (渡辺聖子)

 

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