台風7号、福岡県内で女性1人死亡、7人軽傷 飯塚市では空き家1棟全壊 [福岡県]

 3日に九州に最接近した台風7号の影響で、県は4日、福岡市内の女性1人が死亡、県内で7人が軽傷を負い、家屋被害などが発生したと発表した。

 県と早良署によると、死亡したのは同市城南区梅林の女性(89)。女性は3日午後4時半ごろ、近くの畑から約2メートル下の河川敷に転落し、搬送先の病院で死亡が確認された。早良署は、当時は強風が吹いており、畑の側溝にたまったごみなどを取り除いていて、風にあおられたとみている。

 また、4日午前の県のまとめによると、北九州市と福岡市、飯塚市、大野城市、福智町で40~90代の女性7人が強風で転倒し、頭部や足などを打撲したり、捻挫したりした。

 家屋被害は、北九州市で9棟の民家で屋根の一部がはがされるなどし、飯塚市で1棟の空き家が全壊した。このほか、宗像市の山田川の護岸が約25メートルにわたり侵食したほか、北九州市の1カ所で崖崩れが起きた。

=2018/07/05付 西日本新聞朝刊=

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