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研究職ではないエンジニアでもここまでできる!若きデータサイエンティストが国際学会から学んだこと――リクルート 風間正弘さん

2018/07/06 06:00

 学生時代にスタンフォード大学のオンライン講座を通じてAIに興味を持ち、機械学習を研究し、入社時からデータサイエンティストとして活躍しているリクルートホールディングス(現在、インディードに出向中)の風間正弘さん。業務で開発したアルゴリズムを国際学会で発表するほどオープンで研究熱心だ。まだ社会人4年目。この先、どんなデータサイエンティストになるだろう。

データ解析スペシャリストコースでリクルートホールディングスに新卒入社

 風間正弘さんはまだ社会人4年目の若手データサイエンティスト。2015年に修士を卒業し、リクルートホールディングスに新卒入社した。それも「データ解析スペシャリストコース」という特別枠だ。データサイエンティスト枠と考えていいだろう。 

Indeed Japanに出向しているリクルートホールディングスの風間正弘さん

 学生時代は工学部機械宇宙学科。名前に「機械」が入る学科なので、リアルなマシンを中心に学ぶところだ。だが風間さんは学生時代にスタンフォード大学のオンライン講座を通じて人工知能や機械学習に興味を持ち始めた。「これからはこれだ。この世界に進みたい」と直感し、修士では機械学習について研究する道に進んだ。当時は「21世紀で最もセクシーな職業はデータサイエンティスト」と、データサイエンティストに注目が集まり始めたころでもある。  

 卒業後になりたい職業として風間さんが考えたのは当然ながらデータサイエンティスト。その上でリクルートを選んだのは「保有しているデータが多い」だけではなく、「データと実ビジネスが密接」であるためだという。ビジネスが抱える課題を解決するためにデータ解析が本当に重要になる会社であり、データサイエンティストとしてのスキルを生かせる会社だと思えた。  

 入社後はリクルートテクノロジーズに出向、レコメンドエンジン作成やデータ分析をこなした。加えて同社では通常の業務のほかに、研究開発に時間を割くこともできる。そうした時間を活用して国際学会での発表にも取り組んだ。


著者プロフィール

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