バーチャルアイドル、上海のコンサート完売 活況の中国二次元市場
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【7月6日 CNS】中国の上海メルセデス・ベンツアリーナ(Mercedes Benz Arena)で7月、ホログラフィックコンサートが行われる。中国のバーチャルアイドル「洛天依(Luo Tianyi)」を含む6人のバーチャルアイドルによるコンサートで、480~1280元(約8000~2万1000円)のチケットは、発売と同時に売り切れた。
洛天依は、世界初の中国語で歌うバーチャルアイドルで、2012年7月12日にデビューした15歳の少女。ヤマハ(YAMAHA)が開発したボーカロイド(VOCALOID)の技術を利用している。中国で1990年以降に生まれた若者に人気のアイドルだ。
市場調査会社の艾瑞咨詢(アイリサーチ、iResearch)が発表した「中国二次元ユーザー報告」によると、17年の中国の二次元ユーザー全体は2.3億人に上り、このうちコアの二次元ユーザーは約8000万人だとみられている。
中国の国海証券(Sealand Securities)の分析報告によると、コアの二次元ユーザーは緩やかに増加しており、二次元ユーザー全体の規模も日増しに膨張しているという。二次元産業は1000億ドル(約11兆910億円)の市場規模になりつつあるとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News
※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。