米Walt Disney Animation Studiosはこのほど、ディズニーのアニメ映画「モアナと伝説の海」(2016年)に登場する架空の島「モトヌイ島」の3DCGデータアセットを無償公開した。研究目的やソフトウェア開発用途に限り自由に使える。
公開されたデータには、島に生息する木や植物、岩、海、海中生物、雲などを含む150億以上の要素が含まれているという。島全体を静止画として書き出すために必要なデータだけで約45GB、アニメーションとして動かす場合に必要なファイルはさらに約24GBにも上る。
データのライセンス要項、アイテムごとの解説などは、同時に公開されたReadMe(PDF)から確認できる。
同社のライセンスによると、このデータを使った制作物にディズニーの社名や「モアナと伝説の海」といった名前を使うことは許可されていない。公開されたデータを示す場合は「モアナ島の風景」と呼ぶことを推奨している。
データを公開した理由について、同社は「新しいレンダリングアルゴリズムや技術的アイデアの開発、テストおよびベンチマークに役立つデータセットになることを願っています」としている。
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