募集エピソード・テーマ
辞めてよかった!
自分が体験したブラック企業は
こんなに酷いところでした

弊社では、長時間のサービス残業などの「ブラック企業問題」を解決するために、社会全体に対して、リアリティを持ってブラックな労働環境の問題を伝えたいと考え、今回、ブラック企業の実態がわかる実際のエピソードを募集したところ、300名超の方からご応募いただき、リアリティのある多数のエピソードをお送りいただくことができました。

どのエピソードも、弊社編集部が目を疑うような凄まじいブラック企業エピソードばかりでしたが、今回は、大賞・入賞として以下の7件を選出しました。

大賞

「社員は消耗品」 1日20時間・3か月連勤、実質時給120円、過労死、ブラックエピソード勢揃いの殺人企業

宮城県 20代男性 ポッチィニさん(IT・情報通信業)

基本給は正社員でありながら6万9千円。毎日8時から翌朝4時まで勤務でした。休みは、月一回土曜日の午前中のみで、時間外手当は1円もでません。なんと時給換算で、120円代です。一度出社すると、半監禁状態で3ヶ月帰れない事もあります。不動産会社と警察から孤独死を疑われて家に勝手に入られたりもしました。
ただ実際、過労で体調崩して搬送され、息を引き取る社員もいました。
また、「社内では、日本国の法律は適用されない」「社員は消耗品」など、経営陣の名言もありました

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法律無視の経営者、超長時間労働、最低賃金以下の給料、退職希望者への脅迫、タイムカードの改ざん等のブラックなポイントが揃っている上、過労死という最悪の結果を引き起こしている非道さから、大賞に選定しました。

第2位

苛酷な 24時間勤務で2週間風呂に入れず 高速道路上の居眠り運転で自車が大破し命の危険も

大阪府 20代男性Y.Tさん(飲食業)

残業100時間以上は当たり前の世界で、最もキツい時期は2ヵ月続けて残業時間が200時間を超える日々が続きました。当然休みは1日も取れません。3時間寝たら、24時間働くみたいな状態で、結果的に2週間風呂に入れてないということになりました。ある日、担当店舗の1番遠いところに高速に乗って向かっていたらトンネルで単独事故を起こしてしまいました。自分は奇跡的に無傷でしたが、車は自走できない状態まで大破しました。それでも、車を見送った後、仕事しに行くことになり、もう笑うしかありませんでした。

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2週間も風呂に入れないほどの異常な超長時間労働が行われている。自動車が大破するほど深い居眠り運転で車が大破したにもかかわらず、無傷だったのは奇跡的。ということで2位に選定しました。

第3位

プレス機で指が潰れても労災を使わせずに隠ぺい。保護マスク禁止で顔が焼けただれる。危険しかない工場

大阪府 20代男性 Atusi@ソラノカケラさん(製造業)

溶接する時に作業効率が落ちるという理由で保護マスクをつけさせて貰えず、顔が溶接光による紫外線によって焼けただれ、何も無い所でチカチカするようになり、夜中に寝返りを打てば激痛で目を覚ましてまともに眠れない日々が続きました。 更にプレス機を扱う仕事で「納期が間に合わない」という理由で安全装置を外し、激痛で夜も眠れない状況なので立ったまま意識が飛ぶ環境で仕事を行い、私の先輩がプレス機に指を挟んで潰してしまいました。本来であれば業務停止になるはずが、労災を使わせずにその事実を隠蔽して営業を行っていました。

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危険な作業を行う工場であるのに、作業効率優先で最低限の保護器具も使わせない。その結果、社員が重傷を負っても一切反省しない。職場の危険性と、社員の生命・安全より会社の利益を徹頭徹尾重視する態度を踏まえて、3位に選定しました。

第4位

21時間連続勤務でも月給はMAX3万円 恐るべき労働搾取により親に借金して税金を支払う極貧生活

愛知県 30代女性 Kさん(サービス業)

給料は月にMAXで3万。朝7時に出勤して帰れるのは一番遅くて朝の4時。風邪で熱が38,9度あっても休みをもらえず、「病院に行かせて下さい。」とお願いしたところ、駄目だと言われ、お願いし続けて夕方の18時頃にようやく行かせて貰う。その後家に着いたらオーナーからの着信、「大丈夫か?」ではなく、「何でミーティングに戻らないんだ!」と怒られる。給料は多くて3万なのにオーナーは税金対策で28万位で申告しててその分の税金は親にお金借りながらこちらが払う日々。帯状疱疹が出来ても我慢して仕事する生活に親が見かねて「もう逃げなさい!」と最後は逃げるように辞めました。

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1日21時間もの長時間勤務をしているにもかかわらず月給は僅か3万円と明らかに最低賃金法違反が認められる。オーナーが虚偽申告しているせいで給料よりも住民税の方が高くなっており、労働搾取以外の何物でもなく極めて悪質といえることから選定しました。

第5位

上場企業子会社で行われる壮絶なブラック労働 200時間超の残業で親の死に目にも会えない。

愛知県 50代男性 K・Yさん(製造業)

新卒で採用され大手建材メーカーに勤める事となりました。2部上場ですがしっかりした親会社もあり、外観は「お堅い会社」に見えました。
しかし実際に働きだすと超ブラックでした。多い時の残業は月に200時間を超えましたし、当時の休みは3カ月で2日しか貰えません。
日曜日に実家の父親が危篤になったので上司に「月曜日に休みをいただきたい。」と連絡したところ「困る。」と言われ出社。月曜日に父の死亡の連絡が入り、「父が亡くなったので早退をさせてください。」と上司にお願いしたところ「手掛けている仕事を全部片づけてからにしてくれ。」と言われ認めてもらえず。

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上場企業やその関連会社でも、違法な超長時間労働や従業員の人生のことなど気にも留めない文化が蔓延している日本の現状が伝わるエピソードとして選定しました。

第6位

繁忙期は1日22.5時間勤務で残業時間は月500時間 社員を使い倒すブラック職場

愛知県 30代男性AJさん(派遣業)

朝5:30から派遣スタッフの出発管理の電話。新規採用面接を毎日5回(繁忙期にはプラス4回)こなします。12:00から派遣スタッフの翌日以降の囲い込み連絡を行い、日払い給与の支払いのため銀行準備とタイムシートの付き合わせを面談の合間に行います。20:00までには支払い締めを完了させるために手書き簿記を行います。その後、翌日の雇用現場の人員確保の追っかけ電話業務を行い、派遣先への謝罪ファクスなどの準備など行い、日中の激務の合間にテレアポ電話をかけた企業の結果入力を行います。業務終了は平均して27:00前後です。繁忙期はこのタイムテーブルで40日ぐらい休み無しで連勤します。食事休憩はなく、電話の呼び出し音が1〜2回鳴るまでの間に弁当を小さく一口ずつ食べます。

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1日22.5時間もの長時間勤務に加え、決して単純労働ではない多様な業務を処理させられている。AJさんは業務処理能力の高さで何とかこなしていたようですが、繁忙期の残業時間は約500時間に及び、普通なら過労死してもおかしくないブラック環境であることから選定しました。

第7位

医師の絶対安静の指示を無視。骨折していても保護者の前では松葉杖禁止の保育事業会社

千葉県 20代女性 Nさん(保育士)

5月下旬に剥離骨折と捻挫を右足でしてしまい、担当医には二週間は絶対安静で立ち仕事を禁じられました。それを伝えても聞く耳を持ってもらえず、階段を使う重い荷物を持って移動や、二人がかりでやってと書いてある業務用掃除用具入れの組み立てもやってほしいといわれ、毎日毎日、痛い足を引きずり頑張っていました。「保護者の前では松葉づえを使わずに行動しろ」とも言われ続け、精神がボロボロになりかけていたので、心療内科にも通いました。辞めたい、と思っても口に出せず、毎日毎日影で泣きながら耐えました

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保育という「やさしい」サービスを提供する企業のブラックエピソード。骨折しても、顧客イメージを重視して松葉づえ禁止。お客様は神様、従業員は奴隷という一部企業の悪しき文化を示すものとして選定しました。

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