ハンドボールの大阪府インターハイ出場をかけた、大体大浪商高校と桃山学院高等学校の試合で、浪商高校の選手が悪質なラフプレーをした挙句、試合前日にラフプレーを予告していた問題で、新たにラフプレーをした選手が浮上しましたので、ご紹介します。
ラフプレーを巡り両校が対立
FNNニュース他、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
インターハイ出場を懸けた大阪府の男子ハンドボール決勝戦でのラフプレーをめぐり、行為が意図的だったかどうか、両校の主張が対立している。
6月10日、インターハイ出場を懸けた大阪体育大学浪商高校と桃山学院高校の決勝戦で、試合中に突然、白いユニホームの桃山学院の選手が崩れ落ちた。
よく見ると、相手選手の肘がみぞおちあたりに当たっていた。
さらに、試合前には、浪商の選手が、自身のSNSにラフプレーを予告するような動画を公開していた。
このプレーをめぐり、両校の主張は対立している。
桃山学院高校・木村雅俊監督は「(映像を見ると)限りなく故意に近いのではないかと。SNSの投稿が冗談半分であったとしても、実際に起きたら冗談でなくなってしまう」と話した。
大体大浪商高校・工藤哲士教頭は「ユニホームを引っ張られていた中で、振り払う時ということなので、故意という認識はしておりません」と話した。
桃山学院は、大阪高体連に真相の究明と再発防止の要望書を提出する方針。
出典:FNN
問題の動画とは?
こちらが、ラフプレーをしているという問題の動画です。
黄色と青を基調としたユニフォームの浪商高校の選手が、白いユニフォームの桃山学院高校の選手に思いっきり肘打ちをしている姿が見受けられます。
この行為がされた後、白いユニフォームの桃山学院高校の選手はその場にお腹を抱えてうずくまる姿が映し出されており、その場で動けなくなってしまっています。
さらに言えば、この後一旦立ち上がる様子が映し出されていたのですが、またその場にうずくまっており、相当なダメージであったのではないかと推測されます。
みぞおち付近に思いっきり肘が入ったとされていますので、これはたとえ故意でなかったとしてもかなり悪質なプレーとされるでしょう。
ちなみに、倒された桃山学院の選手は2年生でありながらも、エースプレイヤーであったのだそうで、この決勝の際も全28得点のうち、およそ3分の1以上の10得点を取った選手であったのだそうです。
肘打ちをした選手とは
では、肘打ちをした選手は一体誰なのでしょうか?
Twitter上ではすでにその選手の名前が特定されているようです。
肘打ちやった選手の名前特定
背番号14番 蔦谷大雅ですな。
― みらい (@mirai__jp) 2018年7月5日
こちらが #浪商高校ハンドボール部 に所属し、 #桃山学院高校ハンドボール部 との試合中、#ひじ打ち の #暴力的 #反則行為 を行った #蔦谷大雅 選手です!
誕生日は4月4日! pic.twitter.com/SlKxu23etu
― 揚げ芋 (@ageimo_death) 2018年7月5日
#浪商 #大阪体育大学浪商高校#浪商高校ハンドボール部#浪商学園#肘打ち#蔦谷大雅
浪商高校ハンドボール部14番
蔦谷大雅(つたやたいが)
※ハンドボールU22日本代表 pic.twitter.com/3v7jJwdiNs
― madness (@madness3912) 2018年7月5日
今回のハンドボールのラフプレーは浪商高校の蔦谷大雅という馬鹿のゴミクズがやったという情報をたった今知りました。
今現在彼のTwitterやInstagramは鍵付きの為見れませんが、おそらく彼の可能性が高いだろう。
浪商高校の顧問も教頭も薄笑いで反省一切なし。
― 松永 宗久 (@munehisa0524) 2018年7月5日
@hand0404TT 一歩間違えば本当に障害者になってたし死んでたかもしれない 冗談でも言っていいこと やっちゃダメなこと分からない?監督もヘラヘラ笑ってて監督も選手もバカ 浪商高校 ハンドボール部 蔦谷大雅 pic.twitter.com/AOgzd05Fqc
― 草 (@o7grAVf9iEbOTtf) 2018年7月5日
ハンドボール・浪商高校の【悪質肘打ち】ハンドボール・浪商高校の選手が桃山学院高校の選手に強烈な肘打ちを浴びせる悪質行為。
前日にSNSに「ぶっ殺す」と投稿していた確信犯。
だめだよそんなことしちゃ~蔦谷大雅君(・ω・)蔦谷大雅君見てますかー
― 本田圭佑(本人) (@33mthtaka) 2018年7月4日
Twitterなどの情報によれば、浪商高校ハンドボール部の蔦谷大雅選手ということのようです。
蔦谷大雅について
こちらが、悪質なラフプレーをし、Instagramに犯行予告の動画を投稿したとされる人物のプロフィールです。
蔦谷大雅#話題の人物#試合中に悪質な暴行 pic.twitter.com/Ycq5KwOHLh
― instter (@tetsu_one_love) 2018年7月5日
名前:蔦谷大雅(つたや たいが)
生年月日:2000年4月4日
所属:大体大浪商高校ハンドボール部
学歴:大阪体大浪商中→大阪体大浪商高校
経歴:U22-ハンドボール日本代表
背番号:14
身長:180cm
利き腕:左(サウスポー)
ポジション:BP/左
SNSアカウント:Twitter→@hand0404TT インスタ→hand0404t.t
蔦谷大雅選手は、U22-ハンドボール日本代表にも選出されるなど、大体大浪商高校のハンドボール部のエースとして知られている人物です。
いま話題のアディと並ぶ能力を秘めた若者がいる。和製アバロと名付けたサウスポー蔦谷大雅、まだ高校2年生だ。高いレベルに置けば能力に磨きをかけるのが頼もしい。このたびアディと浪商の先輩・堀田とともにインターハイ途中で世界ユースに旅立つ。今後はこの男にも大注目! #handballjp pic.twitter.com/l0dCQPAes6
― HANDBALL@STATION (@sadao_nanmoku) 2017年7月20日
和製アバロの異名を持ち、身体能力に優れたプレースタイルでゴールを量産する選手であり、そのダイナミックなシュートは見るものを魅了しています。
ちなみに、アバロとはフランスのパリ・サンジェルマン・ハンドボール所属のリュック・アバロ選手のことで、現在33歳なのですが同世代で最もエキサイティングなハンドボール選手の一人とされている選手です。
蔦谷選手はそんなアバロ選手の和製版であると評判があり、中学生の頃から活躍をされているそうで、「第24回JOCジュニアオリンピックカップ2015ハンドボール大会」では、大体大浪商中学校から大阪選抜として出場し優秀選手賞に輝くなど、華々しい成績を納めている事でも知られています。
また、各世代別の日本代表に選抜されるほどの実力の持ち主であり、2017年2月14日から17日にかけて行われたU-19の世界ユースに向けた日本代表の合宿の際には、蔦谷選手は「ジャンプ力を活かしたミドルと、サイドからのループシュートでアピールしていきたい」と力強いコメントを残しています。
(※こちらの情報は当該選手と特定するものではございませんので、ご了承ください。)
追記:どうやら、肘打ちをした後に首をしめたとされるのがこの蔦谷大雅選手であるそうです↓
蔦谷大雅は左利きで右バックのポディションの選手で肘打ちは別の選手ですよ。
そのラフプレーの後に右バックの位置からの回旋フェイントの流れで相手の首を絞めた奴が蔦谷ですね。
― ジャイ子 (@Oz8CJ233xcp0q7Z) 2018年7月5日
肘打ちは違う選手でニュースでも流れてた回旋フェイントからの流れでピン高の2年生エースのクビを閉めたのが蔦谷大雅だよ
― ジャイ子 (@Oz8CJ233xcp0q7Z) 2018年7月5日
蔦谷大雅くんは肘打ちしてないねんなぁ…… https://t.co/f2h9WXXzgM
― [キヨノル]◢͟│⁴⁶ (@kiyodros_04LS) 2018年7月5日
日大悪質タックル問題の二の舞に
今回のこのラフプレーは、ハンドボールをやっている人からすれば日常茶飯事であるとされており、審判が見ていないところとではこぞってこうした小競り合いをするのが基本的なのだそうです。
バスケットボールやサッカー、アイスホッケー、などのコート内で両選手が入り乱れて試合をする競技では、こうした小競り合いなどは多少あるとは思うのですが、今回の事件ではやはりInstagramでの犯行予告動画が問題となっているのでしょう。
浪商高校側は一貫して「悪ふざけ」であると主張をしていますが、日大悪質タックル問題でも加害者側の大学の対応の悪さが世間からのバッシングや批判を招いていますので、もう少し誠意ある対応をしなければならないのではないでしょうか?
高校生でありますし、善悪の判断がつかないことは分かりますが、こうした問題が仮に故意ではなかったとしても、学校側は公の場での謝罪と再発防止策に務めるなどのコメントを残して然るべきでありますし、建前であってもそうした対応をする事で、物事が大きくならずに済んだかもしれません。
ですが、開き直ったかのように「あれは故意ではない」や「ユニフォームを引っ張られたので振り払っただけ」と”言い訳”や御託を並べてしまっては、世間からの反感を買うのは明白です。
仮に浪商側の主張通りに「ユニフォームを引っ張られたので振り払っただけ」なのであれば、左手で振り払うはずです。
腕を振り払っただけなのか?
別の角度の映像を検証したみたところ、確かに浪商側の選手が振り払っただけのように見受けられることも出来ますが、以下のような画像を用いてみればそれが明らかな間違いであることに気づくはずです。
▼白のユニホームの選手が左手でユニホーム掴む
常識的に考えて、左手でユニホームを掴まれたのであれば、振り払うのは左手でそのまま行うことが常識であり、一般的な考え方ですが、浪商高校の選手は右手で肘打ちをかましているので、明らかに故意に行なっていることでしょう。
これに対して桃山学院高校の木村雅俊監督は「映像を見た限りでは、振り払った腕がたまたま当たったと認識するのは難しい」とのコメントを残しています。
さらに言えば、故意ではなくもし偶然に振り払おうとして当たってしまったのであれば、桃山学院高等学校の倒れた選手に対して手を差し伸べたり、「大丈夫か?」と声をかけたり、救助を要請することが然るべき対応であると思われます。
しかしながら、浪商高校側の選手はそのような行為をしておりませんので、故意ではなかったとしてもそもそもスポーツマンシップにかける最悪の選手であることは明白となってしまいました。
また、こうしたスポーツマンシップに乗っ取るような行為を指導するのも、指導者であり教育者が行わなければなりませんので、浪商高校はその指導方法や形態なども世間に羞恥を晒してしまったことになります。