山崎豊子『しぶちん』新潮社,1965年 を読みました。
しぶちんっていう言葉をご存じですか?私は関西やけど知らなかったです。
端的にはケチという意味みたいですが、
節約するところは徹底し、遣うときは遣うことで、解説には「多少の尊敬の意味をこめた親しみがある」と言います
作中でも、徹底する意志がすごいと思ったし、それが言葉、文化としてあるのもすごい思います。
山崎豊子の小説は関西弁、とくに船場の大阪弁がいっぱい出てきて、おもしろいです。
標準語もスマートでいいけど、方言もいいなって思います。
言葉の豊かさを感じます。
関西で福祉のお仕事をしていたときには、やっぱり関西弁のほうが意味も伝わるし、気持ちも伝わるような気がしました
それがうれしくて、もともと関西弁やったけど、それでもっと関西弁が好きになりました
言葉によって気持ちも伝わるものも違うんだな〜って思います。