2018/07/04
弊社企画「ブラック企業エピソード募集」にご応募頂いたエピソードをご紹介します。
法律無視の経営者、超長時間労働、最低賃金以下の給料、退職希望者への脅迫、タイムカードの改ざん等のブラックなポイントだらけの上、過労死という最悪の結果を引き起こしている非道なブラック企業のエピソードです。
なお、本エピソードは、上記企画の大賞に選定されています。
それは、数年前の前職場で出来事です。新卒当時は、田舎で22万の手取りがあり、いい会社だと思っていました。
しかし、経営者が一層されると、事態は変わりました。
基本給は、社長親族及び親会社の役員親族以外は、正社員でありながら6万9千円。毎日8時から翌朝4時まで勤務でした。
休みは、月一回土曜日の午前中のみで、時間外手当は1円もでません。なんと時給換算で、時給120円代です。残業代は、経営者の気分が良ければ、100時間毎に1万円至急でした。
勤怠票(タイムカード)は、上席が自由に書き直したり消す事ができるように、エンピツで記入が必須であり、認印も本人所持は禁止されていました。
上席が配下者の認印を一括所持しており、各種書類は意思疎通は皆無でした。
そして、帰宅は、お偉い様親族以外は、決裁が下りないと帰れません。
そのかわり、会社に洗濯機や仮眠設備が用意してもらいました。10日間風呂にも入れない事は、珍しいものではありません。
一度出社すると、半監禁状態で3ヶ月帰れない事もあります。アパートの電気を消し忘れて、郵便物や新聞が溜まり、勝手に不動産会社と警察から孤独死を疑われて家に勝手に入られたりもしました。
ただ実際、過労で体調崩して搬送され、息を引き取る社員もいました。
また、各種経営陣の名言もありました。
「社内では、日本国の法律は適用されない」「『私は休みいりません』って言え!」「社員は消耗品」基本給6万円の理由については、70歳近い社長が「我らが新卒初任給の時代は、6万が当たり前だった!」との事です。半世紀くらい前の物価ですね。
退職しようとすると、違約金300万払えと言われて、目の前で退職届を破かれました。この様な状態で、訴える暇も無く月日が流れました。
案の定、おかしくなる者が現れ始めました。
・リストカットする社員
・自殺未遂する社員
・下血や吐血で救急搬送される社員
・幻聴幻覚
・給湯室のポットに異物混入
・社内でスリ窃盗
この時、デスクワークでも血が流れる事を初めてみました。
病院に搬送されても上司の手土産はノートパソコン。入院中も仕事を強要されて、上司は医師に怒られました。
本エピソードに関する弁護士のコメントを、インターネット・ニュースサイト「しらべぇ」に掲載しておりますので、こちらをご覧ください。
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