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【政治】児童傍聴 参院もOK 規則運用見直し
参院は4日の本会議から、保護者らが同伴する小学生の傍聴を全面的に認めた。10歳未満の子どもは原則として本会議場の傍聴席に入れないとしてきた傍聴規則の運用を見直した。衆院は2016年から傍聴を認めている。 参院傍聴規則は「10歳未満の児童は特に許可があった場合に限り傍聴席に入ることができる」と規定。事前に議院運営委員会理事会の許可を得ないと傍聴できなかった。国民民主党が衆院と同様にするよう参院議運委に申し入れたのを受け、3日の理事会で規則の運用を見直し、10歳未満の小学生も原則として傍聴を認めることを決めた。 衆院は2年前、待機児童問題で「保育園落ちた」の匿名ブログに共感した保護者らが厚生労働委員会を傍聴できなかったのを機に、規則の運用を見直した。 未就学児は衆参両院ともに、議運理事会で許可された場合を除き、保護者と一緒に傍聴席に入れない。首都圏では、東京都議会や埼玉、栃木、群馬、神奈川の県議会でゼロ歳児から保護者と一緒に傍聴が可能。 (坂田奈央)
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