3日午前3時(韓国時間)に始まったサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝トーナメントの日本対ベルギー戦。日本が先に2ゴールを決めたが、その後立て続けに3ゴールを許し、ベルギーに2-3で敗れた。こうして日本にとって初めてとなるはずだったW杯ベスト8進出の夢は水の泡となった。
この試合の終了後、KBSで中継を見ていた人々の間で論争が巻き起こった。ある人々は「胸がスッキリする解説だった」と、また別の人々は「公営放送なのに遠慮なく偏った中継をしていて、不愉快になった」と評した。
この試合を担当したサッカー解説者ハン・ジュンヒ氏は、客観的に見た戦力で格下の日本が先制すると、ベルギーに対して「(ベルギーの)監督のことが理解できないですね。戦術を変えなければ」「単純に、激しく行かなければなりません」などと注文した。そして、ベルギーがゴールを決めるたびに「ゴーーール」と叫んだ。アナウンサーは声がかすれるほど興奮している様子だった。
後半アディショナルタイムにベルギーが勝負を決める逆転ゴールを入れると、ハン・ジュンヒ氏は「ありがとうございます」という言葉を繰り返した。アナウンサーが「謝罪してください」と言うと、ハン・ジュンヒ氏は「ありがとうございます。当然、感謝しますし、謝罪します」と言った。この謝罪は、逆転の決勝ゴールを決めたベルギーのナセル・シャドリが投入された時、「理解できない」と言った自身の発言に対してのものだった。