2014
09.03

窮子(ぐうじ)の信心

Category: 未分類
 30年前に創価学会に拾われ、入会したものの、私にとってその組織や雰囲気は最初はそんなに居心地のいいものではありませんでした。謗法の毒も強く出ました。もちろん組織について信心をしていましたが、どちらかというとそれほど熱くなれず、また池田先生もどこか遠い人でした。

 しかし、組織が苦手であっただけで、生命の奥底ではやはり先生を求めていたのかも知れません。宗門問題もありましたが、多くの友人が法華講にいったにもかかわらず、私自身は学会を去る気持ちは全くおきませんでした。そして紆余曲折があり、信心も30年を過ぎた頃から、俄然、私の生命にはっきりとした世界が現われてきたのです。それはまさしく池田先生との「師弟」という世界、「生命の絆」の世界の顕現でした。

 それまでもここ14、5年、役職を受け、無冠の友として、我が家を拠点に解放し、学会と共に生きるように努力はしてきました。しかし、どこか自分の中で晴れやかになれない時もあったのです。それを言葉でいえば「疑い」ということになるかもしれません。それが闇が晴れるように、かさぶたがはがれるように(笑)近年きれいに消えて行ったのです。まさに朝の光に草露が消えていくように・・・それこそが私の信心の功徳でした。

 法華経信解品に「長者窮子の譬え」というのがあります。まさに私は窮子であり、池田先生は長者であったと言えます。30年の信心で御本尊様が教えてくださったものは、池田先生との「師弟の道」であり、それこそが私の行くべき確かな道であったということです。

 人は同時に二つの道を歩くことはできない・・・また歩むべきではない・・・そう思います。同じ歩くなら晴れやかに迷わずに行きたいものです。疑念と批判の人には晴れわたる青空の世界は訪れない・・・これもまた真実ではないでしょうか?


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 日々、歓喜と確信にあふれ「もう自分は大丈夫だ、迷うことはない、ようやく私も法華経の世界へ入ったのだ」と明らかなるものを見る如くそう思えるのです。

 世の中には学会を仏意仏勅の団体と信じることができず、池田先生との師弟の世界に迷い、活動を休む人も多くいます。もちろんそれぞれの自由ですし、諌めてどうにもならないことの方が多い。しかし、学会を批判する人に「師弟の世界」は素晴らしいと私は訴えたいのです。本当に信じて間違いのないものを私は知ったのです。知ると知らないのとでは天地雲泥の違いなのだと・・・

 私とて創価学会、池田先生をどこかで疑う命もありました。それが同じ人間でありながら信じることができるようになった。そこに題目の力、変毒為薬の仏法のすごさを感じるのです。


 池田先生が中心となって、日蓮仏法を世界に広めたことは紛れもない真実です。池田先生ほど、折伏、弘教をされた方はいない・・・また仏子を慈しみ、育てられた方もいない。

 誰よりも御書を会員に説き、学ぶ機会を作り、宣揚された方も池田先生です。末法においてこれだけ身を捨て、折伏、弘教された人が悪人で、その団体の供養でのうのうと生きていた坊主が仏だなんて、子供にも分かる話です。池田先生への批判は必ずや仏意に背くことになり、その人の身に返ることもまた道理だと強く断言したいと思います。

 日蓮大聖人の下(もと)、現実には衆生(人)の弘通によって仏法が広まります。まさに「法自ら弘まらず人・法を弘むる故に人法ともに尊し」と御聖訓にある通りです。その衆生の代表が戸田先生、池田先生であり、その師匠と異体同心して活動していくところ、我ら凡夫も、仏法の素晴らしさを身で読むことができると確信します。

 今、私の前には晴れやかな一本の道が続いています・・・晴れ渡るその爽やかな道をしっかりと踏みしめながら、我が人生の信心完成に向かって、大確信をもって、今日よりまた新たな挑戦をしていきたいと思います。



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コメント
非公開様 コメントありがとうございます。池田先生との宿縁の浅深はどなたにもあると思います。私などとても薄いと思っていたのですが、信心が進んでいくにつれ、先生しかないということがよくわかりました。人間として最も尊敬できる人です。そういう人について生きていけること自体、勝利の人生です。人に言われて先生につくのではなく、自分の命の声が先生と共に生きろと命じるようになりました。そうなると先生はいつも自分の命と一緒にいてくださるのです。ありがたいことです。

王者の剣dot 2014.09.03 20:59 | 編集
私は学会3世です。
読みました。しかし私にはまだいろんな人に自信をもって創価学会はと説明出来かねるところが、あります。
友人にも話したいけど、信じてくれるか?と思うところがあります。
それにはとにかくその人のことを祈りに祈って結果を出すしかないことは百も承知なのですが、それをしない私がいます。なんともったいないことかと頭ではわかってるのですが、、、。
広布さんは、何かきっかけがあったのでしょうか?
仰ってることは、よーく解ります。
私も早く広布さんのように自信持って、叫べるように頑張らなくちゃ!
糸吉dot 2014.09.03 21:51 | 編集
糸吉様 私は怠け者ですし、立派でもありません。ただ、自分の命の中から信心を頑張ろうというものだけは自然と出るのです。それが自分だと思えるのです。今は折伏したくて仕方ありません。会う人ごとに仏法対話。その気持ちです。それも自然ですので力まなくていいのです。そうなるのに30年かかりましたけど(笑)糸吉さんには糸吉さんの道があります。それを辛抱強く歩んでくださいね。
王者の剣dot 2014.09.03 22:41 | 編集
初めまして。学会2世の婦人部です。
記事を読ませて頂いて、先生への思いと感謝が足りなかった自分に、反省の涙が止まりませんでした。
私も師弟不二の信心になれるよう頑張って参ります。
また、日々感謝の思いで配達もがんばります。
素晴らしい記事をありがとうございましたm(__)m
dot 2014.09.04 15:07 | 編集
noname様 私も本当に師弟の道を歩んできたか?自問自答の日々です。先生を師と仰いで生きていくことは、ほんとうに素晴らしいことです。素晴らしいと思えるから、その道を歩けるのだと思います。どうか、悔いのないように「私はあの時代に池田先生のもとで信心したのよ」と言える歴史を築いてください。
王者の剣dot 2014.09.04 21:36 | 編集
いい記事を ありがとう
ちよdot 2014.09.04 22:13 | 編集
こんばんは、お久し振りです。
王者の剣さん、みなさま、お元気そうでなによりです。
私も元気でやっております。

このたび、初級・青年3級試験のための練習問題をダウンロードできるように致しました。
ちなみに未完成版の方は、今回、初めて私が問題作りに挑戦したものです。

次のURLからダウンロードできます。
http://saburoku.org/H26syokyu.html

できれば、1つの記事を作って頂き掲載をお願いしたいですが可能でしょうか。
ちよさんのブログでも、いま、お願いしてきたばかりです。
久し振りの登場で、宣伝になり申し訳ありません。
では、宜しくお願いします。
レオdot 2014.09.06 00:12 | 編集
王者の剣さん、素晴らしい記事をありがとうございます。
澄み切った青空のお写真、晴れわたる王者の剣さんの心の中が映し出されているように
観じます。
ランdot 2014.09.06 10:36 | 編集
レオ様 お元気なご様子で何よりです。ほかにブログもお持ちなのですね。記事内での宣伝はできませんが、私の地区で受験する人がおりますので、(私が担当です)大いに参考にさせていただきます。北海道はあこがれの天地です。お身体を大切に・・・これからもよろしくお願いします。
王者の剣dot 2014.09.06 14:07 | 編集
ランさん お元気そうで何よりです。澄み切った秋の空でしょうか?私も心の一念が定まりました。俗衆増上慢を蹴散らして、また皆さんを見習って、創価一筋で精進していきますね。
王者の剣dot 2014.09.06 14:14 | 編集
ゆう様 厳しいことが起こったことは一つはつらいことですが、必ず意味があると思います。信心は不信や疑いとの戦いです。私も頑張っているのにうまくいかないことばかり・・・そんな状態が10年以上も続きました。でも負けてなるものかと、その度に泣き泣き、発心してきました。そうするとある日から不思議と何かが変わっていくのです。愚痴をこぼさない強い自分が現れてくるのです。今思うと、仏様が私の弱い根性を見て、試練を与えて鍛えてくださったのだと思います。何かあるたびに強い心を、腹の底から大信力を出すしかありません。不信の魔を見破って、ともにがんばりましょう!
王者の剣dot 2014.09.07 15:25 | 編集
エム様 お久しぶりです。よく覚えていますよ。私と似たところがおありなので・・・(笑)私も組織は得意ではありません。でも役職もありますし、先生との誓いがありますので、絶対、逃げることはしません。結局、どこにいようと堂々とした自分を作るしかないと思います。私は組織人間ではありませんが、自分こそ創価学会だと思ってやっています。師弟の道は自分が先生の弟子だと決意して決めきることです。それを先生は待っておられます。私も長年、自分に自信がなく決めきれていなかったのです。それが決めることができました。だから今のエムさんのままで、「私は先生の弟子だ!」と決意すればそこから世界が開けます。全部自分で決まりますよ。
王者の剣dot 2014.09.07 15:46 | 編集
エム様 ご返信ありがとうございました。複雑なお気持ちお察しいたします。組織が本当につらいのなら、無理に出なくてもいいと思います。完璧にやる必要も人と同じようにすることもないと思います。そうでないと組織活動ができない自分に圧迫感や罪悪感を感じて、自分を責めてしまいます。私だって10時間唱題を強制されたら反発しますよ。(笑)それは信心でなくて義務や押し付けの話です。エムさんはきっと責任感が強い人だと思います。その分、悩みも大きいのだと思います。嫌なものは嫌でいいと思いますが、信心を少しでも楽しくやる道を見つけるべきです。基本は自由でいいと思います。まずは自分が楽しくできることから1歩づつという気持ちでいいのではないでしょうか?
王者の剣dot 2014.09.09 06:56 | 編集
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