赤福が初の新商品 15日から販売 五十鈴川店で 三重

【赤福の新商品「いすず 野あそび餅」(同社提供)】

【伊勢】三重県伊勢市の老舗和菓子店「赤福」が1707年の創業以来、初めて常時販売の新商品を開発した。従来のこしあんを使った赤福餅のほか、白あん、緑あん、黒あんの計4種類のあんころ餅を詰め合わせた「いすず 野あそび餅」として、15日から同市宇治浦田一丁目の五十鈴川店だけで1日500箱販売する。

昨年のお伊勢さん菓子博で、同社が限定商品として出品した白あんの赤福餅が好評だったことを受け、新商品を開発した。新商品の白あんには、白小豆と白いインゲン豆の「手亡豆」(てぼうまめ)、緑あんには大麦の若葉、黒あんには黒砂糖を使用。こしあんを含め、いずれも2個入りで1箱760円。購入は1人1箱まで。

購入には携帯電話による予約申込みが必要。購入時の混乱を緩和するため、抽選販売する。専用のナビダイヤルに購入を申し込むと、その日のうちに抽選の当落が判明する仕組み。8日から申込みを受け付ける。申込みは1人1日1回までで時間は午前8時―午後3時。申込みは専用ダイヤル=電話0570(04)1707=へ。