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宇都宮競輪GⅢ開設69周年記念「宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦」中川記念5V&(通算)400勝

△「U字工事」の福田薫(左)と益子卓郎(右)に祝福される中川誠一郎(中央)

 

 宇都宮競輪のGⅢ開設69周年記念「宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦」は1日、第12Rで決勝戦が行われ、中川誠一郎(39=85期)が17年1月の和歌山以来となる記念5勝目を飾ると同時に、通算400勝を達成した。

 

 レースは守沢がスタートを決めて小松崎―守沢―武田―神山―岡―中川―山田―南―竹内で周回。打鐘前から単騎で上昇した竹内が先行態勢に入ると武田―神山―岡が続く。内の小松崎は竹内に飛び付く流れとなり武田と競り合い。最終ホームは逃げた竹内の後ろが内に小松崎―守沢、外に武田―神山―岡で並走。最終2コーナーから中川―山田―南でまくる。最終4コーナーから3人の直線勝負となるが中川が末脚も良く押しきる。山田が2着。

 

 中川は「(通算)400勝が優勝で良かった」と区切りの勝利と記念優勝の二重の喜び。今シリーズは初日に上がりタイム13秒1のバンクレコードを出して399勝になり「今回中に400勝を達成したい」と目標に掲げていただけに最高の結果に笑顔を見せて「今回は出来が良かったので優勝できたらいいなと思っていたので本当に良かった」と語った。

 

 前団の竹内の後ろの競りを見極めながら7番手から仕掛けた中川は「僕には(踏む距離が)少し長過ぎたから最後は南君に抜かれるかなと思った」と振り返ったが、今回は末脚も確かだった。次走予定は14~16日の松戸GⅡ「サマーナイトフェスティバル」。

 

中川誠一郎(なかがわ・せいいちろう) 1979年(昭54)6月7日生まれ、熊本市出身の39歳。私立真和高卒。00年8月プロデビュー。通算成績は1380戦400勝。主な優勝は第70回日本選手権(16年5月)。1㍍74、78㌔。血液型AB。