中川400勝でG3 5度目V 開設記念 【宇都宮】
宇都宮競輪のG3開設69周年記念「宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦」は1日、12Rで決勝戦を行い、中川誠一郎(39)=熊本・85期=が、最終2角7番手から捲り、通算400勝を達成して宇都宮記念を初制覇した。G3優勝は17年1月の和歌山以来で5回目(協賛G3を含む)。また、6Rのケイリンエボリューションは、マティエス・ブフリが最終バック4番手から捲って優勝した。
■ヒーロー 圧倒的速さで一気に捲り
中川が通算400勝で5回目のG3優勝を果たした。「昨年2月の奈良で落車して、右鎖骨を骨折。400勝まで少し時間がかかったけど、節目の1着を記念の決勝で決められて良かった」と喜んだ。
今場所は調子の良さが目立っていた。初日に宇都宮のバンクレコード更新。その勢いのまま、決勝戦も圧倒的なスピードを見せつけた。先行した竹内の番手を巡って小松崎と武田が並走すると、捲るタイミングを計って最終2角から一気にスパートした。
「先行の番手がもつれる最高の展開。ただ、出切ったのはいいけど、ゴールまで長かった。南君に抜かれると思ったけど、勝ち切れて良かった」
次走は14日からのG2・サマーナイトフェスティバル(松戸)。「G2は優勝がない。松戸は好きだし、結果を出せるように」とビッグレース制覇へ気合を入れ直した。
=2018/07/02付 西日本スポーツ=