講師業必見！「価格設定についての素朴な疑問と、実際の決め方」ヨガ講師編

2016年11月17日
テーマ：├ 価格設定の仕方

こんにちはサッチー亀井です。
バリ島で開校致します「ヨガ留学クリヤヨガスクールバリ島ウブド校」へ多くのお問合せ戴きましてありがとうございます。お１人づつお返事しておりますので多少お待ちください。

「価格設定についての素朴な疑問と、実際の決め方」講師業編

こんにちはサッチー亀井です。
世の中には様々ないろいろな職業や仕事が存在していますね。

講師業というのも、一般的な雇用契約にある正社員系の方には少しピンと来ないかも知れませんが、そこらへんを「かいつまんで」ヨガ的にお話しして行きます。

ヨガを仕事、「生業」（なりわい）「生涯」の“天職”だーって思えてそう日夜活動している方も多いかと思います。

俗に言う「ヨガ」とは世間でいう社会通念的な「柔軟体操」的なヨガや、「駅近」の「ホットヨガ」がヨガと思われてしまっていますね。

そのヨガを仕事として成立させるには無数のやり方と方法があります。

一般的に１番多いのは、いわゆる「ヨガインストラクター」としてどこかのスタジオに勤めるというのがポピュラーです。

もう一つは、自分でスタジオを借りたり、旦那や親のすねを「かじって」ヨガスタジオを建設してもらう。という方法の人も多いです。

後者はいろいろ論議したいところもありですが、今日の論点はヨガの仕事での「価格設定」ですので先にすすめますね。

一般に言うところの「ヨガインストラクター」というのはほとんどの場合、業務委託契約ですので、立場はめちゃめちゃ弱いですし、報酬も安いです。

それと、スタジオや契約先の意向に合わせた「プログラム」や「コンテンツ」で行わなければならない為に、折角学んで来た「ヨガの奥義」の「マントラ」や「タントラ」は決して生かす事もなければ、陽の目を見ることもないです。
終始、ポーズばかりの肉体的改造塾を強いられ、いつしか本人も体を壊し、気分も萎えてしまうのです。

厳しい言い方ですが、既存の企業やスタジオの多くは「ヨガインストラクター」達を使い捨ての駒としか想定していません。

特にホットヨガ系の企業グループは酷いもので、「低酸素症」、「低ナトリウム症」に陥っているインストラクター達に気づきもせず、昨年までに相当数の119出動のホットヨガスタジオも実際存在しています。

余談ですが、CDC（アメリカ疾病管理予防センター）の調査ではアメリカでは過去に６名以上がホットヨガで低ナトリウム症になり、そのまま帰らぬ人となった重篤な事故も報告されております。日本でもつい最近某スタジオのインストラクターと顧客の数名がレッスン中意識を無くし、その後ICU（集中治療室）で入院を余儀なくされた報告が厚生労働省の元役員の告白であったばかりです。

本題に参りますが、既存のヨガ関連の資格は良しとしましても、経験則が物を言う講師業において、人と代り映えしないキャリアだけでは値段交渉でのインパクトも出せませんし、強気の交渉も出来ません。

さらに、独立開業で独自の路線で行く場合、その道のプロの指導を仰ぎ、その研ぎ澄まされたアドバイスほど安心できるものはありません。

では、どうしたら人と違うキャリアを打ち立てられるのか。についてお話して行きます。

日本には「出る杭は打たれる」というなんとも滑稽でおかしな風習のようなバカげた考えが存在しています。

これって、裏を返せば解釈は超簡単で、「自分からは様子見てるけど、みんながやりだしたら自分も便乗するよ」的な自発的な自立した意志と行動が見られない典型なのです。

私は人生１３才の時　「ある」決心をしました。
死んだ魚の目のような周りの大人にその時「さようなら」したのです。

常識的な素養だけでは、世の中渡って行けませんし、天下も徳も積めません。

講師業とは、一言でいうと、『創造』的作業を言霊という音階に乗せ、実務的プロセスに落とし込み、平たい言葉と柔和なアクションと所作で日々の努力とセミナー代等の減価償却を差し引き、自らの価格の単価として積み上げ、時間給的な受動性は極力シンプルに一瞬で片づけ、「２４時間３６６日」を×何年現役で世の中に貢献したいのかという重要なプラン（想い）と多くの人に役立つものを還元しようという大切な志があって、

初めて、最終的な「バックエンド」のコンテンツ＝講座（商品）が完成出来るのです。

ここで給料や報酬、対価についてもうすこし触れて行きますね

日本人は世界からみても「美徳」に富む民族であり、その思考やふるまいの所作が堪能な集まりと言われています。

しかし、いざお金の話や、お金のこととなると、なんやら「触らぬ神に祟りなし」的な感じで消極的に捉えてしまい、創意工夫な論点までこぎつけないなんて事もあったりするのが日本人的島国根性も消極性だなーと感じます。

さらに申すと、
勘違いしている人をたまに見かけますが、給料や報酬は「辛い思いをした対価」ではありません。むしろ本来はもっと支払うべきものなのに、経営側が搾取しているのです。

ただし、
「五体満足なら誰でもできる仕事でも、誰もやりたがらない仕事」というものがあります。
学生時代に“危ないバイト”の噂で盛り上がった経験のある人も多いのではないでしょうか。

なかには果敢にもそれらを実践したことのある人もいるかも知れません。
そういった過酷な仕事には労働者が集まりずらいので、雇用側は報酬をできる限り高く設定するしかないのです。

つまり、労働力の供給が需要に対して少ないために価格が上がるというものの例です。

労働力の供給が少ないパターンとしては、「誰もやりたがらない」のほかに「そもそもできる人が少ない」というものがあります。

つまり特殊技能や経験がないとできない類いの仕事で、これは習得のために一定の努力が必要なものになります。

「誰もやりたがらない仕事」、「できるようになるのに努力が必要な仕事」、どちらも辛いからこそ報酬が高いのだという考えが染みつくのは、いわば不自然なことではないのかも知れません。

しかし、別の要因もあります。

たとえば、この様な話。
彼は上司が嫌いです。朝起きるのも嫌いです。仕事そもそもが嫌いです。

しかし彼は生活のためには働かざるを得ないです。
毎日毎日蓄積されるストレスを何とかやり過ごすために、彼は自らに言い聞かせます。
「これを我慢するから給料がもらえるのだ」と。

繰り返し云いますが、
報酬とは、創り出した価値への対価です。

私たちは個々の技能に従って、あるいは建築し、あるいは教育し、PCのキーボードを叩き、包装し、整理し、デザインし、災害を防ぎ、料理し、演奏し、報道し、ヨガする。
対価を受け取れるのは、その一つ一つが他者にとって価値のあるものだからに他ならないと思います。

仮にそのプロセスが苦しいものであろうとも、また喜びに満ちたものであろうとも、ほとんどの場合、最終的に価値を享受する者には全く関係がないのです。

ですかから楽しんだ方がいい。やらされてる観で仕事をしても、それは単に刹那的な「作業」でしかありません。

仕事とは、人が人として在るべき姿を鍛錬して磨く修行のひとつであり、

磨かれた光の魂と共に世の中に「貢献」「還元」お返しの種を蒔き、耕す仲間たちを増やして行くことなのだと思います。

そして、
細かい個々のタスクが体力的・精神的にたとえ苦しくても、その向こうにある、創り出されようとしている価値を見つめて働けば、それらは喜びに変わって行くのです。

そして「仕事が辛い」というのは誰にとっても一大事です。多くの人にとって、仕事とは活動時間の大半を占めているものだから余計そう思います。

昔、私の父が「給料は我慢料だ」という言葉を聞いたことがあります。
ある種の皮肉だと思うのですが、これもちゃんと考えないと誤解を招く物言いかも知れません。

なぜなら、
“我慢”が直接報酬を発生させるのではないからです。

我慢した結果、何らかの課題が解決された場合に限り、それは「価値」となり、報酬を生むことも中にはあるでしょう。

実際　大切なのはその価値なのです。

例えばハイヒールで足を踏まれる痛みに耐えたからといってお金はもらえないでしょう？

もちろん、報酬を支払う者が「辛い思いをさせてしまったから、金額を上乗せしてやりたい」と考えたり、受け取る者が「辛かったので上乗せしてほしい」と主張したりする気持ちは理解できるところも、もちろんあります。

しかし、論理の裏を採って「楽しんでやっているのなら報酬は要らないだろう」とか「楽しいならそれは仕事ではない」などとするのは明らかな誤りだと思うのです。

楽しく遊んでいるように見えても、それが価値を生み出すための過程のプロセスであれば、それを仕事と呼ぶことはできるのです。

労働は楽しくていいのです。
なぜなら、人間　昔から　天才と云われた人たちは遊びの達人でもあったからです。

遊びが価値を生み、そこから対価が発生する。そういう仕事もたくさんあります。
プロアスリートや芸術家がいい例でしょう。

つづく

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ここまで読んでくださってありがとうございます。
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今日も最後までお読みいただきまして
ほんとうにありがとうございます

愛と感謝と光を込めて…

サッチー亀井

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