閑人帳


●「尖閣諸島は中国領である」と主張する日本人

 先頃、丹羽宇一郎中国駐在大使が、尖閣諸島問題で反日的発言をして、与野党、国民から批判され、謝罪するというブサイクな出来事がありました。日本の国益を守るべき立場の人間が、日本をけなし、中国のご機嫌取りをするなんて仰天もののお粗末な大使です。これで、彼の仕事に対する評価は8割引きになるでせう。もっとも、就任時からアブナイ人事と言われていたから、彼を選んだ民主党トップの責任も免れない。普通なら即刻更迭(クビ)になるべきなのに、任命責任を問われるのイヤで政府もキリッとした措置がとれない。


ところで、尖閣諸島問題で極めつけの反日意見を述べている団体があります。タイトルのように、尖閣諸島は中国の領土であると、堂々と主張しています。週刊「かけはし」という機関紙を発行している「日本革命的共産主義者同盟」という左翼団体。2003年1月に論文を掲載しました。長い文章なので、アタマ部分のみコピーします。(茶色文字が引用文)


釣魚諸島(尖閣諸島)は中国領である
      
~日本帝国主義の侵略と占領は国際法的に無効~

日本政府が「借地権」を設定

 一月初めマスコミは一斉に、中国や台湾との間で領有権を争う釣魚諸島(日本名・尖閣諸島)五島のうち釣魚島など三島を、日本政府が昨年四月から年間二千二百五十六万円で「地主」から借り上げていることがわかった、と報じた。その目的は、政府の「借地権」を設定して管理を強化し、中国側の上陸などを防ぐためであるという。
 これに対して中国外務省は一月三日、在中日本大使館に対して「中国の領土主権を損なう行為である」として正式に抗議した。中国政府は日本政府に対して「これらの島に対していかなる一方的な行動をとってもすべて無効である」と主張している。また台湾外交部も一月二日、「中華民国(台湾)は釣魚諸島の主権を有する。外国の政府や組織がどのように主張しようとも、この事実を変えることはできない」という声明を発表した。(以下略)


全文はこちらで・・・
http://www.jrcl.net/frame03123c.html


中国、台湾も絡めた歴史的経緯をのべて、尖閣諸島は中国の領土であると訴えている。ところが、文末に(歴史的文献と資料は、すべて第三書館発行・井上清著『尖閣列島・釣魚諸島の史的解明』によった。このすぐれた著作をぜひ学習してほしい)とあり、なんのことはない、これは団体の思想ではなく、一冊の本の内容をまるごと引用したような「論」だと断っています。自分たちの主張に利する内容の著作を選んで、だから、尖閣諸島は中国領であるというわけです。

 もし、逆に中国で中国人が「尖閣諸島は日本の領土である」なんて主張したら、即刻逮捕、ムショ入りです。良かったですねえ、日本人で。


ところで、老舗ブランドの「日本共産党」もこれに似た主張をしているのでせうか。カンタンに情報が出てきてびっくりしました。あちゃ~、全然違うではありませんか。  2010年10月にHPに掲載した論文のタイトルはこうです。
 

尖閣諸島問題 日本の領有は歴史的にも国際法上も正当
 ――日本政府は堂々とその大義を主張すべき――


本文はこちらで・・・
http://www.jcp.or.jp/seisaku/2010/20101004_senkaku_rekisii_kokusaihou.html


内容は、歴代政府の見解と同じです。要するに、尖閣諸島は日本領土であると明快に述べています。「共産」の名がついていても、180度考えが違うというわけです。・・にしても、老舗共産党が、ここまで現状追認で委員会?とマユにツバしたくなるくらいです。


反日をウリにする、革命的共産主義同盟は、原発反対運動にも熱心みたいで、電力会社や原発現場で「即時テッパ~イ」とか「再稼働ユルサ~ン」と叫んでる連中もこの類いの団体。被災地支援を叫びながら、ガレキの受け入れには「断固ハンタ~イ」と怒ってるのも、この手の連中ではないか。なんでも反対、とにかく反対、日本を貶めることに生き甲斐を感じている人たち。毎日、ご苦労さんでおます。

スポンサーサイト
坂上忍「これで痩せないなら諦めろ!」3週間でー7キロ!?
みんな成功!?バイキングで放送された「激ヤセ法」で-5kg達成者が続出中!...
「お腹、二の腕、背中」など気になる脂肪をまるまる溶かす驚きの痩せ成分◯◯◯...