早くなんとかしたい「残りヨーグルト」問題
冷蔵庫に残った賞味期限ギリのヨーグルト、気になりますよね。
即座に食べ切るにはちょっと多い、というやつ。困りました。
この「早くなんとかしたい残りヨーグルト」は人類共通の課題です。
今回はオカズの素材として一気に使ってしまう方向でなんとかしてみました。
スイーツ方向のアレンジはまたの機会に譲ります。
本記事では、和(あ)える、煮る、炒める。
この3つのアプローチでいってみようと思います。
ヨーグルトを「和える」
まずは和えましょう。
味噌と混ぜて。
冷凍野菜のいんげんと和える。仕上げはすりごま。
発酵食品である味噌とヨーグルトの相性の良さは広く知られた事実であります。
普通においしい。オカズ性高いです。
味噌は種類によって塩分量が違うので、混ぜる比率は各々味見をしながらやってください。
さらにもういっちょ和えてみます。
わさび醤油と混ぜて。
冷凍野菜のブロッコリーをチンしたものと和える。
酸味としょっぱ味、そこにわさびの爽やかな刺激。イカス。
わさびとヨーグルトは合う。
ブロッコリーが熱いうちに食べるとトリッキーなおいしさを楽しめます。すぐ食えるし、便利メソッドです。
冷凍野菜は便利っすね。こうしてちょっと試しにも使えるし、野菜価格高騰の際には頼れるストックとなりますし。
ヨーグルトで「煮る」
煮ましょう。
ヨーグルト煮のレシピは本格的なやつがたくさんありますので、本気の方はそちらを参照してほしいのですけども。
今回は、冷蔵庫を見て残りヨーグルトの賞味期限にびっくりして緊急避難的にオカズを作る僕らのためのクイック調理。
とりあえず形になる最小限の単位として、ヨーグルトとトマトのチキン煮をやってみましょう。
【材料】
- 鶏肉 300~400グラム(唐揚げ用なのでいいサイズで切れてる)
- 玉ねぎ 1/2個(すぐ煮えるサイズに切る)
- にんじん 1/3本(すぐ煮えるサイズに切る)
- トマト缶 1缶(400gのもの。便利なのでストックしてある)
- コンソメキューブ 2つ(煮物600ccぶん)
- ヨーグルト 好きなだけ
- バジル or オレガノ or パセリ 必要なぶんだけ
作り方っていうか。
鍋にトマト缶とヨーグルトを一気に入れて火をつけて。
具材を全部、コンソメキューブもろとも一気に入れて。
水をちょっと足して。
フタして20分煮る。沸いてきたら弱火にするのを忘れないんですぞ。
できた。オレガノまたはバジルまたはパセリをババっとふりかけると香りがよくなる気がします。
なんでもそうですが、スパイスとハーブは気持ち多めに使うと幸せになります。
たくさんできちゃったので保存容器でストック。
すげえシンプルだし、見た目はミネストローネの出来損ないみたいですけど、おいしいんスよね。食材があればもっと具材の種類を増やすとよかろうと思います。
まあそれはそれとして、ありあわせの材料でこんだけできりゃ上出来と考えましょう。
ハードルは自分で下げましょう。
ヨーグルトで「炒める」
炒めましょう。
なんか、東南アジアのほうでご飯の上にひき肉を炒めたやつをガパッとかけて食べる料理がありますよね。あれがおいしかった記憶があるので、思い出を頼りに再現してみます。
【材料】
- ひき肉 100~150グラム(牛、豚、鶏、なんでもいいです)
- 玉ねぎ 1/2個(みじん切り)
- しょうが 好きなだけ(チューブで十分)
- ナムプラー 大さじ1(ニョクマム、しょっつるでも代用可)
- ヨーグルト 好きなだけ
- 【パクチーの根っこ】 あれば入れる
油(分量外)をひいたフライパンに玉ねぎとしょうがを入れてチリチリと熱します。
玉ねぎが半透明になって、いい香りがしてきたあたりでひき肉をドカンします。
木べらでガシガシとほぐしましょう。熱で肉が固まる前に細かくしたい。
肉の色が変わったらナムプラーを入れて。
こりゃなんだ?
パクチーの根っこです。こんなこともあろうかと、パクチーを使うたびにコツコツと冷凍保存しておいたのです。いい薬味になるんですよ。
ハサミで細かく切って入れましたが、この5倍くらいあるといいですよ。このときは少しケチったのでぜーんぜん香らない。無念。
最後にヨーグルトをどっさり入れてガーッと炒める。
炒め煮みたいな感じというか、水分を飛ばしたいところ。
できあがったひき肉ヨーグルトを白飯にガパッと乗せて、せっかくなのでサニーサイドアップとパクチー(冷凍保存してた)をオン。
角が取れたヨーグルトの酸味とクセのある魚醤のうま味が未知のハーモニー。
もし鷹の爪やハラペーニョみたいなスコヴィル値(辛さの単位)の高いものがあれば、酸味と合わせてすこぶる爽やかになるはずです。
おまけ:ホットヨーグルト
ところで気になってたヨーグルトの食べ方があります。
ホットヨーグルト。なんとなくキモいじゃないですか。
でも実際おいしいという声もありますし、普段なら気が進まなくてやれなかったことも、ハンパに余ったヨーグルトなら失敗しても惜しくない。チャンス、チャンス。
You Gotta Chanceです。
なんでも、高温で乳酸菌が死滅しないようにちょっとだけレンチンするのがホットヨーグルトの作り方だという話です。
500wの30秒刻みで様子を見ながら温めました。
この量で30秒ちょいくらいかな。ぬるいくらいがちょうどいい。
ハチミツを加えていただきます。
先入観ではキモいんじゃないかって感じでしたが、ヨーグルトの酸味がいい感じに弱まって食べやすいですな。やさしいお味です。
案外イケるヨーグルトおかず
冷蔵庫に残ってるヨーグルト。普通に食べるには多いけど賞味期限が近い。
進退窮まった状態です。この場合はスイーツにしたり、シリアルにかけたり、賞味期限を気にしなかったり、いろんな戦い方があります。
ある外国人空手家がやってた「果物と一緒に白飯にかける」食べ方があるのも知ってます。ヘルシーすぎるよ。
今回はオカズの材料にして一気に活用してみました。
「案外イケるな」という感想です。