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【2018年版】Apple DeveloperProgram 申請・登録方法と更新の流れ(法人の手順もあり)

iOS アプリを開発しても、そのままでは App Store で公開することも、iPhone や iPad など実際の端末で動作確認することもできません。

iOS アプリを世の中に公開したい個人事業主や企業は全員、Apple 社が提供する Apple DeveloperProgram に登録する必要があるのです。

今回は「つくりたいアプリを自分でつくってみたので、個人的に世の中に公開して反応を見てみたい」「Web サービスを運営していて、アプリ化することになった」などという状況で、登録方法がよくわかっていないという方向けに、手順や注意点をご紹介します。

Apple Developer Program 申請の手順

全体の流れとしては

  • Apple ID の登録
  • D-U-N-S Number の取得 ※法人の場合
  • Developer Program の登録申請
  • 内容確認・審査 
  • 登録完了

という手順になります。

個人事業主と法人組織で異なるプロセスは、D-U-N-S Number の有無です。当然ながら、法人で申請する場合は架空の事業や組織ではないか、法人組織として成立しているかの審査もあります。また、会社として申請する際は代表など権限あるポジションの方が登録する必要があります。

会社組織として申請することで

  • チーム全体で機能やツールが利用可能(登録は一人でいい)
  • App Store の「開発者」欄に、法人名が使用できる

という違いがあります。

※ チームでの iOS アプリ開発の場合、Apple DeveloperProgram の登録は代表者だけで良いですが、作業としては開発証明書を作成・共有する必要もあります(今回はまず DeveloperProgram の申請を詳しく解説します)

Developer 登録にかかる費用

Apple Developer Program は、無料で登録できるわけではありません。

料金は個人・法人では変わらず、年間 11,800 円の一年契約になります。会社組織かつ、従業員のみ対象とした社内向けアプリを開発・運用する場合は Enterprise Program となり、費用も一年で 37,800 円と高くなります。

手順1. Apple ID を登録する

まずは Apple 社のページより Apple ID を取得します。

https://appleid.apple.com/#!&page=signin

プライベートで iOS 端末を利用している方はすでにお持ちだと思いますが、アプリ開発用の Apple ID を取得するほうが効率良く進められます。

また、法人での利用で、他の部署ですでに会社としての Apple ID を取得している場合は、そのアカウントを使用する必要があります。

法人の Apple ID は一社につき一つのみを割り当てることになっているため、法人の場合は DunsNumber とともに社内で事前に確認しておきましょう。

手順2. DunsNumber を取得する(法人のみ)

法人組織として申請する場合、The Data Universal Numbering System (D-U-N-S®)、通称「D-U-N-S 番号」を取得します。

D-U-N-S 番号は、Apple Developer Program または Apple Developer Enterprise Program に登録する際に、法人組織のステータスを確認するために使用されます。

Apple DeveloperProgram のために割り当てられた番号というわけではなく、企業の識別情報として広く利用されています。Dun & Bradstreet (日本企業は東京商工リサーチ) によって割り当てや管理が行われています。

DunsNumber の確認

知らないうちに D&B によってすでに組織に無償の D-U-N-S 番号が割り当てられている場合があります。登録する前に、D-U-N-S 番号検索ツール を使用して、番号が割り当てられているかどうかを確認してください。

直接申請すれば無料だが、日本語でサポートを受ける場合は費用がかかる

自社にまだ D-U-N-S 番号の割り当てがなければ、新規で登録申請することになります。

D&B 社と直接やり取りすれば無料で申請できますが、登録の手続きはすべて英語になります。日本企業のデータを管理している東京商工リサーチが日本語で代理してくれる有料サービスもありますので、サポートを受けながら申請したい場合は検討の余地があります。

直接申請を行う場合は、Apple の D-U-N-S Number Lookup for Company Enrollment から、”D-U-N-S Number Creation Request” を送信します。

https://idmsa.apple.com/IDMSWebAuth/login?&appIdKey=891bd3417a7776362562d2197f89480a8547b108fd934911bcbea0110d07f757&path=%2F%2Fprogram%2Fenroll%2FdunsLookupForm.action

追加情報として登記証明書などを求められる場合があるので、準備しておきましょう。

また、Duns 番号を取得しても、有効化されてさらに Apple 社のデータベースに反映されるまでには数日〜数週間かかります。 反映されていないうちに Apple DeveloperProgram の申請をしても登録できないため、ある程度時間がかかると考えてください。

手順3. Developer Program 参加申請

個人の場合は Apple ID、組織の場合は Apple ID に加えて D-U-N-S Number を取得したら、メンバーシップのページより Apple DeveloperProgram に登録することができます。

https://developer.apple.com/support/compare-memberships/jp/

Apple ID でログインすると画像のような状態になりますので、Individual (個人) か Company (組織) かを選択し、連絡先/住所の入力に進みます。

登録フォームの入力項目について

日本の事業者の場合、電話番号には Country Code として 81 を選びましょう。

2018 年 3 月現在の申請画面では、住所を入力する画面が二つあります。上は「Enter your home or business address in your local language.」とあるので日本語で、下は「Enter your home or business address using the English alphabet. Do not use special characters.」とあるので英語で(特殊な記号を利用せず)入力しましょう。

また、住所を書く際、英語では順序が逆になります。

  • Address Line1:番地
  • Address Line2:アパート・マンション名 (空欄でも可)
  • Town / City:市区町村
  • State / Province:都道府県
  • Postal Code:郵便番号 (空欄でも可)

登録されない場合

Apple のカスタマーサポートに電話かメールで問い合わせることもできます。無理に英語で書かなくても、日本語の文章で構いません。

https://idmsa.apple.com/IDMSWebAuth/login.html?path=%2F%2Fcontact%2Fsubmit%2Fjp%2F&appIdKey=891bd3417a7776362562d2197f89480a8547b108fd934911bcbea0110d07f757

手順4. Apple からの確認(法人のみ)後、登録完了

会社組織で法人登録した場合、Apple から確認の電話がかかってきます。審査や面談というほどの内容ではなく、口頭で住所や登録内容に間違いがないかという簡単な確認になります。

電話での確認が終わると、DeveloperProgram のアカウントが有効になります。

登録方法に関する補足

  • 会社でクレジットカードがご用意できない場合は、特別措置として他の支払い方も可能

立て替えの流れに関しては、こちらの記事が参考になります。

参考:Apple Developer Programの年間費用をクレジットカード以外で支払う方法

  • 契約者(登録作業をした人間)の PC で開発証明書を作成し、管理しておく必要がある

法人で DeveloperProgram を活用する場合、申請した人間がまず管理者 (Team Agent) となります。組織での iOS アプリ開発は、管理者が開発メンバーに権限を付与していく形になります。

開発証明書に関する記事はこちらを参考にしてください:

期限切れの前に!iOSのプッシュ通知用証明書(APNs)の更新方法

Apple DeveloperProgram 登録の更新

既存のメンバーシップの有効期限が切れる 30 日前から、「Renew Membership(メンバーシップを更新)」ボタンを押すことで更新作業ができます。

有効期限が切れてしまうと、アプリの更新ができなくなり、ストアにも公開できなくなります。有効期限は Apple Developer のサイトにログインすると確認できますが、更新忘れを防ぐため、契約時点でスケジュールに登録しておくことをおすすめします。

2018 年現在、日本ではまだ自動更新を設定できないため、更新しない場合はこの作業をしなければ自動的に解約という形になります。

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