Microsoft Excel 2016 基礎 (よくわかる)
- 作者: 富士通エフ・オー・エム株式会社(FOM出版)
- 出版社/メーカー: 富士通エフ・オー・エム株式会社(FOM出版)
- 発売日: 2016/02/12
- メディア: 大型本
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6月28日のエントリー は、久しぶりに「今週のはてなブログランキング」のトップテン入りさせていただきました。ありがとうございました。
あのニュースがずらりと上位を占めるなかで7位というのは、自分の記事ながら異色感を覚えました (^_^;
たくさんのブックマークコメントをいただいたことに感謝します。何件かは同記事の本文中に、リンク追記させていただきました。
今回も上位ブコメを一件だけ、引用させていただきます。
ゲスパーめ (-_-; ← 図星を突かれて動揺している
しかし思い返してみれば、いつの頃だったか以前は英会話と並んで Excel ネタが「はてなブログランキング」上位の常連を占めていた時期があったような、うろ覚えの記憶があります。
時あたかも、骨しゃぶり(id:honeshabri)さんのこちらのエントリーがホッテントリ入りしています。言及失礼します。
上掲リンク記事中には…
俺はExcel中級者*1なので、そう高度なマクロは組めない。
という文章があり、脚注には…
*1:VLOOKUPが使える人のこと。
とありました。今回に限ったことじゃないけど、骨しゃぶり さんは、なんつ~か「いろいろわかってる人だな」という印象を強く感じます (^_^;
強引に三箇条でまとめると
- 関数を調べて使える
- 関数の引数が多くてもビビらない
- 関数と絶対参照の合わせ技が使える
というところでしょうか。ただしエントリー中に上げている具体例は、いかにもなぶっ飛んだものでしたが (^▽^;
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新たに Excel を使わなければならなくなった世代は再生産され続けているのだから、Excel の tips に対する需要もまた途絶えることはないのだろう。
リアルでも昨日(7/3)、同僚とそんな話をした。ブログをやっていることを話している数少ない相手なのだが、向こうは「はてなブログ」を観測範囲に入れていないらしく、いつも反応は「ふーん」程度だ。こちらにはそれが居心地よい面はあるのだが。
その同僚は、副業として自治体主催のパソコン教室の講師もやっている。カリキュラムは「インターネット3回コース」というのからあって、そういうのは例えばお祖父ちゃんお祖母ちゃんがお孫さんとLINEを楽しみたいという動機があり、年配の人にはスマホよりパソコンの方が楽などという事情があるそうだ。
いっぽう、現役バリバリの受講者もいるそうだ。そういう人は、実務上「これがやりたい」という明確な希望を持っているだけ意識も高いとのこと。しかし率直に言って「あなたのスキルでそれを実装するのは、ほんの少し時期尚早ではないのか?」と感じるのがしばしばというのが、同僚の談である。
しかるにその「ほんの少し」を埋めるのが、自治体のパソコン教室という縛りの下では、かなりハードル高いらしいのである。ズバリ時間数が足りない。民間のパソコン教室だったら、家庭教師に移行するという手があるのだが、自治体主催だと建前上それも許されない。民間でもいい顔しないかな?
じゃあどうしたらいいのかということだが、私は パソコン教室を経営していた 経験がある。その経験に照らすと、ブログタイトルに書いた通り、ズバリ自習書を一冊独習するのが一番じゃないかと考える。
独習書というのも、ズバリ名指ししてしまおう。2013とか2010とか年次は違うが、FOM出版の「みどりのテキスト」こと『よくわかる Microsoft Office』シリーズをずっと使っていた。パソコン教室業界では、事実上の標準テキストに近かったように思う。
『よくわかる Microsoft Excel 2016 基礎』を一冊やれば、前述の「関数と絶対参照の合わせ技」の他、グラフの作成やデータベースの操作までが身につく。もちろん「F4」が絶対参照キーだというのも出てくる。
「POINT」や「その他の方法」など囲み記事が多いが、そういうのは後回しにして、まずは本文に書いてあることを忠実に書いてある通りにやり、章末の「練習問題」と巻末の「総合問題」を、解答冊子を参照しながらでもいいから全部やってみるのがいいと思う。
独習者を意識して、指示の通りに操作すれば、実際のパソコンの画面が紙面に印刷された画面と同じになるよう配慮されている。パソコン独習書はだいたいそういうものだが。
ゆっくりでも二週間ほど、早い人なら一週間くらいで、一冊できちゃうんじゃないだろうか。そうするとあとあと記憶に残るから、思い出したかったらページを繰ればいい。
余力のある人やもっと学びたい人は、『よくわかる Microsoft Excel 2016 応用』に進むといいだろう。世に名高い「ピボットテーブル」や「マクロ」が出てくる。やや高度な関数、条件つき書式、複合グラフなども出てくる。
ただし、汎用性という意味では若干範囲が狭くなる。ピボットテーブルやマクロを覚えたからと言って、実務に応用する機会があるとは限らないということだ。
しかしある程度の実力がつけば、実務の要請が出てきたとき、 独力で何とかすることも可能になるんじゃないだろうか? 拙い実体験の過去記事を、一件だけ貼ってみよう。
と、書いてから心配事が出てきた。世の中の変化は速い。今どきは紙の本の時代ではないのだ。パソコン教室を廃業してもう何年も経つので、業界の事情もわからなくなった。
Amazon のリンクをたどると、「みどりのテキスト」も KindleUnlimited 版 0 円を大いにアピールしている。電子書籍版では、どこが事実上スタンダードになっているのだろう? ひょっとすると web 上の無料記事か何かがスタンダードになっている可能性だってあるのだ。
他力本願だが、現在の状況に詳しい方がいらっしゃいましたら、コメント欄かブコメなど何らかの方法で、ぜひご教示いただきたくお願いします m(_ __;)m