日本に住む外国人を本国のスパイだと思っている愛国者たちがこの国を破滅させる。その1、 | 天才伊藤浩士先生の末の世の憂鬱ブログ

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 人口の減少と高齢化、若年労働者の不足という問題は、日本経済を縮小させる要因になっています。いくら金利を下げても、働く世代が少なく高齢者が多い社会の経済が成長することはあり得ません。

 今の日本は移民に来てもらって、日本人と変らない待遇と給与を保証する代わりに働いてもらうことと、国際結婚によって未婚化の拡大を阻止することが、有効であり、人口減と高齢化による経済の縮小を防ぐ唯一に近い方法なのですが、経済の拡大に直結する移民と国際結婚に反対する人たちがいて、その人たちの力が強大になっているので、それを実施したくてもできない状態になってきています。

 民主党政権が、観光客を年間3000万人に増やすという計画を発表すると、愛国者たちはシナ人3000万人を日本に呼び込んで、外国人参政権を与えて日本を中国に売り渡す計画だと騒ぎ立てました。

 民主党政権のときに中国人の観光ビザの取得基準が緩和されて、計算上は6億人が観光ビザの取得が可能になりました、これは自民党政権時代に決まっていたことであり民主党政権になってから施行されたに過ぎないのに、民主党政権は中国人6億人を日本に呼び込んで、外国人参政権を与えて日本を売り渡す計画だと愛国者たちは騒ぎ立てました。

 観光ビザと就労ビザとの区別もついていない、観光客と移民との区別もついていない稚拙な議論でしたが、これが日本のネットの中では大きな支持を得ました。支持の声の大きさの前に、区別がついていないことを指摘する声は、反日、売国、特亜の手先との非難にかき消されました。

 移民は生まれた国に居ても先が無いから外国に活路を求めようとする人たちであり、国家から特命を受けてのスパイなどということはあり得ません。日本人も昔はブラジルやペルーに移民しましたが、行った先の国でスパイ活動をやったという話は聞いたことがありません。大戦中にスパイ活動をやるとして日系人を収容所に隔離したアメリカ政府は、その誤りを認めて謝罪しています。先の大戦のときでもそうだったのですから、現代の移民がスパイであるはずがありません。

 ヨーロッパでは、移民を巡っては排斥もありますが、宗教や慣習の違いに基づくものであり、移民は本国のスパイだから追い出せといったものではありません。宗教へのこだわりの無さを考えると、日本は世界の中でも移民が容易な国になると思うのですが、現実には移民をスパイと思い込んている愛国者たちによって、世界で最も移民の受け入れが難しい国になっています。

 移民はスパイだとして反対する人たちが、人口の減少や高齢化に対して、移民に代わる提案をしているところは見たことがありません。野党には常に代案を出せと要求している人たちが、人口の減少や高齢化に対して移民に代わる代案を出していないのです。

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