投資会社が虚偽説明疑い ネットで仲介、監視委調査

社会
2018/6/21 16:57
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 インターネットを通じて小口資金を調達し、融資を仲介する投資募集会社「maneoマーケット」(東京)が、資金を集めた際に虚偽の説明をした疑いがあることが21日、市場関係者への取材で分かった。証券取引等監視委員会は金融商品取引法違反の疑いで調査、金融庁への処分勧告などを検討している。

 maneo社は、自然エネルギー開発会社から、バイオマス発電や太陽光発電事業への資金募集を依頼され、2016年秋から10%超の配当をうたって集めていた。しかし、開発会社が一部の資金を別の目的に使った疑いがあり、maneo社が当初と異なる説明をした可能性があるという。

 maneo社は、開発会社を巡る事業で数千人の投資家から約200億円を集めたが、今月11日、募集停止を発表した。

 「ソーシャルレンディング」と呼ばれる手法を使ったサービスを提供しており、信用調査会社によると、07年に設立、17年3月期の売上高は約1億8千万円。〔共同〕

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