NEW 台風7号に伴う大雨に注意、県内8日まで長雨

2018年07月03日 19時03分 ニュース, 防災

九州北部の日本海を北上している台風7号と本州付近に停滞する梅雨前線の影響で、和歌山県内ではあす(4日)朝から今月(7月)8日にかけて大雨が続く見込みで、和歌山地方気象台は、長雨による洪水や土砂災害に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、台風7号は、きょう(3日)午後4時現在、長崎県平戸市の西北西にあって、1時間におよそ30キロの速さで、北北東に進んでいます。中心の気圧は、965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートルで、中心から半径90キロ以内では、風速25メートル以上の暴風が吹いているとみられます。台風は今後、暴風域を伴いながら日本海を北東に進み、あす夜には温帯低気圧に変わる見込みです。

和歌山県にはあす午前中に最も近づく見込みですが、気象台によりますと、県内が暴風域に入ることはなさそうです。一方、台風に向かって暖かく湿った空気が入るため、大気の状態が非常に不安定になり、あす朝から昼すぎを中心に雨が強まるほか、あす未明から夕方にかけて北部の海上を中心に南よりの非常に強い風が吹く見込みです。また、台風が通過した後も、本州付近に停滞する梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込むため、今月8日にかけて断続的に大雨となる見込みです。

和歌山地方気象台は、長雨による土砂災害や浸水害に警戒し、最新の気象情報に注意するよう呼びかけています。

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