2018-07-03

消防団操法大会かい田舎の闇

去年の初めに関東から田舎移住した。

20代ということもあって結構可愛がってもらえるし仕事も序盤からやりたい事やれて充実してた。

今年の5月までは。

今年の4月消防団長とかいう人と自治会長が家に勧誘に来た。消防団自体はなんとなく聞いたことあったけど地元じゃ全く活動している気配がなくて何やるのか全然知らなかった。

団長には「まあ同年代と集まって酒飲むだけの集まりから。」と言われた。酒は好きだしこっちにコミュニティがあるわけでもないか特に拒否はしなかった。それに何か問題があれば辞めさせてもらえばいいやと軽く考えていた。

そんで4月中はなんとなく花見やらなんやらに出て酒を飲んでいた。でも若い人たち消防団への愚痴が凄かったのが印象的だった。

5月になって急に呼び出し回数が多くなった。なんでもソーホーかいもの練習をするらしい。そして俺はポンプ車の2番とかいうのをやるらしい。しかもこれから週5日も訓練があるらしい。話が勝手に進んでいて困惑した。

俺「ソーホーってなんですか?」

班長「ん、消防団大会

俺は「火消すんですか?」

班長「いや消火みたいな実践的なことより、動きの綺麗さを競う大会

俺「それ意味あるんですか?」

班長「いや、先輩たちが築いてきた伝統を守らなきゃだからさ」

俺「俺仕事で週5日も出れないですけど」

班長「うちの団長消防のために転職したよ」

全然意味がわからなかった。全然意味がわからないけど話がどんどん前に進んでいた。

とりあえず仕事を口実に休んで(実際、個人事業主からめちゃくちゃ忙しいんだけど)そのまま影が薄くなったところで退団しようと決めた。

でもダメだった。休みはじめて2日目の21時、仕事から帰ると幹部の人たちが家の前にいた。

団長「なんで来ない?」

俺「いや、仕事なんで」

団長「君は番員になったんだから来ないとみんなに迷惑かかるよね?」

俺「じゃあ辞めます。」

団長「無理無理。君が入ってくれたから前の2番員退団したから。」

埒が明かなかった。そのまま小一時間話したけど全然話が進展しないからとりあえず後日話し合うということで一旦帰ってもらった。

翌日、今日こそ退団しようと思って詰め所に向かった。幹部がみんないた。

団長「おう、待ってたよ。」

俺「あの、退団届け出しに来ただけなんですけど。」

団長「とりあえず一旦落ち着いて話そう。まあ飲みなよ。」

俺「いや、車だしこの後仕事戻るのですみません。」

団長仕事ってw君、個人事業主でしょ?なんとでもなるじゃん。」

俺「いや、個人事業主から駄目なんです。仕事やらないと飯食えないんで。」

団長「勤め人になりなよ。うちの工場紹介するよ。」

俺「今の仕事やるのがずっと夢でここまで必死にやってきたので。」

団長「ずっとってまだ20代でしょ?もっと良い選択があると思うけどなw」

心底ムカついた。学生ときからやりたい仕事でそのために経験積みたくて満員電車に6年耐えてその業界企業で働いた。経験事業計画煮詰まってきてやっとの思いで起こした仕事。お客さんにも喜んでもらえてるし売上も立ってきた。田舎からそれなりに地域にも貢献できてる自負がある。俺の生きがい。

それを全部否定された。

操法大会かいう糞の役にも立たない大会と比べられて。

殴っちゃう前に無言で帰った。

そのあとは何があっても音信不通にした。

家での待ち伏せ無視するようにした。

仕事に集中できるようになった。

でも今俺はほとんど村八分状態だ。この一件まではお客さんとして沢山来てくれた地区の人もほとんど来てくれなくなった。

一応外のお客さんが結構来てくれるから別に事業的には何とかなってる。

でも納得いかない。消防操法かい田舎の闇。

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