2018-07-02
■学校図書館と貸出履歴の提供
1年間で1人あたり142冊もの本を読む埼玉県三郷市立彦郷小学校「社会問題の根幹にあるのは読書不足」 | Living Entertainment
この記事が話題になっている。中でも児童ごとの読書傾向を担任が把握して個別指導を行う点には批判がある。
気になる点はあるが、厳密な議論をするには彦郷小学校図書室の貸出履歴の提供内容や指導内容が分からない。その点が詳しく分からない段階で先走って論じるのは危ういと思う。
さしあたってこの問題を論じるにあたって完璧とはいえないがネットで読めるいくつかの文献を紹介しておく。
・個人情報保護と図書館
・学校図書館と購入図書の検閲
・学校図書館と図書館の自由
第101回全国図書館大会東京大会第5分科会学校図書館2「学校図書館における図書館の自由を考える」
・学校図書館と貸出履歴の利用
山口真也(沖縄国際大学) 学校図書館における 貸出履歴の取り扱い をめぐる論点整理 -『読書指導』という名のレコメンド をどう捉えるか(第99回全国図書館大会 第7分科会 2013年11月22日(金)
(追記)
その後の記事で貸出履歴まで担任に伝えたりそれに基づいて指導したりはしていないことが報じられた。
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