教育長 澤村 憲次(さわむら けんじ?)
事件当時の大津市教育委員会教育長
民間企業で言うところの取締役社長、なのでいじめ自殺事件隠蔽対応に必死になる。また市長の意見に背いて裁判で争う姿勢。
・大津市立皇子山中学校代 第19代校長 (在任2006年4月~2008年3月)
「前々」大津市立皇子山中学校校長
・大津市教育委員会教育長 (2008年~2012年12月24日)
就任後2012年1月に目片信・前大津市長の退任に伴って辞任したが、翌2月に再任されている。
ニュース:前教育長の澤村氏再任 大津市教委
2012年12月24日、任期満了に伴い退任
生徒へのいじめに対する調査が不十分で教育行政に対する信頼を著しく失墜させたとして、 次長(57)を戒告の懲戒処分とした。学校教育課長(56)と同課長補佐(52)には文書で厳重注意した。次長は今月31日付で依願退職する意向を示している 。処分は市の第三者委員会が出した報告書を参考に、2月15日に設けた内部の分限懲戒審査委員会で決めた。一方、 本来組織の責任を負うべき当時の教育長と部長は「減給処分相当」(市教委)ながら、退職後で問われなかった。また、 第三者委の報告書では情報隠ぺいや自殺原因を家庭の問題に誘導したことなど市教委と学校の対応が指摘され、市教委は検証を終えていないが、松田哲男教育部長は今回で市教委側の処分は終了する考えを示した。
教育長とは
教育長は、市教育行政の実務レベルの最高責任者。市長が市議会の同意を得て任命する「教育委員会委員」で構成される教育委員会で任命される。基本的に教育委員会が使用する資料作成などを行う「教育委員会 事務局」の局長も兼任する(よって、委員会が事務局の都合の良いように動くことも珍しくない)。教育委員会委員の任期は4年で教育長も教育委員会委員の一人。教育長の任期はその教育委員会委員の在任期間と同じ。
大津市教育委員会 教育長の給料
大津市教育委員会教育長の給与等に間する条例
第3条 教育長の給料の額は、月額736,000円とする。
2 教育長の地域手当の月額は、給料の月額に100分の10を乗じて得た額とする。
3 期末手当基礎額は、給料及び地域手当の月額の合計額に、給料及び地域手当の月額の合計額に100分の20を乗じて得た額を加算した額とする。
年収1258万円x4年=5032万円。
退職金 1千万円。
これまでの発言
- 自分の息子が今回の被害者と同じ立場だったら?の質問に対し、
「わたしの子供は既に成人しておりますのでそういった事は起こり得ません」
「資料をスーっと見ただけだったので。見落としたんです。隠蔽じゃないです」
「いじめが原因? 被害者の家庭に問題がある可能性もありますよね」
「保護者との会見で批判がありましたが、先生がんばれということですよ」
「県警が強制捜査に来たので抗議しました」
「市長は和解すると言ってるが、遺族との訴訟は続けるべきです。」
「文科省に報告しなかったのは、どう報告するか考えてたら9ヶ月たっちゃっただけです」
「こっちも被害者」
週刊朝日 2012年8月3日号掲載
「澤村さんが『マスコミにばれなきゃ、たいしたことじゃない』『マスコミが騒ぎすぎる』という話をしていた。
今回も『どうして騒ぎが大きくなるのか』『こっちも被害者』『なぜ今ごろ、警察がしゃしゃり出てくるのか』『いじめが自殺の原因だなんて認めていないのに、この報道はおかしい』と不満げな表情で市教委幹部に言っている」
これまでの行動
- 少年自殺の3週間後、姉妹都市モスマン市(オーストラリア)訪問
当時、大津市議会議員から批判される
2011/10/11 少年が飛び降り自殺
2011/11/4 モスマン市訪問団の市長親書付託式
2011/11/5 モスマン市訪問団の出発式典
2011/11/6 モスマン市へ出発!
生徒へのいじめ調査アンケート実施日は、10/17-19と11/1(翌日以降回収)
- 学校側は全校生徒に対し行った2回目のアンケート調査を隠していただけでなく、自殺した生徒の遺族にアンケート結果を提示する際も、マスコミの口外しないという確約書を交わすよう指示
- 2011/12 教育委員会2011年12月定例会
大津教育委員会2011年12月定例会議事録
より抜粋
10月26日(水)、一部生徒について、事実確認の結果、いじめ行為があったと学校が判断いたしました。
次に、2 関係生徒への関わりについてですが、いじめた生徒については、現在学校へ登校できておらず、学校から家庭訪問や電話連絡を繰り返しているところですが、いじめ行為であったという認識を受け入れておりません。学校としては、粘り強く指導し、いじめたことを反省したうえで学校復帰できるよう関わりを進めていきたいと考えております。
- 2012/08/09 教育委員会2012年8月定例会でこの事件に関する声明発表)
大津市HPに掲載
- | 本文:PDF添付有 |
本文(PDFから文字起こし)
改めまして、昨年10月11日に亡くなられた中学生に対しまして、心からご冥福をお祈りしますとともに、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。
また、いじめに対して適切な対応ができなかったことを深くお詫び申し上げます。
私自身の反省と今後に向けての考えを申し上げます。
最初に、転落死亡事故後、学校はたいへん混乱した中で、授業を続けながら短期間で調査を求められ、調査が十分でなかったことについて、事故直後から市教委が主体となって、学校とともに調査するべきであったと反省しています。
遅きに失しましたが、市教委の中にいじめ対策検討委員会を設置していきたいと考えています。いじめの問題は早期発見、早期対応と組織的な指導体制が重要であると思います。今後のいじめ対策の改善策を策定していきたいと思います。検討委員会の設置について、本日の定例会で提案させていただきます。
次に、現在、該当中学校の生徒たちはたいへん不安な思いで夏休みを過ごしていると思います。地域の皆様やPTA等保護者の皆さまには、子供たちの安全・安心のために、また、元気な学校生活が取り戻せるように、様々な形でご支援いただいていますことに心から感謝申し上げます。
学校としての重要課題は、2学期を迎え、教職員が亡くなった生徒のことを真剣に受け止め、教師として何ができなかったのか、どうすべきだったのかを振り返り、自らしっかり反省することを、生徒たちに発信することです。
生徒はいじめを見たり、聞いたりしていました。
いじめの噂を聞いたのに、先生に言わなかったことで自分を責めて悩んでいる生徒がいると聞きました。
どうすればよかったのか、なぜ止められなかったのか。
生徒たちと一緒に、今回の悲しい事故を振り返り、亡くなった生徒は自らの死をもって何を伝えたかったのかを、みんなでもう一度しっかり考えることが大切だと思います。
最後に、現在、警察の捜査中であり、今後、第三者委員会が設置され調査されることになっています。
その結果を真摯に受け止めるとともに、全容解明のために、現在の裁判については継続していく必要があると思います。
今、申し上げたこれらのことについて、私自身が精いっぱいの努力をすることが私の責任だと思います。
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ニュース抜粋
滋賀県警察本部によりますと、15日午前8時前、大津市役所の教育長室で大津市教育委員会の澤村憲次教育長が男に襲われ、頭にけがをしたということです。警察によりますと男は19歳で、その場で取り押さえられ、警察が殺人未遂の疑いで詳しい経緯を調べています。澤村教育長は大津市で中学2年生が自殺した問題の対応に当たり、記者会見で「いじめも要因の1つと思っている」などと述べていました。
大津市教育委員会の 澤村憲次教育長(65)が襲撃された事件で、殺人未遂の疑いで逮捕、送検されたさいたま市の私立大1年の男子学生(19)について、大津地検は14日、殺人未遂と建造物侵入の非行事実で大津家裁に送致した。大津家裁は同日、男子学生を2週間の観護措置とすることや、事件をさいたま家裁に移送することを決めた 。
被害者少年の母によるホームページ「5.意見陳述」によれば、見張り役を含め加害者は全員、皇子山中学ではない。
加害者5人共、打出中学校出身なのに
ttp://www.mercury.sannet.ne.jp/kazuyo_aoki/newpage15.htm
署名用紙「見張り役3人の責任と真相追及を求め!」でも確認できる。
U中学生出身者5人に取り囲まれ
ttp://www.mercury.sannet.ne.jp/kazuyo_aoki/NEWPAGE9.HTM