shikiの提言
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弱発光状態のSCP-001-JP-a群

アイテム番号: SCP-001-JP

オブジェクトクラス: Ain

特別収容プロトコル: プロトコル"cosmo"を参照し、SCP-001-JP-aの隠蔽を最優先としてください。

概要: SCP-001-JP-aは高度約100km空域(以下、コズミックライン)に存在する起源不明の昆虫類と思われる節足動物群です。1942年10月3日のインシデントーV2(文書ーインシデント-V2を参照)による発見までSCP-001-JP-aはいかなる組織・団体からも発見の報告は記録されていません。SCP-001-JP-aの存在によるコズミックライン以遠への進出およびそれに付随する航空技術の発展に対する障害となることへの懸念を受け、19██年██月██日にプロトコル"cosmo"を提唱。同年██月██日に可決されました。

特性:19██年██月██日に行われた観測作戦により判明したSCP-001-JP-aの特性

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強発光状態のSCP-001-JP-a群

第一: SCP-001-JP-aはコズミックラインを基準とした高低差10Km以内の空間に、自身の身体による”壁”を構築しています。この”壁”は地球の上空全域を覆っており、コズミックライン以遠の観測実験は何重にも存在するSCP-001-JP-a個体の層により成功していません。また、SCP-001-JP-aの有する原理不明の耐久性と位相維持能力により███回に渡る突破の試みは全て失敗しています。
第二: SCP-001-JP-aは周期的に自身の体色を変化させます。観測地点ごとに群体差が存在しますが、おおむね青、赤、黒1を基準とした変化が観測されました。これらは地球の公転を基準としたサイクルでありSCP-001-JP-aの知性の存在を確立するものではなく、従ってSCP-001-JP-a個体同士の意思伝達機能が存在するかも不明です。海抜2326m地点からの観測ではこの変化をSCP-001-JP-aの体色変化と認識することは困難です。
第三: SCP-001-JP-aは周期的に発光状態へと移行します。このサイクルは第二特性のサイクルと連動しており、周辺個体が青色の場合には約███匹の個体が強発光状態へ、赤色と黒色の場合には約██████匹の個体が弱発光状態へと移行します。これらは第二特性よりも早い頻度で隣接する群体へと状態が引き継がれ、海抜672m地点からの観測では「発光物体がゆるやかに移動しているように見える」と報告されました。19██年██月██日にカルベン式温測機2を用いた弱発光状態のSCP-001-JP-aの温度測定実験の結果、███℃を観測。
第四: SCP-001-JP-aは不規則に糞便と思われる物体を排出します。排出された物体は重力方向へと落下しますが、質量に対してその落下速度は非常に大きなものです。回収した糞便は███████部門にて解剖されましたが、構成物質は未知の物質です。また、落下速度が過大となる原因はいまだ不明です。

さらなる特性の調査については文書ー███を参照してください。

 

 

プロトコル"cosmo"

概要


プロトコル"cosmo"とは、SCP-001-JP-aの存在によるコズミックライン以遠への到達が不可能であることを人類社会から隠蔽するための措置、SCP-001-JP-aの特性による人類社会への被害によってSCP-001-JP-aの発覚を防ぐための措置です。

SCP-001-JP-aの存在を隠蔽するために学術関係者、報道機関、航空技術関係者への緘口令および虚偽の知識の伝達を行ってください。航空技術関係およびコズミックラインに接触する可能性のある実験の現地担当者には必ず財団所属のクラス2以上のエージェントが採用されるようにしてください。困難な場合はクラスCまでの記憶処理が許可されます。実験結果は必ず事故またはコズミックライン突破としてください。虚偽の映像記録、音声記録、電子記録は情報統括部門が用意します。

コズミックラインの突破を現実的な情報とするため、O5評議会が可決したタイミングで人類社会への技術提供が行われます。この技術提供は各機関にSCP-001-JP-a隠蔽の協力への報酬として行われます。現在まで可決された技術一覧は文書001-プロトコル"cosmo"を参照してください。

学術書籍、報道機関、軍事勢力の情報操作は各組織の上層部との契約に基づき適宜実行してください。何らかの要因でSCP-001-JP-aの存在が発覚または発覚の危険性が確認された場合、SCP-███-JPの使用が自動的に許可されます。発覚が異常存在によるものである場合は機動部隊ガンマ-8 ”宙守” の派遣を最優先とし、必ず一般市民にはクラスB記憶処理を施してください。ガンマ-8の派遣が間に合わない地域の場合は到着まで最寄りの機動部隊を派遣してください。この場合の伝達は最優先コードとして扱うことが許可されます。

由来不明の飛行物体が地表に落下した際には機動部隊ベータ-2 "罪隠し" またはベータ-4 "ゴミ拾い" を派遣し、速やかに回収してください。いかなる組織であっても落下物を所有することは容認されません。必要であればクラスB記憶処理、カバーストーリー散布、情報統制が許可されます。
回収した物体はブライアン・ハルフォード管理官の研究室へ移送してください。

 

詳細内容は 文書001-プロトコル"cosmo" を参照

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

網膜認証 ― 完了

音声認証 ― 完了

指紋認証 ― 完了

 心拍数 ― 正常

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