中国は対馬防衛線をぼかすために尖閣にさらに出てくる…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
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■7/2放送 DHCシアター「真相深入り!虎ノ門ニュース」
首脳会談後、米朝の水面下交渉は全くうまくいってない。
北朝鮮は戦争は当面ないとアメリカを舐めてかかってる。
そんな時、マティス国防長官が来日し、安倍総理、小野寺防衛大臣と会談。
わざわざ日本に来た本当の理由とは?
しかもマティスさんはなぜ中国の話を?
他に、働き方関連法、TPP11、世界遺産に潜伏キリシタンなど、報道されない裏側を青山さんが解説。
あと、驚いたのは、昨年フジテレビの生番組で青山さんが玉木雄一郎氏と同席した時、獣医師会からの100万円の献金の話をしたら、「あるメディアの人」が青山さんになぜ台本通りやってくれないのか、玉木さんが怒っていると抗議が…。
とにかく今週も盛りだくさん(≧▽≦)!
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■7/2放送 DHCシアター「真相深入り!虎ノ門ニュース」
首脳会談後、米朝の水面下交渉は全くうまくいってない。
北朝鮮は戦争は当面ないとアメリカを舐めてかかってる。
そんな時、マティス国防長官が来日し、安倍総理、小野寺防衛大臣と会談。
わざわざ日本に来た本当の理由とは?
しかもマティスさんはなぜ中国の話を?
他に、働き方関連法、TPP11、世界遺産に潜伏キリシタンなど、報道されない裏側を青山さんが解説。
あと、驚いたのは、昨年フジテレビの生番組で青山さんが玉木雄一郎氏と同席した時、獣医師会からの100万円の献金の話をしたら、「あるメディアの人」が青山さんになぜ台本通りやってくれないのか、玉木さんが怒っていると抗議が…。
とにかく今週も盛りだくさん(≧▽≦)!
※元動画はこちら(7月3日午前0時現在)。URLが変更される(修正版がUPされる)こともあります。その場合は、DHCシアターの再生リストから、たどって下さい。但し、アーカイブは2週間の公開です。
※この書き起こしは要旨であり、一字一句この通りではありません。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
内容紹介ここから____________________________
(★)オープニング
(省略。今夜(7月3日未明)のサッカーW杯、ベルギー戦の話)
(1)日米同盟の抑止力強化 安倍首相とマティス氏
このニュース、北朝鮮っていう言葉は拉致事件に関してだけ出てきてるんですけど。
アメリカの軍の、あるいは軍事力のトップってあるマティスさん、国防長官がなぜこの時期に来たかといえばそれは当然、もう半月以上経ちましたけれども、6月12日の米朝首脳会談を受けてのことですよね。
で、こういうニュースって、今日これありました、昨日これありましたばっかり流れるけど、皆さんやっぱり共通して、いわば根本的に不思議に思っておられると思うのは、いま言いました通り、6月12日の会談からもう半月どころか、ずいぶん時間が経ってですね、何の動きもないんですよね(一同同意)。
一体どうなってるのかと思ってる方がまず根本的に多いと思うんですよね。
実はですね、これ、全くうまくいってないんですよ。
アメリカと北朝鮮の水面下のその後の交渉がですね。
それどころか北朝鮮は核関連施設の強化、改築、あるいははっきり分からないけど、おそらく濃縮ウランの増産体制までとってて。
それが何ていうか、その水面下の交渉を有利にするためにというよりは、もうアメリカは戦争しないんだと。
ま、当面って話ですけどね、当面戦争しないんだと舐めてかかって、別にバレても構わないという勢いでやってる気配があってですね。
僕の知る限り、トランプ大統領の周りもかなり最近不安が募ってて。
まあ早い話がマティスさんはこうやってアジアに来たけれども、ポンペイオ国務長官、本来交渉役って指名されてる、マティスさん交渉役じゃないですよね。
ポンペイオさんの方が、とっくに北朝鮮に、少なくとも1回、できればもう2回ぐらい行ってるはずだったんですよ。
行けるような状況じゃないんですよね。
で、アメリカのメディアはいま三度目の正直で、まあ1~2回、ま、2回セットしようとしてうまくいかなくて、三度目の正直で、この7月の上旬に行くんじゃないかって話、流してるんすけども、その裏を調べるとですね、これむしろアメリカの政府が、これ流してくれないかって感じで積極リークしてるんですよね。
っていうのは、まあ、北朝鮮で鼻面引きずり回されてるっていう不安感が強いんですよ。
それ見たことかとは言わないですよ、さすがに。
でもたぶん僕に言われる側はそう受け取ったじゃないかと思うんですけど、軍事力を使えませんって言った瞬間に、アメリカは何者でもないんですよ。
前もこの番組で何度も言いましたし、それよりも何よりもアメリカの政府と軍に僕は一国会議員としても、国会議員としては思い切りすぎた発言で、問題発言の一種なんですけれども、はっきり言わなきゃ分からないので。
つまりアジアにおいて経済力でずば抜けてるのは日本と中国であって、アメリカはすでに売れるものがほとんどないわけですから。
それははっきり言うと、兵器以外には売るものがない状況ですよね。
売れるものがない国の経済力っていうのは、はっきり言うと大したことないわけですよ。
それがものすごく発言力あるのは、怒らせたら戦争するかもしれないっていう一点だけなんですよ。
で、戦争をしたら相手がテロリストみたいに、難しい言葉だと、非対称戦って言うんですよね。
非対称戦っていうのは、こっちがこれぐらいの軍隊があるのに、テロリストっていうのは、ま、この(ボールペンの)キャップ1個みたいなもんじゃないですか。
でもこれがここ(鼻)にスポッと挟まると、2個はまると僕は死ぬわけですよ(一同笑)。
これがテロリストなんですよ。
で、本当はもっとちっこいわけですよ、目に見えないぐらい。
この非対称戦を除くと、相手が普通の国同士で戦うんだったら北朝鮮は吹けば飛ぶようなもんだし、チャイナでも勝てませんし、いわばアメリカが台頭に戦争した歴史があるっていうのは、かつての日本だけなんですよ。
ま、それを除くとですね、それを使いませんと大統領が言ってしまった、しかも日本の総理大臣と違って、アメリカの大統領は権限強いですから、それがもう(戦争を)やりませんと言ったに等しいってことは、北朝鮮がこういう振る舞いに出てるわけです。
それで、国防長官、軍を指揮するマティスさんが日本にやって来たわけ。
したがってですね、この表面と…、表面ももちろん大事なんですよ?二国間の話し合い、あるいは同盟関係、そしてマティスさんと安倍総理のようなトップ級か、安倍総理のように文字通りトップの話し合いっていうのは表面も大事なんですよ。
でも、水面下がその100倍以上あるわけですね。
で、表面に出てることはですね、改めて一平ちゃんが今読んで下さったニュースのようにですね、ミサイル防衛を含めて日米同盟による抑止力を強化していくことで一致したっていうのは、米朝の話し合いがどうであってもミサイルの脅威はそのまま残っていますよね、中国のミサイルはもっともともと脅威ですよね、したがって、ちゃんと同盟強化しましょうねってことを確認に来たんですよ。
ま、日本で、例えば自由民主党の議員ですら、イージス・アショアね、地上に置くタイプのイージスをもうやめたらどうだと言ってる人もいるし、それは全くの僕は間違いだと思いますが、それも含めて、きちんと今後も同盟でやりましょうってことを確認しに来た。
それからもう一つ大きな意味はですね、産経新聞の、一部の新聞しか書いてくれなかったけども、拉致事件の解決についてアメリカの国防総省と連携ってのは初めてのことですよね。
今までかろうじて国務省がいわば口先で連携してくれてたぐらいのことであって、時の大統領はブッシュ大統領と、それから今回のトランプ大統領は非常に強く連携してくれてますけれども、国防総省が前面に出てきた、あるいは国防長官が日本の総理と、拉致事件について一緒にやりましょうって言ったことはかつてないので。
だから、ま、直接的な言い方じゃないけれども、北朝鮮が日本の拉致被害者、ほんとはアメリカにも1人いらっしゃって、アメリカ政府がまだ証拠を掴みきれてないから認定できてないんですけれども、いずれにしろ拉致被害者をそのままにするんだったら、米軍が動くこともあり得るという意味で、という意思表示で、こう意味が非常にあるんですよね。
それはまあ表に出た分ですよね。
で、水面下の部分と言うとですね、これは安倍総理とマティスさんが直接どういう言葉で話したかっていうのは、僕は仮に知ってても言ってはいけませんけれども、趣旨はですね、要は大きく言うと2つあってですね。
米朝首脳会談は、トランプ大統領と金正恩委員長の握手は、僕がさっき言ったこととあえて言うと真逆で、戦争やらないって意味じゃありませんよってことです。
それを直接マティスさんがいわば、トランプさんのもちろん代理であると同時に、米軍の代弁者として、日本のトップに会って、直接その表に出ない、決してプレスリリースしない、メディアには明らかにしない、あえて国益のために伏せておく中身として、あの会談の意味するところは、戦争の選択肢をなくしたわけではありませんと。
それから日本側は実は相当情報とってるってこともマティスさんは分かってるから、米朝の実務協議が、今と同じように全然うまくいかない、北朝鮮はミサイルや核廃棄するどころか、まあ1個の核も廃棄してないし、1発のミサイルも捨ててない、それどころか新たな開発の準備をしてると。
こんなに舐めてたら、やがては恐ろしい結果を招くということはあり得ると、いうことをですね、伝えに来たんです、直接。
それが一つと、それからもう一つはですね、日本の備えについて、したがって、このイージス・アショアをやめたらどうだと、自由民主党の中からも出てくるってなこと、だけではなくて、もしもその去年の秋にアメリカ軍が準備したような北朝鮮への総攻撃行われたとすると、日本は憲法9条と平和安全法制の範囲内ですけれども、後方支援するんで、その準備を維持し続けるっていうのは特に日本にとって大変なんですよ。
日本は防衛は5兆円しかなくて、いつも言ってる通り、5兆円って言うけども、人件費とローン払いでこのへんまで来ちゃってる(予算のほとんどを占めている)んですからね。
このわずかな所プラス、まあ防衛費以外の予備費を、直接防衛に使うことできないけれども側面支援で使ったり、もうあの手この手、法律の範囲内で、決して法律のルールを外さない範囲内で、この備えを続けるっていうのは大変な負担なんですよ。
だもんで、電話とかそういうわけにいかなくて、マティスさんが日本の備えはそのまま続けて下さいということを言いに来たっていうのが、本当のことなんですね。
で、まあアメリカも日本もこれは、ま、じんわりと北朝鮮にいわば伝わっていく。
もっと簡単に言うと、筒抜けになる。
北はもうとにかく情報大国ですからね。
戦争が弱いと情報が強くなるから。
だもんで、それも、ま、期待してるわけです。
だから、かなりマルチな意味合いが込められている動きなんで、ちょっとこう表面的なニュースだけではとてもわからないんですよね。
だからその下のですね、そのマティスさんと直接のカウンターパートナーの小野寺防衛大臣の話ってのも本当はそういうことなんですね。
(2)北朝鮮完全非核化へ連携 日米防衛相会談
これは、皆さんいつも、僕は元記者だったこともあってですね、メディアを、オールドメディアであっても上手に活用するってことをね、皆さんに提案してますよね。
上手に賢くオールドメディアも利用すると。
こういうのを難しい言葉で言うとメディアリテラシーって言っててですね。
くどいですけど小池百合子都知事が、パラダイムシフトっておっしゃっていこうカタカナ…(笑)、これ良い傾向だと思うんですけど、僕も含めてですね、使いにくくなってるけど、メディアリテラシーってのもわかるようなわかんないようなカタカナなんですけど、まあ、不完全なメディアを上手に活用しましょうという意味なんですよね。
ということはニュースの尻尾つかまないといけないんですよね。
このニュースの尻尾はですね、小野寺防衛大臣がアメリカのマティス国防長官と、防衛省で会談したんですね。
つまりわざわざ向こうが日本に来たんですよね。
それで、さっき言った通り、マティスさんは米朝の6.12の異様な握手を受けて来たんですって言いましたよね。
それなのにこのニュースは、会談の中身、いきなり中国の話なんですよね。
それも「中国が領有権を主張する沖縄県の尖閣諸島に関して、日米安保条約5条が適用される」。
何のこと言ってるかというと、チャイナが今みたいに、針で毎日突くみたいなやり方だけじゃなくて、例えば陸兵を偽ってですね、さすがに中国はもろに陸軍を上陸させるだけの力もないけれども、これからやがて台風が激しくなってくると、台風による緊急避難だとか言って、実はそんな感じで、前から中国が計画はしてることはもう情報からして間違いないですよね。
そういうことがあった時に、日米安保条約を適用して米軍も出るぞと。
自衛隊は防衛出動をかけられれば出ますけれども、それだけじゃなくて、自衛隊が出たならば、今みたいに自衛隊が出ないで海保だけじゃ米軍は出ようがないけれども、自衛隊がもし防衛出動、閣議決定されて出れば、米軍も出るという意味ですよね。
話を元に戻すとですね、北朝鮮とアメリカが握手したって話なのに、なんでいきなり中国の話になるんだと。
これはニュースの大事な大事な尻尾なんですよね。
この記事はですね、僕はいつも古巣の共同通信をぼろくそに言ってばっかりだけど、これはだからね、いいセンスしてるんですよ。
なぜかと言うと、今は一平ちゃんにあえて読んでいただかなかったこの記事の後段にはですね、小野寺さんとマティスさんは、北朝鮮の核兵器を含むミサイルをちゃんと捨てさせましょうということで一致したとか、あるいはアメリカと韓国の合同軍事演習の中止は、あくまでも北が実務交渉でちゃんとやるようにって意味ですよということやりましたっていうのはですね、あとに来てるんですよ。
普通の記者、普通のデスクだったらこれ、間違いなくそれを前に出して、で、最後の方にまた中国の件についても話し合ったと書くか、あるいは無視するか。
これ例えば、記者が上げてくるとデスクは、これは本筋じゃないだろ、これはマティスは北朝鮮の件で来たんだろ、だから切ろうと、パッと切られるというのが普通なんですよ。
それを前に出してあるというのは、ちょっと言い方きつくなるけど、珍しく本質にやや迫る。
但し、これも読者の側が鵜の目鷹の目っていうのか、あれ、なんでチャイナの話が前に出てるんだと。
これは非常に大事なところですね。
まず、マティスさんは安倍総理とすでに大事な話をしてるわけですよ。
つまり北朝鮮との実務協議がうまくいってないので、戦争の構えを崩してないと。
日本はそれにも協力してくださいと。
で、本来は防衛大臣に言うことだけど、あまりに事柄が重大なんで総理に言った。
で、本当はですね、マティスさんは来る前に、小野寺防衛大臣、小野寺防衛大臣は本当に信頼されてるんで、アメリカもまあはっきり実名出して申し訳ないけど、田中直紀防衛大臣の時なんかに、もう困り果てて、話が通じないし。
(居島一平:記憶に新しいですね、あの方はね…)
いや、まあちょっとあれ、あの防衛大臣は、本人とっても本当に辛かったんじゃないかと思うんですが。
いろんな防衛大臣がいたのも事実なんですよね、特にね。
アメリカの国防長官だって様々だけど、ま、正直言って水準以上保ってきたけど、日本はそうじゃないんですよね。
特に防衛大臣って票が取れないから、嫌がる人まで全然ないわけじゃないから。
ま、なりたくてなれない人も多いけれども。
最近でこそずいぶん地位上がったけど、前は、谷川さんというね、当時の現役の防衛庁長官、落選して、本当に地元に帰れなくて、しかも防衛のトップって選挙区で評価されないから、広島だったんですけど、テレビで大泣きしてるところがずっと映されたりですね。
谷川さんいろんな仕事なさったのに、いま引退なさってますけど、生涯あればっかりやられるわけですよね。
だからどうしても質が凸凹するわけですよ、日本の場合は。
アメリカはもう国策のトップだから、戦争国家なので、良くも悪くもですね。
で、小野寺防衛大臣は非常に信用されてるんで。
で、マティスさんはもちろんなんだけど、いわばアメリカの安全保障の一番大元っていうのは、例えばマケイン上院議員ですよね。
ご病気されてたりしてるけれども。
(居島一平:共和党の重鎮の…)
皆さん知ってる話だろうけどもう一回言うとね、ベトナム戦争で捕虜になって、その時にマケインさんっていうのは、一家に将軍がいたりそういう人なんで、ベトナム側が、戦争中だけど気を使って、つまりやっぱり独裁国家の常識として軍の将軍の孫とかを、捕虜にしていじめたらアメリカ軍の攻撃ひどくなるかと思ってですね、これは特有の考え方です、独裁国家の、ベトナムもそうですから、だから先に釈放しようとしたわけです。
マケインさんはそれを敢然と断ってですね、体がすでに痛めつけられてた他の人を先に釈放させたということも含めて、本当の英雄なんですよ。
そのマケインさんが小野寺防衛大臣を非常に評価してるんで、米朝の実務協議ががうまくいってないとか、それから戦争の準備は外してないとか、すでに知ってるんですよ。
だから今回来たマティスさんは、小野寺さんには改めてそれ言う必要はないんですよ。
もう事前に知ってるから。
安倍総理も知ってるけども、目を見て直接、で、安倍総理、英語わかりますから、丁寧に説明したと。
で、小野寺防衛大臣とはですね、その話を繰り返す必要がないから、北朝鮮とアメリカの融和を見て、中国は朝鮮半島全体を韓国も含めて飲み込もうとして。
だからすでに、防衛線がすでにね、朝鮮戦争はまだ休戦から変わってないけれども、実質的に38度線からね、朝鮮半島を真っ二つにしてる。
38度線がもうこのへんに降りてきてる。
感覚で言うと、このへん釜山ですけど、もうこういう感じなんですよ(点線が38度線という感覚)。
で、それが必ず対馬海峡まで来ますよと。
かつて日本海海戦で、帝国海軍がロシアのバルチック艦隊を沈めた対馬のあたりまで、降りてきますよっていうのがこれは、もう論を待たない。
これ違います、後ろに下がります(38度線が北上する)と言う人は、評論家とかの話じゃなくて、実務家でいないんですよ。
したがってこの時(防衛線が対馬まで降りてきた時)にどうするかっていうのを、先に話し合おうと。
で、この時にですね、中国は尖閣への圧力を強めて、ここに関心を強めて、このへん(対馬のあたり)は、ぼかそうとするだろうと。
つまり日本が目を覚ます、端的に言うと憲法9条が改正されると、どんなに強い国になるかっていうのを、一番知ってるのが朝鮮半島と中国なんで。
で、ほんとはアメリカと。
で、けっこう憲法9条改正に繋がるような圧力はごまかしたいんですよ、中国としてはですね。
憲法9条改正は悪いことだという話を、続けさせたいので、もう尖閣については、中国から見たらですね、沖縄の翁長知事を巻き込んでて。
皆さんそうでしょ?
沖縄県の翁長雄志知事は、米軍の悪口こそ、国会議員としても責任持って発言してるんですよこれでも、悪口こそ、つまり悪いことだけずっと言ってるけれども、中国が武装して沖縄県の石垣市の尖閣諸島に入ってきてることに言及したことは全くないんですよ。
考えられないでしょ?
これね、沖縄沖縄って言うからやっぱり僕らは、自分のこととして捉える人だから皆さん(スタジオの前に)来てくれてんだけど、それから見てくださってるんですけど、でもやっぱり自分の住んでる県、あるいは府県、あるいは東京都で考えたら、仮に、ここ東京だから東京で考えたら、硫黄島含めてですね、小笠原諸島に、地図出してくださってるけど、小笠原諸島って今この辺にずっと繋がっていて、硫黄島がちょうどこの辺ですよね。
で、この辺に、ま、本当は中国この辺に来てるんですけど、本当は中国は上がってきててですね、父島、母島が、例えば父島に龍柱っていう、中国の皇帝に冊封されてるって意味の龍の柱がすでに建ち、そして経済は中国人の観光客、工作員も交じった観光客で、父島、母島も、それから三宅島も大島も全部こう浸食された状況になっていると。
で、そこに中国の武装船が入ってきてると。
しかも領有を主張してると。
その時に、小池百合子東京都知事がね、一言も言わないと。
実際とは違いますよ、仮に、小池さんが、仮にね、横須賀にアメリカの第七艦隊いるのはけしからんとか、横田基地もけしからんと、アメリカ軍の悪口ばっかり言ってて、中国の武装船が小笠原諸島に入ってきてることは何も言わなかったら、どれだけ異常ですか?
それ、もう沖縄、日常なんですよ。
当たり前になっててですね。
この尖閣に近いというか、自分の市の領域の石垣市の中山市長が、例えば自衛隊の部隊を導入することを考えてるけども、それはもう強い反対で色々苦労したりしてるわけですよね。
で、それ考えるとですね、中国にとっては、この中国の軍事力がここまで(対馬のあたりまで)降りてくるのは、やっぱり日本人はまだ慣れてないから刺激するだろうと。
それから本当に目の前ですよね。
まあ中国海軍の船が出てきたら見えるかもしれないっていうことですよね。
で、それがやっぱり、ここ(尖閣)だともう、いわば飼い慣らしてるつもりなんですよ。
僕はこの番組で何度も具体的に申し上げた通り、福岡のヤフードームの目の前にある中国の総領事館は工作拠点で、そこの総領事が那覇に入って、秘密会も開いて、県知事選挙にロシアと違う意味で介入すると。
翁長さんが介入頼んだと言ってませんよ、僕は。
それは事実に反しますから。
でも中国の方が手を入れてきたのは事実で、もうこのへん(沖縄、尖閣)はずっと、当たり前にしてるんだと。
だから話を戻すと、マティスさんと小野寺防衛大臣、あるいは日米の共有してる感じは、中国はここ(38度線→対馬まで防衛線が降下)から目をそらすためにここ(尖閣)にもっと出てくるだろうと。
だからその時に自衛隊の力じゃ不十分っていう意味で本当はなくて、憲法9条があると、要するに国の交戦権はこれを認めないと。
で、中国は赤い旗立ててくるわけですから、五星紅旗を立ててくるわけで、その時に明らかにそれ(9条)が邪魔になって身動き取れない時に、かろうじてアシストできるのは日米安保条約だけだから、第5条が適用されるってことを今回確認したんです。
だから実はですね、この二つのニュースっていうのはそういう意味合いがあるので。
これオールドメディアは本当に困ったものだなと。
こうやってダーッと左に、顔も地面に当たるんじゃないかみたいに左に傾いてるということ、だけではなくて…。
(外の歩道でトラブル発生?おまわりさんが来て、ギャラリーの一人と会話。車を止めてた?荷物が…?結局、何事もなかったようです)
話を元に戻すと、だからこういう深い想い、重大な意味を込めたニュースなんですが、だからオールドメディアはさっき言った通り、左に傾いてるだけじゃなくて、浅瀬でチャプチャプ水遊びしてるだけで、海の深みを教えてくれないんですよ。
でも、それが大事なんで、そのかわりこちらも、たまにこういうね、ニュースの尻尾を、これちゃんと尻尾送り出してくれて話なんですから、マティスさんと、なぜ中国の急に話なのと。
そこのところはネットも活用して、あるいは「虎ノ門ニュース」を活用していただいて…。
(居島一平:恐れ入ります)
「虎ノ門ニュース」は果たしてニューメディアなのかっていう問いかけも僕のブログに来るんですが、そうです、ニューメディアです。
月曜日以外は正直知らないですけど、だいたい台本が最初からないでしょ。
某フジテレビでですね、やや時効だから言っていいでしょうが、玉木さんていう方と生放送で一緒になった時にですね、僕は冒頭、玉木さんに向いて、あなたは日本獣医師会から100万円を受け取っているんですから、いま国会で議論になってるか加計ついては発言する権利がありませんと、いう意味のことを本人に申し上げました(一同笑)。
※某フジテレビの番組=2017年7月26日「グッディ」
それ番組終わった後ですね、本人が謝罪なさったんで個人名上げませんが、あるメディアの人がですね、抗議してこられた。
なぜ台本通りやってくれないんですかと。
あんなもの台本になかったと言われたから、台本、そもそも僕は受け取りませんよと。
何が台本だ!タレント扱いするな!と。
国会議員だから言ってるんじゃなく、その前から、台本なんか受け取ったことないぞ、何を言ってるんだあなたは!と。
そしたら、いや抗議します、だいたい玉木さんがすごくお怒りなんですと。
そんなもん知るかと。
玉木さんも苦情あるなら僕に言って下さい。
僕、一回も言われたことないですから、玉木さんから。
それでまあそこで、僕は、分かりました、全部ブログに書きますと言ったらですね、ちょっと彼のとった行動かわいそうだから言わないけども、びっくりの謝罪をなさったから、ここは僕の甘いところで、分かりました、じゃああなたそこまで謝るんだから、ブログ書くのやめましょうと。
その時は実名で全部書くつもりだったんですけどね、本当は書いた方が良かったかもしれない。
うちの当時の清水麻未、今の三浦麻未は、そんなの書けばいいんですよと(一同笑)。
全部実名で書くべきですと(一同笑)。
(居島一平:容赦ないですね(笑)。青山さん、武士の情けですね)
今言える範囲で、もうギリギリのところまで申しましたが、事ほど左様に、台本で動いてる社会なんですよ。
それが正義、不正義だけじゃなくて、日本を本当にダメにしてるんですよ。
これ敗戦後の特有の現象っていうわけじゃなくて、戦前から続いてるから、最後の最後でアメリカに負けるってことになったとも僕は考えていてですね。
誰が悪いとか、だからブログに実名で書いたりしないのも、個人攻撃になっちゃダメなんですよ。
玉木さんは現職の国会議員だから申し上げたんであって、個人攻撃はダメです。
本当は僕、国会議員も個人のことになるべきじゃないと思ってます。
玉木さん今、(参議院の)野党第一党の責任者ですからね。
それは甘んじて受けていただかなきゃいけない。
献金問題と加計の追及が関係あるのかないのかっていうのを、ご本人は説明されてるつもりでも、説明を受けたつもり、与党議員だけじゃなくて国民はないと思いますから。
(居島一平:納得してない人が多いと思いますよ)
だから申し上げたんであって。
決して個人攻撃してるんじゃないってことをおわかりいただきたいんですが。
まあ、あえてちょっと余談も含めたんですけれども、ま、こういう動きなんですよ、今ね。
ということはですね、例えば安倍総理の指導力、こういう時にマティスさんに何を、目を見て何を言うことができたかっていうのは、国運を左右するんですよ。
それが全然表に出てこないんですよね。
これはマティスさん、日本にお見えになった後の反応、マティスさんは非常に口の堅い方で、あれこれ簡単な感想ってのをおっしゃらない方ですけども、ただ国防総省、軍の側から、ま、国会議員というよりは、国会議員になって本当はやりにくくなったですから、民間っていうか専門家のはしくれの僕のところに伝わった雰囲気では、安倍総理の指導力に感嘆したそうですね、マティスさんは。
国内で足引っぱられて、いろいろ大変だとわかっていて、それ心配したんだけども、決然としてて。
それも、これは僕も最近安倍総理について改めて感じたんですけど、やっぱり理解が深いですよね、僕が言うのは僭越ですけどね。米朝の話し合いの本当の姿、もちろん安倍総理は表では会談を評価しますとは言えないんですよ。
でも本当はトランプさんの強いところ弱いところ、一番強いところはシンプルなんですよね。
いつも最近、似てない真似をしてる通り、「アメリカファースト!!!」っていつもこういう言い方じゃないですか。
でもトランプさんってある意味わかりやすい人だなと思うのは、あそこ一点に絞ってるんですよ。
で、これはアメリカ第一主義っていうのでなくて、古きアメリカに戻るんだと。
世界の面倒はもう見ませんと。
自分の面倒しか見ないと言ってるわけですよ。
この簡潔さ、わかりやすさが何と言っても強みで、でも逆にその強みを発揮しようと思ったら、もう国際社会の仕組み、アメリカが血と汗と涙で作ってきた国際社会の仕組みから、全部抜けようとしてて。
(居島一平:WTOからも何かね…)
そう。TPPもそうですし。
だからアメリカが70数年ですね、第2次世界大戦の途中から、だから75~6年かけて作ってきたものを一人で壊そうとしてるから、当然言ってることは奇異に、つまり非常に不可思議に映るわけですよ。
普通の物の言い方、オバマさんみたいに八方美人で言われてもこれわからないから、もう無茶なこと言うしかないわけですよ、これ叩き壊そうとしたら。
で、それが非常に弱みになっていって、だから例えば北朝鮮と戦争してる場合じゃないっていうふうにもなるわけですよね。
だからそういうことをですね、今言ったのは僕の言葉ですけど、言葉は違うかもしれないけど、理解してるっていう意味では、安倍総理はやっぱり世界の指導者の中でも、僭越な言い方ですけどね、出色ですよ。
こないだカナダに集まったサミットの首脳を考えてもね、あの時のメルケルさんとか、とにかくもうトランプさんと肌が合わないって顔に出てしまってて、最初から話になんないのと…。
(居島一平:カナダのトルドーさんともだいぶ揉めたみたいですしね)
まあその貿易っていう、いわば背に腹はかえられない、の、その腹の方ですから貿易は。
今、貿易なしで成り立ってる国ないですから、北朝鮮も含めてね、実は。
だからみんなもうこうツンケンしちゃったわけですけど、安倍総理だけはツンケンしなかったんですよね。
で、これを日本のオールドメディアは擦り寄ってるとかなんとか言うんですが、それもう全然話が分かってないっていうかね。
(居島一平:裁定役になってたんですよね。すごい…)
(3)働き方関連法が成立 罰則付き残業規制
(ざっくりまとめ)
僕は厚生労働委員会の委員じゃないんですが、委員一人がぎっくり腰になられまして、1回生議員の義務として差し替えを受けました。
委員会でも本会議でも、傍聴席に過労死なさった労働者のご遺族もお見えになり、たくさんの反対論があるのも僕は承知しています。
但し、ちょっとひとつ言うと、野党側の議論というのは、そういうご遺族にも賛成、反対の人、実は両方いらっしゃるんだけれども、この法案に否定的な方の遺族を、何かこううまく前に押し出そうとする。
利用しようとするっていうのはちょっと言い過ぎだと思うけど、前に押し出してっていうのが僕はなかなか納得できなくて。
特に委員会通った翌日の参議院の本会議でね、もうさっき言った個人攻撃なんですよ、野党の反対討論というのはですね。
本会議で採決する前に反対討論ってあるんですけど、もうそれがモリカケも含めてですね、こういうやり方の内閣はけしからんと、労働者を過労死に導くって話ばっかりするわけですよ。
しかし現状の労働法で過労死がたくさん出たんですよ?
で、それをどうするがなくて、とにかく残業を多く出すと、今度もういよいよ罰則ですよと。
史上初めての本当の大改革ですよね。
そういうところっていうのは僕は一致できるはずだと思うんです。
今までの制度で過労死してるのに、残業が増えすぎると罰則が起きますよと、企業はもうすでに、大企業はもちろん中小企業もすでに備えを始めてるじゃないですか。
それで実際に残業が減ってるから、残業代が減ってるわけですよね。
で、減った残業代が例えば賞与なら賞与で労働者に還元されなきゃいけないけど、そういうところを与党をちゃんと追及して担保するっていうのが、いま政権持ってない党の僕は役割だと思うんですけど、これでみんな死ぬんだみたいに言って、今までいっぱい過労死が出てるから問題なのに、それはどっかへ飛んでるわけですよね。
(以下、共同通信時代の青山さんや他の記者の残業の実態、梶山静六法務大臣の話も織り交ぜて)
そういう現場から見ると、とりあえず今回の働き方改革関連法案で、罰則付きの上限規制ができたっていうのは、すごく大きいですよ。
日本はルールを守る社会なんで。
抜け道もいっぱい出ますよ、でもそれはすごく大きいですよ。
それから派遣と正社員との賃金を同じにしなさいというルールも初めてできたのも、これもものすごく大きいですよ。
こういう法律はとにかく動かしてみて修正していくのが大事なんで。
今回、僕は大変だったが、世にも稀なものを現場で体験できた。
付帯決議というのがある。
普段は刺身のつまのように扱われるんですが、これが47項目もあったわけ。
高度プロフェッショナル制度で、企業側があなたは高度プロフェッショナルだと指定して、労働者の権利がないみたいにされると困るから、労働基準監督署がちゃんと見ろとかいうのを47項目。
国民民主党は法案には反対したけど、可決した後の付帯決議は実は自由民主党と一緒に出したんですよ。
いうことはこの47項目を、国民民主党の小林正夫さんというベテラン議員が読み上げる。
読み上げないといけない、議事録残すために。
それを聞いてるだけで40数分間。
大変だったと思うがこれを全部読み上げたんですよ。
すると立憲民主党や共産党は、欠陥法案だからいっぱい付いてるんだと。
そういう見方もできるだろうけど、同時にこれは初めての労働の法制の大改革だから、動かしてみて、おかしなところは付帯決議に従って、ちゃんと手を入れそして法改正するんですよ、当然。
その時に一致点を見つけるのが国会の仕事でしょ。
僕、国会議員になって一番不思議に思うのは、一致点見つけないんだったら、審議しても意味ないじゃん。
裏で例えば野党がおやつをもらって与党に妥協して、採決行くっていうのはいいけど、それ修正しないんだったら、これ意味ないじゃないですか。
だって民意で自由民主党が一番多いと決まってるんだから。
企業や労働者の声を吸い上げて、ここは修正、付帯決議になるようなやつを法案に盛り込んでいく、それが審議でしょうが。
小学校のホームルーム以下じゃないですか。
審議時間を100時間を積み重ねましたって言って、積み重ねた結果、いつも原案のままだったら?
だからこれ与野党関係なくそんな審議でいいのかってのが一番不思議なんですよ。
だから付帯決議ってのは、その一致点で修正できなかったところを補う策とは言っても、これ47あるっていうのは、それだけ監視の目がある。
これ役所には影響力ありますからね。
さっき言った労働基準監督署などへ行かなきゃいけないから。
だからそういう意味で僕は賛成って、ちゃんと手を挙げました。
(4)TPP11関連法が成立
(ざっくりまとめ)
TPPがイレブンという今の名前になる前に、アメリカが入ってた時に、僕は強く反対したわけですね。
どうしてかと言うと大きくは2つ理由がある。
一番目はですね、日本とアメリカ、特に日本がいないと意味なさないし、それから中国は入らないでいるっていう、まあ重要なポイントがあったわけです。
この時にアメリカがどんどん仕組みを作ってしまって、日本がそれに追随するのはおかしいってのが一つ。
それから実際にTPPと似たような仕組みを作って、例えば酪農農家が滅んで行った国がありますから、そういうことを考えるとTPPには反対とはっきり申し上げてた。
が、それが一旦オバマ時代に成立したのに、トランプさんがとにかく国際社会の枠組みから全部出ようとしてるから、これから脱けて、その後の、安倍内閣ですけど、よく踏みとどまったと思う。
1945年の敗戦以降、経済と安全保障っていう一番大事な、国の中軸のことについて、アメリカに真っ向逆らい、出て行くなら出て行け、日本が主導権とってやるということやったの、初めてですよ。
ただし例えば酪農農家が滅びる恐れるとかはそのまま残ってて、アメリカが脱けて少し和らいだけれども、オーストラリアやカナダの存在考えてもそこは残ってるんで、これでベストとは言えない。
さっきの働き方関連法案と同じで、これで何もかも押し進めるのは間違いですけれども、アメリカが脱けたことに、日本がぐんにゃり、最初そうだった、国会答弁も、安倍総理はアメリカ脱けたら意味ないと言ってたんだけど、そうやって油断させつつ、日本は実際はぐいっと主導権とって、茂木さんていう交渉の天才的な人もいたおかげで、それが成立して、この経緯のおかげで対中国の意味がものすごく大きくなった。
もともとあるんですけど、もともと僕はTPPに反対しつつも、中国に対する戦略的意味あるんだけども、あえて目をつぶって言ってたわけですよ。
でもそれがアメリカが脱けたあと日本の頑張りによって、中国が非常に焦燥感にとらえられるような状況が今起きてるので、僕はこの関連法も断固賛成です。
僕のブログにたったお一人だけだけど、TPPに反対してたのに、いま反対しないのはけしからんと。
こんな言い方良くないけど、相当感情的な、お一人だけなんですけどいただくんですが、いただくことは感情的であっても僕の発信に関心あるんだから感謝しますが、しかし僕はこのTPP11は、敗戦後73年の歴史で初めて達成した、アメリカ抜きの仕組みであって、トランプさんが時々思い出したようにTPP帰ろうかなと言ったりするのは、トランプさんのメインテーマは安倍さんと共通したところがあって、対中国。
アプローチは全然違うけど。
トランプさんは貿易で中国の頭を押さえてる。
だから中国がTPPでこんな困るんだったら、やっぱりアメリカ入って日本の頭も押さえて、アメリカだっていうふうにしようかなという欲が時々頭をもたげる。
でも「アメリカファースト」があるから、すでに日本が主導権とってしまってるんで、やっぱりやめましょうという話になるので、これは面白い展開で、敗戦後初めて。
さっきの働き方改革法案と同じで、国民と一緒になって育てるもの。
スターティングポイント。
何よりも安全で美味しい日本の農産物は、世界のためにも日本のためにも守らないといけないですよね。
TPP11と両立させて守る、茨の道ですが。
まあよくやったと思う、これは。
諦めないでよかったということでもある。
(★)お知らせ(講演会)
(★)お知らせ(新著)
※青山繁晴著「ぼくらの死生観-英霊の渇く島に問う-」。7月9日ワニブックスより発売。
※ぶと新(ぶっとい新書)!
※原稿用紙120枚分のあとがき(書き下ろし)と、新たな写真。
(★)トラ撮り! コーナー
(すみません、今回、全て省略します。項目だけYouTube番組公式チャンネルより転載)
★雨の鴨川
★花街担当時代の料亭で独研感謝祭
★料亭の庭にて
★独研感謝祭会食
★福岡浩教授と生徒さん
★伝統芸能を鑑賞
★青山繁晴氏次男 芸者遊び
★次男のお嫁さん
★西陣織 渡文株式会社 渡辺会長とネクタイ
★参議院 参観受付入口にて観覧者の皆さんと集合写真
★参議院経済産業委員会
(5)失業率2.2%に改善 5月
(省略)
(6)尖閣接続水域に中国海軍 病院船
(ざっくりまとめ)
病院船っていうのは正直僕も予想してなかった。
ところがさすがに海上自衛隊も米海軍もそんなにびっくりしてなくてですね。
つまり中国はすでに尖閣は自分の物だと言ってて。
中国が世界に宣伝してるのは、中国が実効支配しててパトロールしてて、普通に動いてる所に日本の海上保安庁が不法に侵入して来るって言ってくるわけだから。
これが空母や戦闘艦出してきたら、さっきの日米安保条約第5条という話にもなりかねない。
そこは中国の浅知恵で、病院船なら日米も動きはないだろうと。
浅知恵で中国の実効支配を示したつもりなんですよ。
はっきり言ってお笑いぐさ。
(7)米WTO脱退の意向と報道 財務長官は否定
(ざっくりまとめ)
財務長官がテレビに出てきてフェイクニュースと言ったが、僕なりのルートで聞いたのは、トランプさんは少なくとも雑談としては、WTOに入ってていいことあるのかと。
脱退したいとは言ってないが、脱けたい気持ちはあるのかなと。
でもこれはトランプさんとっては最後の最後の究極の根幹の政策。
でもここまで進むと、敗戦後の枠組みの中枢部分をアメリカ自身が壊すことになっていくんで、これはフェイクニュースで済む話はなくて、現職の財務長官としてはそうしか言いようがないが、トランプ政権があと1期目が2年半あって、その間に究極の公約守りのためにやるかもしれないというのは、世界にとって大変な不安要因。
逆に言うと、日本の目覚めの機会で、TPPがそうだったように、根元から変わりつつある。
(8)カナダがアメリカに報復関税
(9)南スーダンで戦闘再燃 停戦直後
(以上省略)
(10)米がサウジに原油増産要求 首脳電話会談
これは面白いニュース。
今までこういう話は絶対表に出なかった。
サウジアラビアって外国ですよ?
しかも産油国の盟主ですよね。
だからサウジアラビアみたいな大きな産油国が増産すると、石油の値段は下がる。
これがもうしばらく作りませんって言ったら値段がバーンと上がって、我々のガソリン代も一発で上がる。
それをアメリカの大統領が直接、国王に電話して、増やせよと。
今までも言ってたけど、これが表に出たことはない。
しかもこの目的はイランが最近ようやく生産できるようになって、やっと売れるになったのに、もっと作りたいと言ってるわけですよ。
それをサウジがちょっと待ってと言ってて、アメリカは今イランと厳しく対立してて、サウジにどんどん油を増やせと。
何で表に出たかというと、本人がツイッターでバーンとやってしまうから(笑)ばれるわけでしょ。
トランプ時代の大きな変化だし、やっぱり僕は評価する。
本当は闇から闇の話なのが、表に出るんだから。
(11)香港 中国返還21年でデモ
今、香港は全然様子が違う。
もう民主化要求ってのは全然盛り上がらなくて、これたまたま記念デモやってるけども、今の影響力は小指の先あるかどうか。
2つ要因があって、1つは北京当局の圧迫で、これは分かりやすい。
もう1つは実は香港のトップを中国共産党が柔らかい雰囲気の女性に差し替えて、この女性が柔らかいことしか言わないので、学生諸君のやる気が衰えてる。
だから中国共産党ってどれぐらいしたたか。
そんな中国と対馬で対峙しなきゃいけないというのが、超近未来、今日明日の日本。
(12)世界遺産に潜伏キリシタン 国内22件目
(ざっくりまとめ)
世界遺産にするために自治体を含め、地元の人たちの苦労が実ったことは、僕も一緒に祝います。
が、同時に、強い懸念があって、その懸念にもきちんと対応しなきゃいけないと思う。
要するに、日本はキリスト教徒弾圧した国なんだと、ひどい国なんだということを、もう中国や韓国はすでにそれを利用しようとする動きがあるので、そういうことに利用されるっていうのも同時に防がなきゃいけない。
日本はひどい国じゃないってことを逆発信していかなきゃいけない。
南京や慰安婦といった嘘に絡めて利用されることがないようにいっていう工夫は、地元の自治体よりも僕ら国会議員含めた中央政府や国会の大きな責任だと思います。
(13)全国で教員不足600人以上 志願者減
(省略)
(14)日本 W杯GS突破!今日深夜ベルギー戦
(決勝T進出を決めたポーランド戦で)最後の10分をボール回ししたことでの見解を僕は言わなきゃいけないんですが。
あと(番組残り時間は)何分あるんですか?
(岡本ディレクター:あと40秒)
えっと、まず正直、危機管理の専門家からすると、攻め込んで行ってカウンターで食らうリスクと、それから全然手が出せない他のチームの試合のリスクを考えると、普通の危機管理で言うと、あとの方がリスクが大きいので、そういう意味では非常に特異な判断だと思います。
僕はあの監督に対しての批判はしません。
それは個人攻撃しないっていう意味じゃなくて、僕はサッカーを知らないからです。
でも僕だったら、あの決断はしないです。
ただ同時に、どれだけ非難されるか分かっててあの決断されるっていうのも、新しい日本人が登場したことは間違いないと思いました。
ヨーロッパで、裏があってベルギー戦でもう勝つことになってんじゃないかっていう妙な噂までに流されるぐらいのショックを与えてるんですよね。
日本は今までフェアだったからね。
でも実際はそんなこと全くありませんから、全力を尽くしてベスト8、行って下さい。
____________________________内容紹介ここまで
ポーランド戦での日本の「パス回し」について。
青山さんは「最後まで攻めるべきだった派」なんですね~。
でも、よく言われているフェアプレーがどう、日本の美学がどう、という次元ではなく、あくまで危機管理として考えた場合の話であると。
青山さんらしいっちゅや、らしいですね(^_^;
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※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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内容紹介ここから____________________________
(★)オープニング
(省略。今夜(7月3日未明)のサッカーW杯、ベルギー戦の話)
(1)日米同盟の抑止力強化 安倍首相とマティス氏
このニュース、北朝鮮っていう言葉は拉致事件に関してだけ出てきてるんですけど。
アメリカの軍の、あるいは軍事力のトップってあるマティスさん、国防長官がなぜこの時期に来たかといえばそれは当然、もう半月以上経ちましたけれども、6月12日の米朝首脳会談を受けてのことですよね。
で、こういうニュースって、今日これありました、昨日これありましたばっかり流れるけど、皆さんやっぱり共通して、いわば根本的に不思議に思っておられると思うのは、いま言いました通り、6月12日の会談からもう半月どころか、ずいぶん時間が経ってですね、何の動きもないんですよね(一同同意)。
一体どうなってるのかと思ってる方がまず根本的に多いと思うんですよね。
実はですね、これ、全くうまくいってないんですよ。
アメリカと北朝鮮の水面下のその後の交渉がですね。
それどころか北朝鮮は核関連施設の強化、改築、あるいははっきり分からないけど、おそらく濃縮ウランの増産体制までとってて。
それが何ていうか、その水面下の交渉を有利にするためにというよりは、もうアメリカは戦争しないんだと。
ま、当面って話ですけどね、当面戦争しないんだと舐めてかかって、別にバレても構わないという勢いでやってる気配があってですね。
僕の知る限り、トランプ大統領の周りもかなり最近不安が募ってて。
まあ早い話がマティスさんはこうやってアジアに来たけれども、ポンペイオ国務長官、本来交渉役って指名されてる、マティスさん交渉役じゃないですよね。
ポンペイオさんの方が、とっくに北朝鮮に、少なくとも1回、できればもう2回ぐらい行ってるはずだったんですよ。
行けるような状況じゃないんですよね。
で、アメリカのメディアはいま三度目の正直で、まあ1~2回、ま、2回セットしようとしてうまくいかなくて、三度目の正直で、この7月の上旬に行くんじゃないかって話、流してるんすけども、その裏を調べるとですね、これむしろアメリカの政府が、これ流してくれないかって感じで積極リークしてるんですよね。
っていうのは、まあ、北朝鮮で鼻面引きずり回されてるっていう不安感が強いんですよ。
それ見たことかとは言わないですよ、さすがに。
でもたぶん僕に言われる側はそう受け取ったじゃないかと思うんですけど、軍事力を使えませんって言った瞬間に、アメリカは何者でもないんですよ。
前もこの番組で何度も言いましたし、それよりも何よりもアメリカの政府と軍に僕は一国会議員としても、国会議員としては思い切りすぎた発言で、問題発言の一種なんですけれども、はっきり言わなきゃ分からないので。
つまりアジアにおいて経済力でずば抜けてるのは日本と中国であって、アメリカはすでに売れるものがほとんどないわけですから。
それははっきり言うと、兵器以外には売るものがない状況ですよね。
売れるものがない国の経済力っていうのは、はっきり言うと大したことないわけですよ。
それがものすごく発言力あるのは、怒らせたら戦争するかもしれないっていう一点だけなんですよ。
で、戦争をしたら相手がテロリストみたいに、難しい言葉だと、非対称戦って言うんですよね。
非対称戦っていうのは、こっちがこれぐらいの軍隊があるのに、テロリストっていうのは、ま、この(ボールペンの)キャップ1個みたいなもんじゃないですか。
でもこれがここ(鼻)にスポッと挟まると、2個はまると僕は死ぬわけですよ(一同笑)。
これがテロリストなんですよ。
で、本当はもっとちっこいわけですよ、目に見えないぐらい。
この非対称戦を除くと、相手が普通の国同士で戦うんだったら北朝鮮は吹けば飛ぶようなもんだし、チャイナでも勝てませんし、いわばアメリカが台頭に戦争した歴史があるっていうのは、かつての日本だけなんですよ。
ま、それを除くとですね、それを使いませんと大統領が言ってしまった、しかも日本の総理大臣と違って、アメリカの大統領は権限強いですから、それがもう(戦争を)やりませんと言ったに等しいってことは、北朝鮮がこういう振る舞いに出てるわけです。
それで、国防長官、軍を指揮するマティスさんが日本にやって来たわけ。
したがってですね、この表面と…、表面ももちろん大事なんですよ?二国間の話し合い、あるいは同盟関係、そしてマティスさんと安倍総理のようなトップ級か、安倍総理のように文字通りトップの話し合いっていうのは表面も大事なんですよ。
でも、水面下がその100倍以上あるわけですね。
で、表面に出てることはですね、改めて一平ちゃんが今読んで下さったニュースのようにですね、ミサイル防衛を含めて日米同盟による抑止力を強化していくことで一致したっていうのは、米朝の話し合いがどうであってもミサイルの脅威はそのまま残っていますよね、中国のミサイルはもっともともと脅威ですよね、したがって、ちゃんと同盟強化しましょうねってことを確認に来たんですよ。
ま、日本で、例えば自由民主党の議員ですら、イージス・アショアね、地上に置くタイプのイージスをもうやめたらどうだと言ってる人もいるし、それは全くの僕は間違いだと思いますが、それも含めて、きちんと今後も同盟でやりましょうってことを確認しに来た。
それからもう一つ大きな意味はですね、産経新聞の、一部の新聞しか書いてくれなかったけども、拉致事件の解決についてアメリカの国防総省と連携ってのは初めてのことですよね。
今までかろうじて国務省がいわば口先で連携してくれてたぐらいのことであって、時の大統領はブッシュ大統領と、それから今回のトランプ大統領は非常に強く連携してくれてますけれども、国防総省が前面に出てきた、あるいは国防長官が日本の総理と、拉致事件について一緒にやりましょうって言ったことはかつてないので。
だから、ま、直接的な言い方じゃないけれども、北朝鮮が日本の拉致被害者、ほんとはアメリカにも1人いらっしゃって、アメリカ政府がまだ証拠を掴みきれてないから認定できてないんですけれども、いずれにしろ拉致被害者をそのままにするんだったら、米軍が動くこともあり得るという意味で、という意思表示で、こう意味が非常にあるんですよね。
それはまあ表に出た分ですよね。
で、水面下の部分と言うとですね、これは安倍総理とマティスさんが直接どういう言葉で話したかっていうのは、僕は仮に知ってても言ってはいけませんけれども、趣旨はですね、要は大きく言うと2つあってですね。
米朝首脳会談は、トランプ大統領と金正恩委員長の握手は、僕がさっき言ったこととあえて言うと真逆で、戦争やらないって意味じゃありませんよってことです。
それを直接マティスさんがいわば、トランプさんのもちろん代理であると同時に、米軍の代弁者として、日本のトップに会って、直接その表に出ない、決してプレスリリースしない、メディアには明らかにしない、あえて国益のために伏せておく中身として、あの会談の意味するところは、戦争の選択肢をなくしたわけではありませんと。
それから日本側は実は相当情報とってるってこともマティスさんは分かってるから、米朝の実務協議が、今と同じように全然うまくいかない、北朝鮮はミサイルや核廃棄するどころか、まあ1個の核も廃棄してないし、1発のミサイルも捨ててない、それどころか新たな開発の準備をしてると。
こんなに舐めてたら、やがては恐ろしい結果を招くということはあり得ると、いうことをですね、伝えに来たんです、直接。
それが一つと、それからもう一つはですね、日本の備えについて、したがって、このイージス・アショアをやめたらどうだと、自由民主党の中からも出てくるってなこと、だけではなくて、もしもその去年の秋にアメリカ軍が準備したような北朝鮮への総攻撃行われたとすると、日本は憲法9条と平和安全法制の範囲内ですけれども、後方支援するんで、その準備を維持し続けるっていうのは特に日本にとって大変なんですよ。
日本は防衛は5兆円しかなくて、いつも言ってる通り、5兆円って言うけども、人件費とローン払いでこのへんまで来ちゃってる(予算のほとんどを占めている)んですからね。
このわずかな所プラス、まあ防衛費以外の予備費を、直接防衛に使うことできないけれども側面支援で使ったり、もうあの手この手、法律の範囲内で、決して法律のルールを外さない範囲内で、この備えを続けるっていうのは大変な負担なんですよ。
だもんで、電話とかそういうわけにいかなくて、マティスさんが日本の備えはそのまま続けて下さいということを言いに来たっていうのが、本当のことなんですね。
で、まあアメリカも日本もこれは、ま、じんわりと北朝鮮にいわば伝わっていく。
もっと簡単に言うと、筒抜けになる。
北はもうとにかく情報大国ですからね。
戦争が弱いと情報が強くなるから。
だもんで、それも、ま、期待してるわけです。
だから、かなりマルチな意味合いが込められている動きなんで、ちょっとこう表面的なニュースだけではとてもわからないんですよね。
だからその下のですね、そのマティスさんと直接のカウンターパートナーの小野寺防衛大臣の話ってのも本当はそういうことなんですね。
(2)北朝鮮完全非核化へ連携 日米防衛相会談
これは、皆さんいつも、僕は元記者だったこともあってですね、メディアを、オールドメディアであっても上手に活用するってことをね、皆さんに提案してますよね。
上手に賢くオールドメディアも利用すると。
こういうのを難しい言葉で言うとメディアリテラシーって言っててですね。
くどいですけど小池百合子都知事が、パラダイムシフトっておっしゃっていこうカタカナ…(笑)、これ良い傾向だと思うんですけど、僕も含めてですね、使いにくくなってるけど、メディアリテラシーってのもわかるようなわかんないようなカタカナなんですけど、まあ、不完全なメディアを上手に活用しましょうという意味なんですよね。
ということはニュースの尻尾つかまないといけないんですよね。
このニュースの尻尾はですね、小野寺防衛大臣がアメリカのマティス国防長官と、防衛省で会談したんですね。
つまりわざわざ向こうが日本に来たんですよね。
それで、さっき言った通り、マティスさんは米朝の6.12の異様な握手を受けて来たんですって言いましたよね。
それなのにこのニュースは、会談の中身、いきなり中国の話なんですよね。
それも「中国が領有権を主張する沖縄県の尖閣諸島に関して、日米安保条約5条が適用される」。
何のこと言ってるかというと、チャイナが今みたいに、針で毎日突くみたいなやり方だけじゃなくて、例えば陸兵を偽ってですね、さすがに中国はもろに陸軍を上陸させるだけの力もないけれども、これからやがて台風が激しくなってくると、台風による緊急避難だとか言って、実はそんな感じで、前から中国が計画はしてることはもう情報からして間違いないですよね。
そういうことがあった時に、日米安保条約を適用して米軍も出るぞと。
自衛隊は防衛出動をかけられれば出ますけれども、それだけじゃなくて、自衛隊が出たならば、今みたいに自衛隊が出ないで海保だけじゃ米軍は出ようがないけれども、自衛隊がもし防衛出動、閣議決定されて出れば、米軍も出るという意味ですよね。
話を元に戻すとですね、北朝鮮とアメリカが握手したって話なのに、なんでいきなり中国の話になるんだと。
これはニュースの大事な大事な尻尾なんですよね。
この記事はですね、僕はいつも古巣の共同通信をぼろくそに言ってばっかりだけど、これはだからね、いいセンスしてるんですよ。
なぜかと言うと、今は一平ちゃんにあえて読んでいただかなかったこの記事の後段にはですね、小野寺さんとマティスさんは、北朝鮮の核兵器を含むミサイルをちゃんと捨てさせましょうということで一致したとか、あるいはアメリカと韓国の合同軍事演習の中止は、あくまでも北が実務交渉でちゃんとやるようにって意味ですよということやりましたっていうのはですね、あとに来てるんですよ。
普通の記者、普通のデスクだったらこれ、間違いなくそれを前に出して、で、最後の方にまた中国の件についても話し合ったと書くか、あるいは無視するか。
これ例えば、記者が上げてくるとデスクは、これは本筋じゃないだろ、これはマティスは北朝鮮の件で来たんだろ、だから切ろうと、パッと切られるというのが普通なんですよ。
それを前に出してあるというのは、ちょっと言い方きつくなるけど、珍しく本質にやや迫る。
但し、これも読者の側が鵜の目鷹の目っていうのか、あれ、なんでチャイナの話が前に出てるんだと。
これは非常に大事なところですね。
まず、マティスさんは安倍総理とすでに大事な話をしてるわけですよ。
つまり北朝鮮との実務協議がうまくいってないので、戦争の構えを崩してないと。
日本はそれにも協力してくださいと。
で、本来は防衛大臣に言うことだけど、あまりに事柄が重大なんで総理に言った。
で、本当はですね、マティスさんは来る前に、小野寺防衛大臣、小野寺防衛大臣は本当に信頼されてるんで、アメリカもまあはっきり実名出して申し訳ないけど、田中直紀防衛大臣の時なんかに、もう困り果てて、話が通じないし。
(居島一平:記憶に新しいですね、あの方はね…)
いや、まあちょっとあれ、あの防衛大臣は、本人とっても本当に辛かったんじゃないかと思うんですが。
いろんな防衛大臣がいたのも事実なんですよね、特にね。
アメリカの国防長官だって様々だけど、ま、正直言って水準以上保ってきたけど、日本はそうじゃないんですよね。
特に防衛大臣って票が取れないから、嫌がる人まで全然ないわけじゃないから。
ま、なりたくてなれない人も多いけれども。
最近でこそずいぶん地位上がったけど、前は、谷川さんというね、当時の現役の防衛庁長官、落選して、本当に地元に帰れなくて、しかも防衛のトップって選挙区で評価されないから、広島だったんですけど、テレビで大泣きしてるところがずっと映されたりですね。
谷川さんいろんな仕事なさったのに、いま引退なさってますけど、生涯あればっかりやられるわけですよね。
だからどうしても質が凸凹するわけですよ、日本の場合は。
アメリカはもう国策のトップだから、戦争国家なので、良くも悪くもですね。
で、小野寺防衛大臣は非常に信用されてるんで。
で、マティスさんはもちろんなんだけど、いわばアメリカの安全保障の一番大元っていうのは、例えばマケイン上院議員ですよね。
ご病気されてたりしてるけれども。
(居島一平:共和党の重鎮の…)
皆さん知ってる話だろうけどもう一回言うとね、ベトナム戦争で捕虜になって、その時にマケインさんっていうのは、一家に将軍がいたりそういう人なんで、ベトナム側が、戦争中だけど気を使って、つまりやっぱり独裁国家の常識として軍の将軍の孫とかを、捕虜にしていじめたらアメリカ軍の攻撃ひどくなるかと思ってですね、これは特有の考え方です、独裁国家の、ベトナムもそうですから、だから先に釈放しようとしたわけです。
マケインさんはそれを敢然と断ってですね、体がすでに痛めつけられてた他の人を先に釈放させたということも含めて、本当の英雄なんですよ。
そのマケインさんが小野寺防衛大臣を非常に評価してるんで、米朝の実務協議ががうまくいってないとか、それから戦争の準備は外してないとか、すでに知ってるんですよ。
だから今回来たマティスさんは、小野寺さんには改めてそれ言う必要はないんですよ。
もう事前に知ってるから。
安倍総理も知ってるけども、目を見て直接、で、安倍総理、英語わかりますから、丁寧に説明したと。
で、小野寺防衛大臣とはですね、その話を繰り返す必要がないから、北朝鮮とアメリカの融和を見て、中国は朝鮮半島全体を韓国も含めて飲み込もうとして。
だからすでに、防衛線がすでにね、朝鮮戦争はまだ休戦から変わってないけれども、実質的に38度線からね、朝鮮半島を真っ二つにしてる。
38度線がもうこのへんに降りてきてる。
感覚で言うと、このへん釜山ですけど、もうこういう感じなんですよ(点線が38度線という感覚)。
で、それが必ず対馬海峡まで来ますよと。
かつて日本海海戦で、帝国海軍がロシアのバルチック艦隊を沈めた対馬のあたりまで、降りてきますよっていうのがこれは、もう論を待たない。
これ違います、後ろに下がります(38度線が北上する)と言う人は、評論家とかの話じゃなくて、実務家でいないんですよ。
したがってこの時(防衛線が対馬まで降りてきた時)にどうするかっていうのを、先に話し合おうと。
で、この時にですね、中国は尖閣への圧力を強めて、ここに関心を強めて、このへん(対馬のあたり)は、ぼかそうとするだろうと。
つまり日本が目を覚ます、端的に言うと憲法9条が改正されると、どんなに強い国になるかっていうのを、一番知ってるのが朝鮮半島と中国なんで。
で、ほんとはアメリカと。
で、けっこう憲法9条改正に繋がるような圧力はごまかしたいんですよ、中国としてはですね。
憲法9条改正は悪いことだという話を、続けさせたいので、もう尖閣については、中国から見たらですね、沖縄の翁長知事を巻き込んでて。
皆さんそうでしょ?
沖縄県の翁長雄志知事は、米軍の悪口こそ、国会議員としても責任持って発言してるんですよこれでも、悪口こそ、つまり悪いことだけずっと言ってるけれども、中国が武装して沖縄県の石垣市の尖閣諸島に入ってきてることに言及したことは全くないんですよ。
考えられないでしょ?
これね、沖縄沖縄って言うからやっぱり僕らは、自分のこととして捉える人だから皆さん(スタジオの前に)来てくれてんだけど、それから見てくださってるんですけど、でもやっぱり自分の住んでる県、あるいは府県、あるいは東京都で考えたら、仮に、ここ東京だから東京で考えたら、硫黄島含めてですね、小笠原諸島に、地図出してくださってるけど、小笠原諸島って今この辺にずっと繋がっていて、硫黄島がちょうどこの辺ですよね。
で、この辺に、ま、本当は中国この辺に来てるんですけど、本当は中国は上がってきててですね、父島、母島が、例えば父島に龍柱っていう、中国の皇帝に冊封されてるって意味の龍の柱がすでに建ち、そして経済は中国人の観光客、工作員も交じった観光客で、父島、母島も、それから三宅島も大島も全部こう浸食された状況になっていると。
で、そこに中国の武装船が入ってきてると。
しかも領有を主張してると。
その時に、小池百合子東京都知事がね、一言も言わないと。
実際とは違いますよ、仮に、小池さんが、仮にね、横須賀にアメリカの第七艦隊いるのはけしからんとか、横田基地もけしからんと、アメリカ軍の悪口ばっかり言ってて、中国の武装船が小笠原諸島に入ってきてることは何も言わなかったら、どれだけ異常ですか?
それ、もう沖縄、日常なんですよ。
当たり前になっててですね。
この尖閣に近いというか、自分の市の領域の石垣市の中山市長が、例えば自衛隊の部隊を導入することを考えてるけども、それはもう強い反対で色々苦労したりしてるわけですよね。
で、それ考えるとですね、中国にとっては、この中国の軍事力がここまで(対馬のあたりまで)降りてくるのは、やっぱり日本人はまだ慣れてないから刺激するだろうと。
それから本当に目の前ですよね。
まあ中国海軍の船が出てきたら見えるかもしれないっていうことですよね。
で、それがやっぱり、ここ(尖閣)だともう、いわば飼い慣らしてるつもりなんですよ。
僕はこの番組で何度も具体的に申し上げた通り、福岡のヤフードームの目の前にある中国の総領事館は工作拠点で、そこの総領事が那覇に入って、秘密会も開いて、県知事選挙にロシアと違う意味で介入すると。
翁長さんが介入頼んだと言ってませんよ、僕は。
それは事実に反しますから。
でも中国の方が手を入れてきたのは事実で、もうこのへん(沖縄、尖閣)はずっと、当たり前にしてるんだと。
だから話を戻すと、マティスさんと小野寺防衛大臣、あるいは日米の共有してる感じは、中国はここ(38度線→対馬まで防衛線が降下)から目をそらすためにここ(尖閣)にもっと出てくるだろうと。
だからその時に自衛隊の力じゃ不十分っていう意味で本当はなくて、憲法9条があると、要するに国の交戦権はこれを認めないと。
で、中国は赤い旗立ててくるわけですから、五星紅旗を立ててくるわけで、その時に明らかにそれ(9条)が邪魔になって身動き取れない時に、かろうじてアシストできるのは日米安保条約だけだから、第5条が適用されるってことを今回確認したんです。
だから実はですね、この二つのニュースっていうのはそういう意味合いがあるので。
これオールドメディアは本当に困ったものだなと。
こうやってダーッと左に、顔も地面に当たるんじゃないかみたいに左に傾いてるということ、だけではなくて…。
(外の歩道でトラブル発生?おまわりさんが来て、ギャラリーの一人と会話。車を止めてた?荷物が…?結局、何事もなかったようです)
話を元に戻すと、だからこういう深い想い、重大な意味を込めたニュースなんですが、だからオールドメディアはさっき言った通り、左に傾いてるだけじゃなくて、浅瀬でチャプチャプ水遊びしてるだけで、海の深みを教えてくれないんですよ。
でも、それが大事なんで、そのかわりこちらも、たまにこういうね、ニュースの尻尾を、これちゃんと尻尾送り出してくれて話なんですから、マティスさんと、なぜ中国の急に話なのと。
そこのところはネットも活用して、あるいは「虎ノ門ニュース」を活用していただいて…。
(居島一平:恐れ入ります)
「虎ノ門ニュース」は果たしてニューメディアなのかっていう問いかけも僕のブログに来るんですが、そうです、ニューメディアです。
月曜日以外は正直知らないですけど、だいたい台本が最初からないでしょ。
某フジテレビでですね、やや時効だから言っていいでしょうが、玉木さんていう方と生放送で一緒になった時にですね、僕は冒頭、玉木さんに向いて、あなたは日本獣医師会から100万円を受け取っているんですから、いま国会で議論になってるか加計ついては発言する権利がありませんと、いう意味のことを本人に申し上げました(一同笑)。
※某フジテレビの番組=2017年7月26日「グッディ」
それ番組終わった後ですね、本人が謝罪なさったんで個人名上げませんが、あるメディアの人がですね、抗議してこられた。
なぜ台本通りやってくれないんですかと。
あんなもの台本になかったと言われたから、台本、そもそも僕は受け取りませんよと。
何が台本だ!タレント扱いするな!と。
国会議員だから言ってるんじゃなく、その前から、台本なんか受け取ったことないぞ、何を言ってるんだあなたは!と。
そしたら、いや抗議します、だいたい玉木さんがすごくお怒りなんですと。
そんなもん知るかと。
玉木さんも苦情あるなら僕に言って下さい。
僕、一回も言われたことないですから、玉木さんから。
それでまあそこで、僕は、分かりました、全部ブログに書きますと言ったらですね、ちょっと彼のとった行動かわいそうだから言わないけども、びっくりの謝罪をなさったから、ここは僕の甘いところで、分かりました、じゃああなたそこまで謝るんだから、ブログ書くのやめましょうと。
その時は実名で全部書くつもりだったんですけどね、本当は書いた方が良かったかもしれない。
うちの当時の清水麻未、今の三浦麻未は、そんなの書けばいいんですよと(一同笑)。
全部実名で書くべきですと(一同笑)。
(居島一平:容赦ないですね(笑)。青山さん、武士の情けですね)
今言える範囲で、もうギリギリのところまで申しましたが、事ほど左様に、台本で動いてる社会なんですよ。
それが正義、不正義だけじゃなくて、日本を本当にダメにしてるんですよ。
これ敗戦後の特有の現象っていうわけじゃなくて、戦前から続いてるから、最後の最後でアメリカに負けるってことになったとも僕は考えていてですね。
誰が悪いとか、だからブログに実名で書いたりしないのも、個人攻撃になっちゃダメなんですよ。
玉木さんは現職の国会議員だから申し上げたんであって、個人攻撃はダメです。
本当は僕、国会議員も個人のことになるべきじゃないと思ってます。
玉木さん今、(参議院の)野党第一党の責任者ですからね。
それは甘んじて受けていただかなきゃいけない。
献金問題と加計の追及が関係あるのかないのかっていうのを、ご本人は説明されてるつもりでも、説明を受けたつもり、与党議員だけじゃなくて国民はないと思いますから。
(居島一平:納得してない人が多いと思いますよ)
だから申し上げたんであって。
決して個人攻撃してるんじゃないってことをおわかりいただきたいんですが。
まあ、あえてちょっと余談も含めたんですけれども、ま、こういう動きなんですよ、今ね。
ということはですね、例えば安倍総理の指導力、こういう時にマティスさんに何を、目を見て何を言うことができたかっていうのは、国運を左右するんですよ。
それが全然表に出てこないんですよね。
これはマティスさん、日本にお見えになった後の反応、マティスさんは非常に口の堅い方で、あれこれ簡単な感想ってのをおっしゃらない方ですけども、ただ国防総省、軍の側から、ま、国会議員というよりは、国会議員になって本当はやりにくくなったですから、民間っていうか専門家のはしくれの僕のところに伝わった雰囲気では、安倍総理の指導力に感嘆したそうですね、マティスさんは。
国内で足引っぱられて、いろいろ大変だとわかっていて、それ心配したんだけども、決然としてて。
それも、これは僕も最近安倍総理について改めて感じたんですけど、やっぱり理解が深いですよね、僕が言うのは僭越ですけどね。米朝の話し合いの本当の姿、もちろん安倍総理は表では会談を評価しますとは言えないんですよ。
でも本当はトランプさんの強いところ弱いところ、一番強いところはシンプルなんですよね。
いつも最近、似てない真似をしてる通り、「アメリカファースト!!!」っていつもこういう言い方じゃないですか。
でもトランプさんってある意味わかりやすい人だなと思うのは、あそこ一点に絞ってるんですよ。
で、これはアメリカ第一主義っていうのでなくて、古きアメリカに戻るんだと。
世界の面倒はもう見ませんと。
自分の面倒しか見ないと言ってるわけですよ。
この簡潔さ、わかりやすさが何と言っても強みで、でも逆にその強みを発揮しようと思ったら、もう国際社会の仕組み、アメリカが血と汗と涙で作ってきた国際社会の仕組みから、全部抜けようとしてて。
(居島一平:WTOからも何かね…)
そう。TPPもそうですし。
だからアメリカが70数年ですね、第2次世界大戦の途中から、だから75~6年かけて作ってきたものを一人で壊そうとしてるから、当然言ってることは奇異に、つまり非常に不可思議に映るわけですよ。
普通の物の言い方、オバマさんみたいに八方美人で言われてもこれわからないから、もう無茶なこと言うしかないわけですよ、これ叩き壊そうとしたら。
で、それが非常に弱みになっていって、だから例えば北朝鮮と戦争してる場合じゃないっていうふうにもなるわけですよね。
だからそういうことをですね、今言ったのは僕の言葉ですけど、言葉は違うかもしれないけど、理解してるっていう意味では、安倍総理はやっぱり世界の指導者の中でも、僭越な言い方ですけどね、出色ですよ。
こないだカナダに集まったサミットの首脳を考えてもね、あの時のメルケルさんとか、とにかくもうトランプさんと肌が合わないって顔に出てしまってて、最初から話になんないのと…。
(居島一平:カナダのトルドーさんともだいぶ揉めたみたいですしね)
まあその貿易っていう、いわば背に腹はかえられない、の、その腹の方ですから貿易は。
今、貿易なしで成り立ってる国ないですから、北朝鮮も含めてね、実は。
だからみんなもうこうツンケンしちゃったわけですけど、安倍総理だけはツンケンしなかったんですよね。
で、これを日本のオールドメディアは擦り寄ってるとかなんとか言うんですが、それもう全然話が分かってないっていうかね。
(居島一平:裁定役になってたんですよね。すごい…)
(3)働き方関連法が成立 罰則付き残業規制
(ざっくりまとめ)
僕は厚生労働委員会の委員じゃないんですが、委員一人がぎっくり腰になられまして、1回生議員の義務として差し替えを受けました。
委員会でも本会議でも、傍聴席に過労死なさった労働者のご遺族もお見えになり、たくさんの反対論があるのも僕は承知しています。
但し、ちょっとひとつ言うと、野党側の議論というのは、そういうご遺族にも賛成、反対の人、実は両方いらっしゃるんだけれども、この法案に否定的な方の遺族を、何かこううまく前に押し出そうとする。
利用しようとするっていうのはちょっと言い過ぎだと思うけど、前に押し出してっていうのが僕はなかなか納得できなくて。
特に委員会通った翌日の参議院の本会議でね、もうさっき言った個人攻撃なんですよ、野党の反対討論というのはですね。
本会議で採決する前に反対討論ってあるんですけど、もうそれがモリカケも含めてですね、こういうやり方の内閣はけしからんと、労働者を過労死に導くって話ばっかりするわけですよ。
しかし現状の労働法で過労死がたくさん出たんですよ?
で、それをどうするがなくて、とにかく残業を多く出すと、今度もういよいよ罰則ですよと。
史上初めての本当の大改革ですよね。
そういうところっていうのは僕は一致できるはずだと思うんです。
今までの制度で過労死してるのに、残業が増えすぎると罰則が起きますよと、企業はもうすでに、大企業はもちろん中小企業もすでに備えを始めてるじゃないですか。
それで実際に残業が減ってるから、残業代が減ってるわけですよね。
で、減った残業代が例えば賞与なら賞与で労働者に還元されなきゃいけないけど、そういうところを与党をちゃんと追及して担保するっていうのが、いま政権持ってない党の僕は役割だと思うんですけど、これでみんな死ぬんだみたいに言って、今までいっぱい過労死が出てるから問題なのに、それはどっかへ飛んでるわけですよね。
(以下、共同通信時代の青山さんや他の記者の残業の実態、梶山静六法務大臣の話も織り交ぜて)
そういう現場から見ると、とりあえず今回の働き方改革関連法案で、罰則付きの上限規制ができたっていうのは、すごく大きいですよ。
日本はルールを守る社会なんで。
抜け道もいっぱい出ますよ、でもそれはすごく大きいですよ。
それから派遣と正社員との賃金を同じにしなさいというルールも初めてできたのも、これもものすごく大きいですよ。
こういう法律はとにかく動かしてみて修正していくのが大事なんで。
今回、僕は大変だったが、世にも稀なものを現場で体験できた。
付帯決議というのがある。
普段は刺身のつまのように扱われるんですが、これが47項目もあったわけ。
高度プロフェッショナル制度で、企業側があなたは高度プロフェッショナルだと指定して、労働者の権利がないみたいにされると困るから、労働基準監督署がちゃんと見ろとかいうのを47項目。
国民民主党は法案には反対したけど、可決した後の付帯決議は実は自由民主党と一緒に出したんですよ。
いうことはこの47項目を、国民民主党の小林正夫さんというベテラン議員が読み上げる。
読み上げないといけない、議事録残すために。
それを聞いてるだけで40数分間。
大変だったと思うがこれを全部読み上げたんですよ。
すると立憲民主党や共産党は、欠陥法案だからいっぱい付いてるんだと。
そういう見方もできるだろうけど、同時にこれは初めての労働の法制の大改革だから、動かしてみて、おかしなところは付帯決議に従って、ちゃんと手を入れそして法改正するんですよ、当然。
その時に一致点を見つけるのが国会の仕事でしょ。
僕、国会議員になって一番不思議に思うのは、一致点見つけないんだったら、審議しても意味ないじゃん。
裏で例えば野党がおやつをもらって与党に妥協して、採決行くっていうのはいいけど、それ修正しないんだったら、これ意味ないじゃないですか。
だって民意で自由民主党が一番多いと決まってるんだから。
企業や労働者の声を吸い上げて、ここは修正、付帯決議になるようなやつを法案に盛り込んでいく、それが審議でしょうが。
小学校のホームルーム以下じゃないですか。
審議時間を100時間を積み重ねましたって言って、積み重ねた結果、いつも原案のままだったら?
だからこれ与野党関係なくそんな審議でいいのかってのが一番不思議なんですよ。
だから付帯決議ってのは、その一致点で修正できなかったところを補う策とは言っても、これ47あるっていうのは、それだけ監視の目がある。
これ役所には影響力ありますからね。
さっき言った労働基準監督署などへ行かなきゃいけないから。
だからそういう意味で僕は賛成って、ちゃんと手を挙げました。
(4)TPP11関連法が成立
(ざっくりまとめ)
TPPがイレブンという今の名前になる前に、アメリカが入ってた時に、僕は強く反対したわけですね。
どうしてかと言うと大きくは2つ理由がある。
一番目はですね、日本とアメリカ、特に日本がいないと意味なさないし、それから中国は入らないでいるっていう、まあ重要なポイントがあったわけです。
この時にアメリカがどんどん仕組みを作ってしまって、日本がそれに追随するのはおかしいってのが一つ。
それから実際にTPPと似たような仕組みを作って、例えば酪農農家が滅んで行った国がありますから、そういうことを考えるとTPPには反対とはっきり申し上げてた。
が、それが一旦オバマ時代に成立したのに、トランプさんがとにかく国際社会の枠組みから全部出ようとしてるから、これから脱けて、その後の、安倍内閣ですけど、よく踏みとどまったと思う。
1945年の敗戦以降、経済と安全保障っていう一番大事な、国の中軸のことについて、アメリカに真っ向逆らい、出て行くなら出て行け、日本が主導権とってやるということやったの、初めてですよ。
ただし例えば酪農農家が滅びる恐れるとかはそのまま残ってて、アメリカが脱けて少し和らいだけれども、オーストラリアやカナダの存在考えてもそこは残ってるんで、これでベストとは言えない。
さっきの働き方関連法案と同じで、これで何もかも押し進めるのは間違いですけれども、アメリカが脱けたことに、日本がぐんにゃり、最初そうだった、国会答弁も、安倍総理はアメリカ脱けたら意味ないと言ってたんだけど、そうやって油断させつつ、日本は実際はぐいっと主導権とって、茂木さんていう交渉の天才的な人もいたおかげで、それが成立して、この経緯のおかげで対中国の意味がものすごく大きくなった。
もともとあるんですけど、もともと僕はTPPに反対しつつも、中国に対する戦略的意味あるんだけども、あえて目をつぶって言ってたわけですよ。
でもそれがアメリカが脱けたあと日本の頑張りによって、中国が非常に焦燥感にとらえられるような状況が今起きてるので、僕はこの関連法も断固賛成です。
僕のブログにたったお一人だけだけど、TPPに反対してたのに、いま反対しないのはけしからんと。
こんな言い方良くないけど、相当感情的な、お一人だけなんですけどいただくんですが、いただくことは感情的であっても僕の発信に関心あるんだから感謝しますが、しかし僕はこのTPP11は、敗戦後73年の歴史で初めて達成した、アメリカ抜きの仕組みであって、トランプさんが時々思い出したようにTPP帰ろうかなと言ったりするのは、トランプさんのメインテーマは安倍さんと共通したところがあって、対中国。
アプローチは全然違うけど。
トランプさんは貿易で中国の頭を押さえてる。
だから中国がTPPでこんな困るんだったら、やっぱりアメリカ入って日本の頭も押さえて、アメリカだっていうふうにしようかなという欲が時々頭をもたげる。
でも「アメリカファースト」があるから、すでに日本が主導権とってしまってるんで、やっぱりやめましょうという話になるので、これは面白い展開で、敗戦後初めて。
さっきの働き方改革法案と同じで、国民と一緒になって育てるもの。
スターティングポイント。
何よりも安全で美味しい日本の農産物は、世界のためにも日本のためにも守らないといけないですよね。
TPP11と両立させて守る、茨の道ですが。
まあよくやったと思う、これは。
諦めないでよかったということでもある。
(★)お知らせ(講演会)
(★)お知らせ(新著)
※青山繁晴著「ぼくらの死生観-英霊の渇く島に問う-」。7月9日ワニブックスより発売。
※ぶと新(ぶっとい新書)!
※原稿用紙120枚分のあとがき(書き下ろし)と、新たな写真。
(★)トラ撮り! コーナー
(すみません、今回、全て省略します。項目だけYouTube番組公式チャンネルより転載)
★雨の鴨川
★花街担当時代の料亭で独研感謝祭
★料亭の庭にて
★独研感謝祭会食
★福岡浩教授と生徒さん
★伝統芸能を鑑賞
★青山繁晴氏次男 芸者遊び
★次男のお嫁さん
★西陣織 渡文株式会社 渡辺会長とネクタイ
★参議院 参観受付入口にて観覧者の皆さんと集合写真
★参議院経済産業委員会
(5)失業率2.2%に改善 5月
(省略)
(6)尖閣接続水域に中国海軍 病院船
(ざっくりまとめ)
病院船っていうのは正直僕も予想してなかった。
ところがさすがに海上自衛隊も米海軍もそんなにびっくりしてなくてですね。
つまり中国はすでに尖閣は自分の物だと言ってて。
中国が世界に宣伝してるのは、中国が実効支配しててパトロールしてて、普通に動いてる所に日本の海上保安庁が不法に侵入して来るって言ってくるわけだから。
これが空母や戦闘艦出してきたら、さっきの日米安保条約第5条という話にもなりかねない。
そこは中国の浅知恵で、病院船なら日米も動きはないだろうと。
浅知恵で中国の実効支配を示したつもりなんですよ。
はっきり言ってお笑いぐさ。
(7)米WTO脱退の意向と報道 財務長官は否定
(ざっくりまとめ)
財務長官がテレビに出てきてフェイクニュースと言ったが、僕なりのルートで聞いたのは、トランプさんは少なくとも雑談としては、WTOに入ってていいことあるのかと。
脱退したいとは言ってないが、脱けたい気持ちはあるのかなと。
でもこれはトランプさんとっては最後の最後の究極の根幹の政策。
でもここまで進むと、敗戦後の枠組みの中枢部分をアメリカ自身が壊すことになっていくんで、これはフェイクニュースで済む話はなくて、現職の財務長官としてはそうしか言いようがないが、トランプ政権があと1期目が2年半あって、その間に究極の公約守りのためにやるかもしれないというのは、世界にとって大変な不安要因。
逆に言うと、日本の目覚めの機会で、TPPがそうだったように、根元から変わりつつある。
(8)カナダがアメリカに報復関税
(9)南スーダンで戦闘再燃 停戦直後
(以上省略)
(10)米がサウジに原油増産要求 首脳電話会談
これは面白いニュース。
今までこういう話は絶対表に出なかった。
サウジアラビアって外国ですよ?
しかも産油国の盟主ですよね。
だからサウジアラビアみたいな大きな産油国が増産すると、石油の値段は下がる。
これがもうしばらく作りませんって言ったら値段がバーンと上がって、我々のガソリン代も一発で上がる。
それをアメリカの大統領が直接、国王に電話して、増やせよと。
今までも言ってたけど、これが表に出たことはない。
しかもこの目的はイランが最近ようやく生産できるようになって、やっと売れるになったのに、もっと作りたいと言ってるわけですよ。
それをサウジがちょっと待ってと言ってて、アメリカは今イランと厳しく対立してて、サウジにどんどん油を増やせと。
何で表に出たかというと、本人がツイッターでバーンとやってしまうから(笑)ばれるわけでしょ。
トランプ時代の大きな変化だし、やっぱり僕は評価する。
本当は闇から闇の話なのが、表に出るんだから。
(11)香港 中国返還21年でデモ
今、香港は全然様子が違う。
もう民主化要求ってのは全然盛り上がらなくて、これたまたま記念デモやってるけども、今の影響力は小指の先あるかどうか。
2つ要因があって、1つは北京当局の圧迫で、これは分かりやすい。
もう1つは実は香港のトップを中国共産党が柔らかい雰囲気の女性に差し替えて、この女性が柔らかいことしか言わないので、学生諸君のやる気が衰えてる。
だから中国共産党ってどれぐらいしたたか。
そんな中国と対馬で対峙しなきゃいけないというのが、超近未来、今日明日の日本。
(12)世界遺産に潜伏キリシタン 国内22件目
(ざっくりまとめ)
世界遺産にするために自治体を含め、地元の人たちの苦労が実ったことは、僕も一緒に祝います。
が、同時に、強い懸念があって、その懸念にもきちんと対応しなきゃいけないと思う。
要するに、日本はキリスト教徒弾圧した国なんだと、ひどい国なんだということを、もう中国や韓国はすでにそれを利用しようとする動きがあるので、そういうことに利用されるっていうのも同時に防がなきゃいけない。
日本はひどい国じゃないってことを逆発信していかなきゃいけない。
南京や慰安婦といった嘘に絡めて利用されることがないようにいっていう工夫は、地元の自治体よりも僕ら国会議員含めた中央政府や国会の大きな責任だと思います。
(13)全国で教員不足600人以上 志願者減
(省略)
(14)日本 W杯GS突破!今日深夜ベルギー戦
(決勝T進出を決めたポーランド戦で)最後の10分をボール回ししたことでの見解を僕は言わなきゃいけないんですが。
あと(番組残り時間は)何分あるんですか?
(岡本ディレクター:あと40秒)
えっと、まず正直、危機管理の専門家からすると、攻め込んで行ってカウンターで食らうリスクと、それから全然手が出せない他のチームの試合のリスクを考えると、普通の危機管理で言うと、あとの方がリスクが大きいので、そういう意味では非常に特異な判断だと思います。
僕はあの監督に対しての批判はしません。
それは個人攻撃しないっていう意味じゃなくて、僕はサッカーを知らないからです。
でも僕だったら、あの決断はしないです。
ただ同時に、どれだけ非難されるか分かっててあの決断されるっていうのも、新しい日本人が登場したことは間違いないと思いました。
ヨーロッパで、裏があってベルギー戦でもう勝つことになってんじゃないかっていう妙な噂までに流されるぐらいのショックを与えてるんですよね。
日本は今までフェアだったからね。
でも実際はそんなこと全くありませんから、全力を尽くしてベスト8、行って下さい。
____________________________内容紹介ここまで
ポーランド戦での日本の「パス回し」について。
青山さんは「最後まで攻めるべきだった派」なんですね~。
でも、よく言われているフェアプレーがどう、日本の美学がどう、という次元ではなく、あくまで危機管理として考えた場合の話であると。
青山さんらしいっちゅや、らしいですね(^_^;
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★青山繁晴さんの著書
購入すると少しでも今後の活動費の助けになるかも?
(青山さんは個人の寄付も一切受け取らないそうです)
★2018/7/9発行『ぼくらの死生観―英霊の渇く島に問う』。
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※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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