投資信託で100万円の債権が80万になったら
あなたは売りますか?
それとも値上がりするのを待ちますか?
20万円損するわけですから、戸惑うところです。
投資をしていると、一度は経験する決断の時。
その決断をするには、正直ピリピリします。
私は800万を3000万に資産を増やしてきましたが、
「買った債権がすべて値上がりした」
なんて、素晴らしい成績ばかりではありません。
投資信託は長期運用で、徐々に資産を増やしていくものですが
それでも、手放してしまった方がよい債権もあります。
これは、投資信託の価額の決まり方から見えてきます。
それは純資産が下落し続けている債権です。
投資信託は、株のように急激な乱高下はありませんが、
純資産が減少し続けているということは、
運用会社の資産運用が、明らかに上手くいっていないことを意味します。
そして純資産が減少し続けている債権は、急激に下落する可能性があります。
それは、投資家が資金を引き揚げるためにおこる状態。
つまり解約され続けることで発生します。
運用会社の純資産が減るということは、運用したくても運用資金がない状況に
追い込まれて、より投資債権の価額の下落を招く恐れがあります。
ゼロになることは、そうそうありませんが
繰上げ償還といって、運用期限前であっても
残った資産を投資者に強制的に返金してしまう場合もあります。
この場合の損失は、もっと大きくなってしまいます。
そうならないために
取得価額の何パーセント下落したら売却するか
事前に決めておくことをお勧めします。
私は
価額が15%下落した場合
または価額の上昇が2ヶ月ない場合
その投資信託は売却することにしています。
なので、価額が100万から80万に下落した場合、
値上げを待たず、売却します。
その理由として
まず、価額が上昇する可能性も十分ありますが、上昇に転じるまで
どれくらいの時間を要するかわからない。
そして、さらに運用会社の運用が上手くいかず、
下落し続けることも当然ありえる。
下落した場合、「上がるまで待とう」という心理が働きますが
上がるまでの期間がかかること、下落し続ける危険があることから
損を受け入れて損切(売却)することも時には必要です。
保有し続けることを「塩漬け」といいますが、塩漬けにした場合
その資金は儲けを生みません。
儲けを生まない資金を放っておいては、
儲け続けることは当然できませんよね。
資金を引き揚げ、儲けを生む投資信託に切り替えることで
資産を増やす機会を作る必要があります。
「投資初心者が、儲けるために決めておくべきこと」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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