ひき逃げの疑い 県議を書類送検
神奈川県の60歳の県議会議員がことし5月、川崎市内で車を運転中に自転車と接触事故を起こし、自転車の高校生にけがをさせたままその場から立ち去ったとして、ひき逃げなどの疑いで2日、書類送検されました。
書類送検されたのは、神奈川県の県議会議員で川崎市川崎区選挙区選出の杉山信雄議員(60)です。
警察の調べによりますと、杉山議員はことし5月、川崎市中原区の交差点で乗用車を運転中に自転車と接触し15歳の男子高校生の足に軽いけがをさせたのに、警察に通報することなくその場から立ち去ったとして、ひき逃げなどの疑いが持たれています。
杉山議員は事故のあと車から降りて高校生と話をして、自転車の修理代などとして現金1万円を手渡していたということで、警察によりますと、ひき逃げなどの容疑を認めているということです。
杉山議員は平成11年の神奈川県議会議員選挙で初当選して現在5期目で、自民党会派に所属していましたが先月7日付けで会派を離脱しています。
書類送検された杉山信雄議員は、NHKの取材に対し「重く受け止めたいと思います。ただ、現時点では、それ以上のコメントは差し控えたいです」と話しています。