■やっぱりレート配信は続いていた
ヒストリカルデータは、セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]の「Progressive Chart」から5分足のものをダウンロード。1分足のデータについては、時間が経過したため、当記事作成時には残念ながらスイスショック時のものはすでに取得できなくなっていました…。
なお、セントラル短資FXのサポートに問い合わせたところ、「Progressive Chart」で使われているレートは[FXダイレクトプラス]で配信されたレートであるとの回答を得ましたので、取得したヒストリカルデータが、そのまま[FXダイレクトプラス]の配信レートということになります。
ダウンロードしたユーロ/スイスフラン、スイスフラン/円、米ドル/スイスフラン5分足のBidとAsk(※)の4本値は、ご覧のとおり。
(※「Bid」とはFX会社側の買値であり、トレーダー側の売値、「Ask」とはFX会社側の売値であり、トレーダー側の買値です)
SNB(スイス国立銀行[スイスの中央銀行])から1.2000フランの防衛ラインを放棄するとの発表があったのが、2015年1月15日(木)の18時30分頃。
上表を見てみると、3通貨ペアのBid、Askともに、18時30分以降も5分ごとにレートが刻まれていることがわかります。
つまり、このデータを見る限り、ザイFX!の推測どおり、セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]では、スイスショックの際も停止することなく、レート配信が継続されていたと言うことができます。
【参考記事】
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