2018年6月に読んだ中で、おすすめの漫画をいくつか紹介する。
個人的に重要なのは「恋情デスペラード」の最終巻発売。
今年の漫画関連での一番の衝撃ニュースだった。
前回はこちら。
「お従兄さんの引越しの片づけが進まない」1巻(吉辺あくろ)
大学に通うため、昔よく遊んでくれた従兄が一緒に暮らすことになった。
長女の高帆にとっては初恋の相手でもある。
イケメンに成長した従兄にドキドキな彼女であったが、何やら様子がおかしい。
そう、従兄の藤嗣はヘンタイだったのだ。
順応力の高すぎる弟の成叶とともに、彼女の心配は尽きない。
ラブコメに発展するのか、していいのか続きが気になっている。
「イジらないで、長瀞さん」2巻(ナナシ)
気弱なセンパイと、彼をイジるのが好きな女の子・長瀞さんの日々。
2巻では、彼女の感情が見えやすくなった。
よりマイルドな方向に進んでいるが、むしろそれがいい。
センパイの反応にためらったり、照れたり、嫉妬したり、表情豊かになった長瀞さんがかわいい。
「お嬢様の僕」1巻(田口ホシノ)
近衛養太郎は執事の父とメイドの母を持つ男子高校生。
両親の影響と生活環境のおかげで、家事の得意な世話好き少年に成長した。
そんな彼の通う高校にやってきた転校生は、母の務める家の娘で、本物のお嬢様。
着替えすら一人でしたことがない彼女の専属執事に任命された養太郎の、試練の日々が始まる。
そこにツンデレお嬢様と指導係のメイドも加わり、ラブコメ要素も絡んでくるが、粗相を許されない養太郎に未来はあるのか?
個人的にはツンデレお嬢様推し。
「君は春に目を醒ます」2巻(縞あさと)
難病で7年ぶりに目覚めた年上の幼馴染みと同級生になった。
昔と同じ感覚で溺愛する千遥に対し、絃(いと)は“妹”から卒業したいと願っている。
今回は、絃の誕生日に眠っていた7回分も合わせて祝いたいと考えた千遥が、弥太郎を巻き込んでのサプライズを決行する。
いずれは一人の女性として意識して、彼も新たな自分の気持ちに気付くことになるのだろうけど、この3人の関係がちょうどいいのでゆっくりと進んでほしい。
「さよなら私のクラマー」6巻(新川直司)
高校女子サッカーを舞台に、弱小蕨青南高校で奮闘する選手たちを描く群像劇。
6巻は、インターハイ県予選の後、関東大会へ出場しないチーム中心に行われるJKFBインターリーグへ参加。
ようやく指導者の顔を見せ始めた深津監督の影響もあり、守備力が向上している。
チームの躍進を支えているのは2年生組の成長とも言えるだろう。
特に宮坂-田勢の幼馴染みコンビの活躍がよかった。
1巻ではモブ扱いだった宮坂がついに。
「恋情デスペラード」6巻(アントンシク)
砂漠が広がる世界で、街から街へと旅を続ける女風来坊。
人呼んで「刃雷のお紋」。
目的は、日本一の夫を探すこと。
最終巻となった6巻は、彼女の幼少期のエピソードが描かれる。
ダーク帯刀のもとでニンジャ・アサシンとして英才教育を受けた彼女が、人としての生き方を取り戻すきっかけになった人物、長ドスのおじさんとの出会い。
彼女が仇討ちを狙わない理由は、おじさんの教えによるものであった。
短く終わってしまった彼との日々と芽生えた感情こそが彼女の生きる糧なのであり、あのときのおじさんの言葉を理解したいと考えている。
物語の謎も解明され、すっきりしたラスト。
もっともっと続いてほしかった。
「化物語」1巻(西尾維新、大暮維人)
ラノベ、アニメの人気タイトルが満を持してコミカライズ。
個人的には大暮維人の作画でなければ手に取らなかったと思うので、いい機会になった。
こういうところにらしさが出ている。
「乙女怪獣キャラメリゼ」1巻(蒼木スピカ)
子供の頃から奇妙な症状に悩まされてきた女の子・赤石黒絵。
彼女は気持ちが高ぶると身体の一部が怪獣化してしまう。
周囲との関わりを避けることで隠し通してきたのだが、ある日恋をしたことにより本格的に巨大生物へと覚醒するのだった。
でもそのおかげで仲のよい友達もできた。
怪獣大好きな女の子・有里真夏との絡みも楽しみである。
あとがき
少女漫画系も読んでみたいんだけど、情報源が少ないのでおすすめのものがあったら教えてもらいたい。