内田裕也 事務所に包丁持ちこみ「外国人より俺をかまえ」
ミュージシャン・内田裕也が逮捕されたのは5月12日。交際していた女性宅に「暴力団と交際していることを会社に連絡した」という手書きの文書を投函して復縁を強要、女性宅の錠を付け替えて部屋に侵入した疑いがもたれており、「いくら何でもやりすぎだ」と非難の声が上がった。この事件を、プロインタビュアーの吉田豪氏はどう見ているのか。
* * *
ワイドショーをずっと見てたら、「あのラブ&ピースの裕也さんがこんなことをするなんてがっかり」みたいなことをいうコメンテーターがいて、むしろその発言にがっかりして。いやいや、裕也さんはこういうことをする人ですよと。裕也さんの歴史を知らないんですかっていう。何度こういうことをやってきたか。
裕也さんの行動原理はいつでも、「もっとおれをかまえ」なんですよね。それは(樹木)希林さんに対してもそうだし、世間に対してもそうだし、音楽業界、そして、別れた彼女、全部そうですよ。1983年にウドー音楽事務所に包丁を持って乗り込んだのも、「外国人アーティストばっかり呼んでないで、もっとおれをかまえ」っていう理由だったし。
あと僕が好きなエピソードとしては、タイガースのプロデューサーでジュリー(沢田研二)とかを売り出した上条英男さんが、タイガースのメンバーとマージャンをやってたら、上半身裸で手に鎖のチェーンを巻いた裕也さんが現われて、「おれをないがしろにするな」っていったという。おれをかまわないやつに対しては直接行動に出るっていうね。すごいシンプルですよ。
※週刊ポスト2011年6月3日号
■関連記事
・樹木希林は“宗教者” 離婚せぬのは堕ちた内田裕也救うため
・暴れる内田裕也に本木雅弘タックル、希林鉄パイプでボコボコ
・何を言っても返り討ち!取材者泣かせの「樹木希林恐怖伝説」
・『お願い!ランキング』の人気シェフプロデュースおせち登場
・押尾学語録「小さな日本は俺には似合わない」「東大受かってた」