「アイカツ」における人気回は一体何話なのでしょうか。4クールを越える作品では、全話を繰り返し見る事が難しく、どうしても頻繁に見る回と見ない回が生まれるので、必然的に動画の再生数に差が出ます。
ということは再生数を調べていけば、ファンに何度も視聴したくなる話も分かるかもしれない。そんな適当な思い付きから、バンダイチャンネルにおける各話の再生回数を調査しました。
先に言っておきますが、分析の資料としては情報が少なすぎる為、あくまでバンダイチャンネルではこうだという参考程度に捉えておいて下さい。グラフは再生回数が多く、誰でも視聴が可能な1話目を除いたものになります。
バンダイチャンネルの環境
各シリーズの1話目は無料配信
放送当時は最新話のみ無料配信
現在は有料会員なら全話見放題
いちごとあおいの初めての出会いが語られる40話「ガール・ミーツ・ガール」が3位にランクイン。この結果、穏やかじゃない。1話、2話、3話と序盤の再生回数が多いのは当たり前なので、実質的にファンに愛される話のナンバーワンに輝いたのは、40話と宣言してもいいのではないでしょうか。
4位にはしおんとあおいが活躍する「イケナイ刑事」がランクイン。5位はSTAR☆ANISの8人によるステージが見所の41話「夏色ミラクル」でした。ユリカ様にスポットを当てた19話「月夜のあの娘は秘密の香り」と20話「ヴァンパイア・スキャンダル」も上位にランクインしました。
26話「さくらの季節」はさくら初登場に加えて、OPが切り替わるタイミングということもあってか、再生数はぐんと伸びました。「ダイヤモンドハッピー」はとても明るくて楽しいですし、ジョニー先生のダンスのキレが良くて永遠に見ていられますね。
サンライズパースの斧で有名な12話「We wish you a merry Christmas!」は、ネタとして取り上げられるだけで、順位は意外にも下位になりました。どうやらファンが何度も視聴するタイプの話ではなかったようです。
2年目は51話をピークに少しずつ再生回数が減少、1年目みたいにいきなり再生回数が伸びる話は少なく、再生回数上位は前半2クールに占められる結果になりました。意外にもあかりの「星宮いちごです事件」が起きた76話「びっくりフレッシュガール」はランクインしませんでした。
再生回数の下降傾向を好意的に解釈するのであれば、平均的に質が良かったおかげと言えるでしょう。どれもそこそこいいから、再生回数が急に上がることも下がることもない。そんな中で3位にランクインした64話「ラッキーアイドル」は正月回、いちごの星座ドレスの初披露回でもありました。
6位にランクインした61話「キラ・パタ・マジック」は、サブタイトルから分かる通り、そらの初登場回でした。癖の強い曲に魅了されたファンが多かったのかもしれませんね。あれは脳が溶けます。
2位には114話「ハッピークリスマス」がランクイン。この順位は年末年始に放送される番組の影響で115話の放送が2週間後になり、それによって無料配信期間が延長した影響はあるのではないかと思います。
3位の122話「ヴァンパイアミステリー」はヴァンパイア化したアイドルを救い出すホラーミステリー。6位の127話はまどかと凛の初登場回でした。まどかと凛のダンスのキレの差を表したステージは素晴らしかったですね。
最終回152話の再生回数がいまいち伸びていませんが、これは最終回らしくない最終回であったからなのでしょう。3年目は102話から178話まで、152話は通過点に過ぎません。
2位の166話「私が見つけた最初の風」はスターライトクイーンカップ開催発表回。あかり、スミレ、ひなきはどうしてアイドルを始めたのか、最後の勝負に向けて原点に立ち返る。もうすぐ「アイカツ」は終わってしまうんだなということを感じさせる話。ステージに咲く氷の華ことスミレの「いばらの女王」が初披露されました。
3位にランクインした159話「ギャラクシースターライト」。これもドラマ回らしくカオスな展開でした。アホみたいな内容なのに、作画は凄い良いんですよね。ファンに好評であったのか、後に「フォトカツ」で大きく取り扱われることになりました。
さて、ここまで人気回を振り返ってきましたが、ドラマ回は平均して再生数が高いことが分かりました。「アイカツ」の魅力である3DCGによるステージはないものの、普段と違う姿が見られるドラマ回は、大勢のファンの心を掴んでいたようです。