2018年1月26日に仮想通貨取引所の「コインチェック」がニュース報道され世間を賑わせたのは記憶に新しいと思います。
報道されている内容を聞いて「どうやらコインチェックがハッキングされてNEM(ネム)という仮想通貨が580億円相当も流出したらしい・・・。」
と、ニュースの内容だけ聞けば、よく分からないけど「やっぱり仮想通貨は危ない」というイメージを持たれたのではないでしょうか?
確かに良く分からないものは怖いです。しかしきちんと知ることが出来れば、そういった不安は解消され興味に繋がるものです。
そこで今回は、いまいちピンとこない仮想通貨を「なるほど!!」「わかった!!」と思ってもらえるように、説明をしたいと思いました。
何度か仮想通貨の勉強会を開催させてもらっているので、初心者の方に向けてお伝えしていますが、やはり全て理解してもらうのは難しいことです。
勉強会の参加者達から聞いた「何が分かりにくいか」を出来る限り噛み砕いて説明しますので、楽しみながら読み進めて頂ければ、前よりはきっと理解して満足してくれると思います(*’ω’*)
※仮想通貨には色々な種類があるのですが、一番知名度が高いBitcoin(ビットコイン)を基に説明していきます
目次 [非表示]
まずはあなたが思っている仮想通貨のイメージをリセットする
まず仮想通貨を知るためにおこなって欲しいことは、今あなたの頭の中に持っている「仮想通貨のイメージをリセット」してください。
人は元々「不安」や「心配」、「不信」等の気持ちが先に出るようになっているので、聞いたことがない新しい知識を学ぶ際に「思い込みの壁」を乗り越えることが難しいのです。
これをやっていただくことで、仮想通貨の話が頭に入りやすくなってきます(*’ω’*)
大事なことなので、もう一度お伝えしますね(‘ω’)ノ「仮想通貨のイメージをリセット」するのです。
それでは準備が出来たところで、早速読み進めてみましょう。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
仮想通貨は「世界共通のお金」として作られた
そもそも「何の目的で作られたのか」という事を知って欲しいと思います。
今私達が日常的に使用しているお金は「日本円」という、日本銀行が発行した通貨です。
これは日本国内では使用出来ますが、外国では使うことが出来ませんよね。
外国へ行くなら、「日本円」を「外国のお金」に両替をする必要があります。
これまでは当然当たり前の事だと思っていましたが、
でもこれってよく考えるとっても面倒ですよね(;^ω^)
そこで仮想通貨は国境を越えて「世界で共通して使えるお金」を目指して作られたのです。
仮想通貨は「発行者が存在しない」
「日本円」がどうして国内で使えて、外国では使えないのか知っておきましょう。
日本円は法律で制定された日本政府が発行している通貨(法定通貨)なので、強制通用力(ファイナリティ)を持っているのです。
例えば、あなたがコンビニで100円のジュースを「アメリカドル」で買おうとすると、
レジ「100円になります」
あなた「アメリカドルで支払います」
レジ「ドルでは支払いが出来ません」
(ドルには強制通用力がないので断れる)
となることでしょう。
しかし「日本円」であれば、
レジ「100円になります」
あなた「日本円で支払います」
レジ「はい、ありがとうございます」
(日本円には強制通用力があるので断ることが出来ない)
とこの様になるのです。
法定通貨は国が発行者として通貨の価値を定めていて、国が管理をしています。
しかし仮想通貨には価値を定めている発行者がいません。
どうやって通貨として使用し管理をするのかここから学んでいきましょう。
仮想通貨は「ブロックチェーン」という新しい技術によって管理されている
中央管理者が存在しないことが仮想通貨の大きな特徴の一つです。
しかし、管理者が存在しない通貨にどの様に信用的価値を持たせるか?
そこで考え出された新しい技術が「ブロックチェーン」(インターネット上の取引帳簿)という仕組みです。
仮想通貨を知るうえで欠かせない重要なキーワードである「ブロックチェーン」について説明します。
「ブロックチェーン」とはインターネット上で取引帳簿を管理する仕組みのことです。
例えば、日本円での取引帳簿は下記の様に、銀行が認証して管理を行います。
上記のように、管理者が認証して取引帳簿に記入を行います(‘ω’)ノ
それに対して「ブロックチェーン」は取引に参加している人達で管理を行います。
ブロックチェーンの特徴は取引に参加している人達で、認証と取引帳簿の記入を行うことです。
そしてこの取引が正しいかどうかを認証する方式を「POW方式」(プルーフ・オブ・ワーク)と言います。
取引参加者の51%以上の認証があれば「この取引は正しい」と帳簿に記入され、その取引情報は改ざんがされないように鍵がかけられます。
そしてまた次々と取引を認証してブロックを作成することを繰り返して、それが鎖のように繋がっていくため、「ブロックチェーン」と呼ばれるのです。
これがブロックチェーン技術を使った、発行者がいなくても、全体で管理をする仕組みになります。問題点であった「データの改ざんリスク」も参加者の51%以上の認証によるPOW形式によりほぼ不可能となりました。
※これを専門的な言葉で「ビザンチン将軍問題を解決した」(過半数による合意・抜け駆け防止)と言われたりします
仮想通貨は「全ての取引帳簿が公開されている」
発行者のいない仮想通貨は参加者達で管理を行っています。あえて取引帳簿を公開することで透明性を高めているのです。
そのため全ての取引帳簿がインターネット上に公開されています。(オープンソースと言います)
先程の例でいうと、「あなたからBさんに100円」を送ったという取引帳簿は全員が見る事が出来ます。
「そんな事をしたら自分の口座情報まで丸見えじゃないかっ( ゚Д゚)」と思うかもしれません。
そこはご安心下さい。仮想通貨で公開されているのは、ランダムに作られた「通帳(ウォレット)のアドレス」だけです。
その取引には「どのアドレスからどのアドレスにいくら送金されたか」だけが書かれています。
仮想通貨はアドレスの所有者については「匿名性」が高く、アドレス同士の取引(トランザクション)については「透明性」が高いのです。
アドレスと個人情報を結びつけることが困難なだけで、送金された内容を見るには、時間さえ掛ければ全てその記録から追いかけられます。
※ビットコインは2009年から取引が行われてますが、その最初の取引も確認することが可能です
仮想通貨は「発行量が決まっている」
日本円やアメリカのドルは発行量が決まっていません。
つまり発行者である国が決めれば、いくらでも発行することが出来ます。
※日本円は2017年約107兆円の流通量がありました
しかし発行量をむやみに増やせば通貨の減価に繋がりますし、減り過ぎてもいけません。
政府は経済の流れを見極めながら、流通量をコントロールしているのです。
それに対して仮想通貨は発行量が決まっています。
例えばBitcoinは2100万枚という発行上限が決まっていますし、それ以外の仮想通貨もほとんどが同じく発行量が決まっています。
Bitcoinは2009年から毎日ほぼ10分ごとに発行されているのですが、およそ4年ごとにその発行量が半減します。
少しずつ発行量を抑えることで、金やプラチナと同じ様に希少性を高め、その価値が陳腐化しないように作られているのです。
仮想通貨は「マイニング」によって発行されている
仮想通貨を得るためには、①買う ②もらう ③マイニングの3つがあります。
①と②についてはなんとなく分かってもらえると思いますが、仮想通貨の特徴でもある③のマイニングについてしっかりと理解しておきましょう。
先程上記の説明で「POW方式によって認証される」とお話したのを思い出してください。
ブロックチェーンの特徴は取引に参加している人達で、認証と取引帳簿の記入を行うことです。
そしてこの取引が正しいかどうかを認証する方式を「POW方式」(プルーフ・オブ・ワーク)と言います。
取引参加者の51%以上の認証があれば「この取引は正しい」と帳簿に記入され、その取引情報は改ざんがされないように鍵がかけられます。
この「鍵」をかけられる人は10分ごとにたった1人だけなのです。
複雑な暗号を計算し取引情報に鍵をかけた人にご褒美として新しい仮想通貨が発行されるのです。
つまりマイニングとは「取引情報に鍵をかけるために複雑な計算処理を行う」ことです。
※まだ出回っていない希少な通貨を手に入れる様子が、「鉱山で金を掘り当てる行為」に
似ているということでマイニング(採掘)と呼ばれているのです(‘ω’)ノ
実際にマイニングが行われている様子をご覧ください
マイニングを成功させるためには、高性能なパソコンを数千台使ってひたすら計算を行わせる事になります。
コンピューターが出す熱量を冷却し続け、複雑な計算処理をするので膨大な電力を消費します。
そのためコストが安価な中国やモンゴルなどにマイニング工場が集中しています。
どうでしたか(‘ω’)ノ
これが仮想通貨の基本的な仕組みになります。
今まで思っていたイメージよりは、しっかりしているものだということは分かってもらえたと思います。
これから中級編・上級編と学んでいくうちに、少しずつ仮想通貨について理解を深めていって欲しいと思っています。
私は「ブロックチェーン・テクノロジー」が世の中の仕組みを大きく変えるだろうと感じています。
その辺の内容も含めて中級編以降でお伝えします。
それではまた~(*‘ω‘ *)