2018年02月23日

グリーンインフラレンディングを分析_その2(JCサービスの太陽光発電)

23.Feb.2018

〇JCサービスの太陽光発電ビジネスを分析(別角度から)



下記の記事で、改正FIT法を解説し、
太陽光発電開発案件を分析しました。

グリーンインフラレンディングを分析(JCサービスの太陽光発電)



今回は、別の角度・・・同業者の有価証券報告書から分析してみます。


レノバ(SC9519) の有価証券報告書から分析


〇レノバのビジネス

レノバのビジネスは二つ。

1)再生可能エネルギー発電(売電)
2)再生可能エネルギーの開発、運営
     
 再生可能エネルギーの主力は太陽光発電。

 最近はバイオマスに力を入れ始めた。

 資料1 バイオマス発電事業の普及促進策について

 20180223_00.png


    JCサービスと非常によく似た会社です。




〇レノバの太陽光発電開発を分析

グリフラのファンドは、開発案件ですので、

 有価証券報告書から「2)再生可能エネルギーの開発・運営」の売上と利益を見ていきます。


 2017年5月期 有価証券報告書

 売上高:2,600百万円(年間)
 利益 :1,418百万円(年間)

 20180223_01.png


 2018年5月期 第2四半期報告書

  売上高:2,066百万円(6~11月)
  利益 :1,418百万円(6~11月)

 20180223_02.png

 ※この利益には 借入金の利息支払いは含まれていません。
  実際の利益は 利息支払い分少なくなります。

しかし、すごいの一言です。
太陽光発電の開発ってどんだけ儲かるんだよ!って思いませんか?


これだけ儲かりますと、資金はいくらでも欲しくなりますね。

当然 レノバは多額の資金を調達しています。


貸借対照表を見ると、
借入金が 半年で+88億円

負債総額は 500億を超えています。

 20180223_03.png

 ※JCサービスの負債総額は 約160億 です。下記の記事を参照願います。
   JCサービスの財務発表(グリーンインフラレンディングの親会社)





レノバを分析したまとめ


・太陽光発電の開発は超儲かる。

・資金があればあるだけ儲かる。



次は、バイオマス発電の分析も記事にしたいなぁ。


  


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2018年02月20日

グリーンインフラレンディングを分析(JCサービスの太陽光発電)

20.Feb.2018

〇JCサービスの太陽光発電ビジネスを分析


JCサービスの太陽光発電ビジネスを分析するには、
改正FIT法(固定価格買取制度)の理解が必要です。

まず、FIT法・改正FIT法についてまとめます。


資源エネルギー庁の資料
  改正FIT法による制度改正について(概要説明資料)
  資源エネルギー庁のFAQ


[改正FIT法の要約]

1)接続契約 :発電事業者が電力会社と契約する。
        「電力会社と連結契約」と「連結の工事費用を納付」

2)事業計画書:事業の計画書を経産省に提出
        事業計画書には、太陽光パネルの廃棄まで記載する。

3)認定   :経産省の認定。(買取単価、電力量が決定)
        認定の条件は「接続契約済み」と「事業計画書を提出」


[旧FIT法の要約]

1)認定   :経産省の認定。(買取単価、電力量が決定)




〇旧FIT法 認定案件の事業者がやることは?

売電を開始している案件の事業者は
2017年3月31までに「事業計画書」を提出する。


売電を開始していない案件の事業者は
2017年3月31までに「事業計画書」と「接続契約の書類」を提出する。




〇提出したらどうなる?

改正FIT法に適用とみなされ、買取単価の引継ぎと 運転開始期限が設けられます。

買取単価  :変更なし(旧FIT法の認定単価のまま)

運転開始期限:売電を開始するまでの猶予期間
       10kW以上:2020年3月31日まで
       10kW未満:2018年3月31日まで(住宅の屋根用)

       期限を過ぎると、過ぎた期間だけ固定買取期間が減る。

  20180220.png
  「資源エネルギー庁のFAQ」を抜粋


※提出しないと・・・
 買取単価が取り消しになります。(売電開始済みでも取り消しになる)
 取り消し後に認定を取得しても、改正FIT法の単価になってしまいます。




 
FIT法 → 改正FIT法 の要約


買取単価は変更なし

2020年3月31日までに売電開始




JCサービスの将来を予測


改正FIT法から、JCサービスの将来を予測すると

~2020年3月:
  開発中の47案件で ぼろ儲けできる。

2020年4月~:
  太陽光以外のビジネスが無いと厳しい。





投資戦略

以上から、太陽光発電ローンファンドへの投資戦略は次になります。

2020年3月までに返済される太陽光ファンドは安全性が高い。




以上が、太陽光発電ローンファンド分析です。
(2016年末、コーヒー豆はFITの調査とNEDOのHPを参考に太陽光発電でどれだけ儲かるのかを計算し、グリーンインフラレンディングへの投資を決断しました。)

機会をみて、バイオマス発電の分析も記事にしたいと思います。




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2018年02月18日

JCサービスの財務発表(グリーンインフラレンディングの親会社)

18.Feb.2018



JCサービスの財務(グリーンインフラレンディング)



グリーンインフラレンディングの親会社である
JCサービスの決算公告が発表されました。


JCサービスの決算期が2月から11月に変更されましたので、
そろそろ公開されるかなぁと思っていました。

20180218_JCサービス_1.png

資産:
 ・流動資産 :120億0764万
 ・固定資産 : 42億5465万

負債:
 ・流動負債 :138億4135万
  ・その他負債:135億2294万
 ・固定負債 : 20億6746万

資本:
 ・株主資本 :  4億2248万
  ・当期純利益:  3億2006万
   (決算期変更の為3月~11月分のはず)




解説・私見


1.その他負債が多い

グリーンインフラレンディングは
貸付残高100億突破記念ファンドをやっています。
当然、流動負債は100億突破していることになります。




2.万が一の時、JCサービスはお金を返せるのか?

固定資産の内訳が不明なのでなんとも言えません。

現金化できない資産が多いと厳しいですね。
(例えばソフトウェア や 専用の設備 etc)

推測するに、
全資産を処分して、ギリギリ元本を返せるかどうか・・・です。

利益が出るのは売上が上がってからです。
当然の結果です。

予想通りです、不自然なところはありません。




3.JCサービスの将来はどうなのか?

3~11月で3億2000万の純利益を出しています。
この数字は当期純利益ですので、
我々投資家への分配後且つ法人税等を支払った後の数字です。

素晴らしい利益を出しています。
(我々ソーシャルレンディング投資家にとって)

昨年、JC証券(旧NVF証券株式会社)をグループ会社してますし、
上場を目指しているのは、本気だと判断しました。

上場したら、今の高利回りローンは無くなるかもしれませんね。
ちなみに、ソフトバンクの社債利回りは2%です。

(ビジネスモデルについては別の記事を書く予定です。明るい将来の記事ですよ)




結論


予想通りの結果で、不自然なところはありません。

順調に進んでいる思います。

   


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30代 製造業エンジニア。 ソーシャルレンディングで月20万以上の分配金収入。 投資歴:株12年、FX10年、ソーシャルレンディング1年、簿記3級。
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