”猫と犬と約束の燈”観て、知っている俳優さん達が多くて親近感湧いたけど、もうひと工夫欲しかったかなあ。
”猫と犬と約束の燈”観て、まずまずではあったけど、☆5つ!とは素直には言えん。
コミカルという意味ではうめたが猫とか誰かが犬とかで出てきて笑えたけど、葬儀屋とか出てきてしんみりしたムードになってもたし・・・・
まあしかしうめたが猫で出て美味しい役で、全く違うモノとして女優としていい経験になったと思う。
けど、以前田野がやっていた”きみはいい人、チャーリーブラウン”の犬役の人から比べたらまだまだやな。
犬役の坂田さんもか。
まあもちろん、ODACさんともっと大きな舞台とを同列に比較したらアカンとはいえ、やっぱりそこは厳しく同列に見な、ODACさんが掲げる日本のブロードウェイには近づけんからなあ。
そんで、今回は再演かもやけど、脚本の中身が薄いんじゃないか?と思った。
イロイロ描かれている割に考えさせられるところが正直少ない。
というのも、今日別のところで出したけど、改めてココでも出すけど、私の編み出した
”こんがらがった紐理論”
でいうと、こんがらがった紐を見たら、めちゃくちゃ難しい。
それを下手に解こうとしたらよけいこんがらがってしまう。
だから、フツーの人は、こんがらがった紐を見たら、めちゃくちゃ難しいと思ってしまう。
”群像劇”って詰まるところ、そういうのを描いた作品やねん。
けど、ホンマにタイヘンなのは、そのこんがらがった紐をどう解くか?やねん。
しかも、どう解くか?の試行錯誤って、それを作品にしたらいいと思うけど、頭脳戦になるからか見かけた気がしない。
推理モノとかあるかもやけど、いやそれを人間関係に当てはめて、誰かと仲が悪くなったのを改善する、とか、・・・・てかそれ冷静に考えて地味すぎるけど、じゃあええやん「中学生日記」で。
それだと中学生向けと思われるかもワカランから「社会人日記」とかでもええやん。
それで、誰かとの仲を改善する、ただそれだけのことを一生懸命に描いたらええんちゃうの?
・・・・まあそれで、”群像劇”ってけっきょく、こんがらがった紐をそのまま描いとる。
けど、ホンマに大事なのは、こんがらがった紐を解くことで、そうするとやはり、こんがらがった紐を解きたい者が出てくる。
「君の名は。」の瀧だって、自分にだけ見えている(三葉は自分と逆の世界だし)こんがらがった紐をなんとか解くんやからな。
それを観客が、瀧以外の誰かに仮託するのは勝手やけど、やっぱ作品を作る者からすると、「君の名は。」の瀧みたいなパワーを見せたいよなあ。
それをやったらええのに、みんなやらんねん。
いやべつにそれは演劇に限ったことじゃなくて、映画だって”ネオ・レアリスモ”とか言われたけど、私”ネオ・レアリスモ”ってそもそも大嫌いやから。
あんなの、・・・どこかマルクス主義と通じるところがあるけど・・・、全部ひとごとで、自分がなにかやる!という意思がゼンゼンないやないか。
そういうのが欲しかったよなあ。
いまさらやけど、題名とストーリーを見て、そこまで面白くはならないだろう、と思っていたら、案の定か(いや私は期待を裏切られることが多いからな。想像に合わせて考えるなんてしないから)
”おおばかもの”とか”小さな結婚式”のほうが、もっと前に出てくる主張があったのに、今回はなんかお休みな気がする。
笠原哲平さんの脚本・演出が多いけど、笠原さんもまだまだ出来にムラがある気がするなあ。
てか調べたら”おおばかもの”はゆうきさんなんか。ゆうきさんのほうがハズレがないのかなあ。
このストーリーも悪いとはいわないけど、正直出演者も多すぎるし、時間も終わって時計を見たら21時10分を回っていて、2時間40分コースやった。
出演者のアドリブは残しながらも、削れるところは削ろう。
それで、本当は全員出したいところやのに出れないというのも出てくる。
だからこそ、ODACさんも公演回数を増やしているのだし、それでなんとか出れる舞台で頑張って欲しい一方、出れない人も、そのぶん脚本とか練習とかを見て意見して、いろいろと演技をイメージして欲しいと思う。
まあいろいろと書いたけど、私のダメ出しを含めて、まあそれに応えられるとは思えんけど、ちょっとくらいは頑張る、というふうにして欲しいかなあ。
うめたは、これまでのイメージは打破できていたけど、厳しく言うと猫にしてはゼンゼンしなやかさがない。
まあそんなのを頑張ってみな。
あやなんは、フツーのOLっぽくてイマイチピンとこなかった。
演技が悪いというふうにも思えんかったけど、取り立てていいともまた思えんかった。
クリスは自分からああいう芝居を出しとるんやろなあ。
クリスが出てくると途端にボケネタ満載になる。
前に見つけた高橋明日香さん、いい演技するなあ。
なんかすごく主役感ある。
栗田よう子って前も見たなあと思って検索したら”小さな結婚式”でも出とって、その他にも出とるよなあ、ホリプロ・ブッキング・エージェンシーとやらの所属なのか。
あと私、H列26番とけっこう後方やったのに、舞台挨拶のときにモロ師岡さんからめっちゃガン見されとった気がした。
だいたい隣の列とかでも視線が隣ってわかるしなあ。
モロ師岡さんが見ていたの私だから。
・・・もっぺん観るか悩むとこやなあ。
最近舞台多いし2月で日給少ない月を挟むしなあ。
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