【ネタバレあり】”音楽劇ヨルハ”を観て、いいと思うところもあったけど、まだまだかなあ。
”音楽劇ヨルハ”を観て、ちょこっと観ただけで、コレはなんか原作アリと思った。
てか出演者女性ばっかなのに、観客に女性が多いとか、なんかあるやろ。
製作にスクウェア・エニックスが入っとったし。
そう思って検索したら、”ニーア オートマタ”というRPGなんやな。
まあしかし、あらゆる作品が、高いカネを取るんやし、そんな前提知識がなくてもオモロイものにしとらなアカン。
だって、噂を聞きつけて観たい人を掴む必要があって、そうするとどんな下地があろうが、誰にでも楽しめるモノにならなアカンからや。
まあそれで、私なりに解釈して、途中まではまああり得るストーリーとは思った。
アンドロイドがウィルスに感染して誤動作を起こすこととか、あと、自分たちの多様性を作るために、多様な記憶を持っている、というのは、けっきょくアンドロイドを描いたようでいて実は人間そのものを描いているのだ、と思って理解できた。
・・・・・・・・けど、殺陣でヒトを殺しまくると、そういうのが台無しになるなあ。
あと私がしらけてもたのは、アンドロイドとは別に”機械人間”がいて、”機械人間”は圧倒的にアンドロイドよりも強いという設定が出てきたことや。
・・・じゃあ、アンドロイドにイロイロと戦闘をさせなくても、機械人間によって既に得ている知識から、さらに進化させたらええんちゃうの?
そう考えたらものすごく白けた。
あと、CGもちゃちかった。
いやガチであのCGはちゃちいよ。
あんなの、出てくる怪獣みたいなのが、決められたプログラムとか、そもそも機械的な可動範囲以外は動けないのがわかるのだから、そもそも敵じゃない。
なんかムカデっぽいのとか、いやそんなのが未来の機械なのか?とも思った。
敵ってどうして敵かというと、機械的な可動範囲がどうかじゃなくて、自分で考えて自分でイロイロと動けるからこそ敵たりえるのであって、動きが分かったら敵にはなりえない。
たとえば、野球で、ストレートならば必ずホームランを打てるバッターのロボットがいるとして、そのロボットに対して、ピッチャーはストレート以外を投げたら勝てる。
だってそのロボットは、ストレート以外には対応してないのだから。
ちなみにロボットって(誤差を除くと)ゼロサムだから、めっちゃ快心の当たりをするか空振り(或いは見逃し)のどちらかしかない。
まあそれ以前に、SFモノってあたかもサーバーがなにか賢いモノかのように描かれているけど、サーバーって”召し使い”と同じ”server”やからな。
https://ejje.weblio.jp/content/server
そのサーバーがあたかも偉いモノかのように見えるのは、・・・・・なんかデジャブを覚えるんやけど、人々に奉仕するはずの公務員が、いつの間にかのさばっとることと似たようなカンジかなあ。
まあそんなふうに思った。
あの歌ってナントナクフランス語かな? 英語じゃない。若干韓国語っぽくも聞こえたけど、やっぱ韓国語のイントネーションではないよなあ?
日本語で歌わな、私も含む観客は意味を理解できないし、そうすると演じるほうも演じる甲斐がない。
そういうのも、制作側は考えて欲しい。
あと、まゆちは、全員ダンスでもいちばん動きが小さいと思ったし、私はまだまだと思う。
ストーリィはイマイチで、歌も日本語じゃないところはダメやったけど、全体のパフォーマンスはまずまずと思った。
あと、個人的になるけど、田中れいなってどれだかワカランかったけど、どうしても田中麗奈を想像してまう。
てか田中れいなも漢字で書くと”田中麗奈”やねん。
私が初代なっちゃんのほうの田中麗奈を応援していたとき、研究室の後輩の小川君が、・・・安倍なつみのファンやったんやけど・・・・、田中麗奈を指して
「たなかれいなや!」
とかイヤミったらしく言うてきて、私はその都度「”れいな”じゃねー!」と修正しとったんやけど、私が卒業(修了)して後に、モーニング娘。にガチで”たなかれいな”が入ってきて笑った。
まあヒトを笑いのネタに使って悪いけど。
とにかく、出演者というよりも、脚本・演出がマズいと思った。
私ならば、ちゃちいCGなんて使わずに、出演者の演技だけで敵を想像させるようにする。
それに、殺陣もできるだけ減らして(まあゼロにはできんやろけど)、リアルにアンドロイドを作ろうとすればするほど、けっきょくそれは人間を学ぶしかないんだ、という結論に達することができるように(できればアンドロイド不要論まで)持ってきたいと考える。
そうしたほうがゼッタイにいい舞台になったよ。
それがゲームの設定と違ったとしても、「アナザーストーリー」って言いきったら良かった。
私ならばそうした。
やっぱ私は、もっと、責任を持つべき者が責任を持てよ、と言いたい。
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