サニーTSUBAKI経営破たん
松山市に店舗を展開するスーパーの「サニーTSUBAKI」が資金繰りが悪化して経営破たんし、28日、松山地方裁判所に民事再生法の手続きを申請して受理されました。
今後は、主力銀行などから支援を受けて、事業を続けながら経営の再建を目指すとしています。
「サニーTSUBAKI」は、昭和23年にいまの西予市で創業し現在、松山市内に3店舗を展開しているスーパーです。
生鮮食品の品ぞろえに力を入れピーク時には年間の売り上げが40億円を超えていましたが、その後は販売競争の激化などで客離れが起きことし2月期の売り上げはおよそ33億円まで落ち込んでいました。
さらに3年前に役員を一新し、テレビコマーシャルなどの積極的な広告宣伝を行う戦略が裏目に出て、費用がかさみ、直近では2期連続の最終赤字となるなど資金繰りが悪化していました。
このため会社は経営に行き詰まって自力での再建を断念し、28日、松山地方裁判所に民事再生法の手続きを申請し受理されました。
負債総額は、およそ9億5000万円にのぼるということです。
今後は、裁判所の監督のもと、主力銀行の伊予銀行から資金面で支援を受けるとともに、県内スーパー最大手のフジから物流面での支援を受けて、事業を続けながら経営の再建を目指すことにしています。