最近どうしてプラ自作の閲覧が多いのか?
物珍しい物見たさなのか?
40年以上前の作り方なので今、この作り方をトレースしても既製品に比較される仕上がりにはならないでしょう。
今ならではの作り方は色々模索出来ると思います。
プラ板も一般に入手可能なのは当時は0.3,0.5,1.2の3種類でした。
今はタミヤでも0.1,0.2のプラペーパーが有る、エヴァーグリーンには0.15のプラシートが有ります。
色々使い分けを上手くすればエッチングのディテールに負けない物を作るのも可能でしょう。
色んな製品化がされているNゲージでフルスクラッチと言うのは時代に逆行している様に思えます。
それでも作るのが好きだ、自分の好きなこだわりの有る車種がどうしても欲しいとなれば自作するしかありません。
Nゲージ以外のスケールでは1/80以外はまだまだ車種が少ないし自作のメリットが有るでしょう。
プラ自作の方法が一番転用出来るスケールは多分1/120,TT9でしょう。
TT9については以前から色々調べていて設計を開始した事もありました。
エッチング車体、台車、部品ほぼ全て新規製作しなければなりません。
とてもじゃないが安価な製品を作るのは無理でしょう。
TT9の製品が高額なのは安価な路線を目指しても、どうしても高くなる、ならば高級路線にせざるを得ないのでしょう。
貨車の下回り、軸受、車輪2軸で3000円、同じメーカー側から見れば十分安いのですが。
ただ工作ファンから見ればTT9は40年前のNゲージ同様にあまり荒されていないパラダイスかもしれません。
こう言う事を書いているとTT9の製品化をするんだろうと思われるかもしれませんがそれは有りません。
カッテイングマシンでプラ板にケガキしただけのキットで自分しか作れないようなモンですから。
Pカッターでの下彫りをカッテイングマシンにさせるだけです。
カッテイングマシンはローランドの物を使っています。
グラフテックはイラストレーターのDATAが確実に読み込める確証がありませんでした。
一から自分でカッティングDATAを作るのならグラフテックの方が厚い板を切れるかわかりません。
プラ自作の項をまとめるならばTT9で見本を作る過程を見せる方が判り易いのかもと考えただけです。
今の自分の視力ではTT9でも相当キビシイモノがありますが。
設計DATAが大量にあります、エッチング用なのでただそのままでは使えません。
エッチング用のDATAとカッティング用のDATAは同じと言うわけにはいきません。
ディテールをほとんど消さないといけないのです。
PCが使えますので精度は昔とは比べものになりません。
本当はエッチングが使えればリベット表限など楽なのですが。
30数年ぶりにフルスクラッチが出来るか?実験みたいなものです。
光造形、3Dプリンター、レーザーカッティングがある時代です、カッティングマシンで反則なんて言われないでしょう。
色々少しテストした結果、一長一短、コストを考えると2~3万で買えるカッティングマシンが鉄道模型に向いている様に思います。
カッティングマシンだけで0.3tを切り抜く事は出来ません、ケガキマシンとして使います。
弊社のNゲージの10系バス窓を切り抜くためには1.0Rの丸ノミが必要でした。
TT9では1.2Rになってしまいます、しかも正確に1.2Rでないといけないのです。
昔の様に適当に小さい円ノミとか特注1.5Rノミではドアー上のRしか適応しません。
それで正確な1.0Rのノミを作りテストしました。
これでほぼ車体製作の問題はクリアしたかもしれません。
部品は原型をコツコツ作ってレジンコピー。
車輪はあえてNゲージ用の物を使います、7.1のところを7.6径で誤魔化します。
トミックスの車輪なら何処でも買えるだろうし、山ほど在庫(動力台車)がある。
ギャー付き車輪を加工すれば長軸とかピボット軸を製作可能、輪芯も作れるのであえてトミックスにしました。
旧国の910径車輪なら7.6mm径でドンピシャなんですが。このHP内では十分な説明が出来ません。
それで自作だけのブログを作りました。
たぶん荒らされるのでコメントは受け付けません。
質問などがあればHPに記載のメールでのみ受け付けます。

http://blogs.yahoo.co.jp/kn2001feel