時速110キロのボンネットにしがみつき通報、運転手を逮捕

ボンネットにしがみつき通報

(CNN) 米フロリダ州でこのほど、時速約112キロで州間高速道路を走る車のボンネットにしがみつきながら男性が警察に通報する出来事があった。車を運転していた元交際相手の女は逮捕され、男性を危険にさらした罪で訴追されている。

男性はジュニア・フランシスさん。約30キロにわたり車のボンネットにしがみついていた。

通報時の会話では、「あなたは今、車の上にいるのですか」と問われ、「高速で走る車の上にいます。助けてください」と懇願している。

メルセデスを運転していた元交際相手の女の視点からは、フロントガラスにしがみつくフランシスさんの顔や上半身が見える。女は「車から降りて」と繰り返し叫んでいる。車内からの撮影映像でその様子がわかった。

フランシスさんは「怖かった」と振り返るが、女は自分も怖かったと話し、「あの男はサイコだ」「私に干渉してくる元恋人だ」としている。

警察によれば、2人はこの日、何度か通報して警察署にも立ち寄っていた。

女が2人で共有していた車を使い、娘を迎えに行こうとしたところ、フランシスさんがボンネットに飛び乗ってきた。女はそのまま車を走らせ、時速約112キロでフロリダ州マイアミに向かった。

女は「彼には車から降りるチャンスがあったのに降りなかった。自ら危険な状況を招いたと思う」としている。

通報は25分以上にわたり続いた。声は風切り音でかき消され、何度も通信が途切れている。

女は最終的に停車。警察に逮捕され、フランシスさんを危険にさらした罪で訴追された。

Video

Photo

注目ニュース

PR注目情報

メールマガジン会員募集中
CNN.co.jpのメールマガジンの
お申し込みはこちらから

チョコレート産業の裏側

編集部セレクト

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]