2018-06-26

小並感を「こなみかん」と読んでしまうワケ

※以下は不完全な私見です。他の傍証バンバン歓迎しま

小並感は「小学生並みの感想」の略であるから本来「しょうなみかん」と読むべきであるが、初見で「こなみかん」と読んでしま人間は多く、一部ではもうその読み方で定着している(←何を今さら

これはなぜだろうか?

通例「小物」「小粒」「小柄」「小枝」「小技」などの熟語は「こ~~」と読む。その感覚に引きずられているのではないか

――と書くと、「小学校」「小規模」「小所帯」などの熟語は「しょう~~」と読むではないか! とツッコミが入るだろう。当然だ

ここで気づくと思うが、漢字文字で「小~」という熟語は「こ~」と読む場合が多く、漢字三文字場合は「しょう~~」と読む場合が多い。

でも、「小並感」は漢字三文字だ、あれれ。

それを「こなみ」と読んでしまいそうになるのはなぜか?

世に「~~感」という語句はいろいろある、「充実感」「満足感」「挫折感」などだ。

そこで多くの人々は「小並感」という語句を、無意識に「小並・感」と区切っているのではないか

「小並」という熟語存在しない。しかし、「小並・感」で区切ると、「小粒」「小物」「小柄」などのイメージに引きずられて「こなみ」と読みそうになるのではないか

なお、小さいことを意味する「小」と、牛丼の並盛り・並サイズなど、普通・平凡・平均的を意味する「並」の字面から、なんとなく「小並=とるに足らない・凡庸な・ありふれた」というイメージを感じている人もいるのではないだろうか

そうすると結果的に「小並感小学生並みの感想」という意味とあまり大差はない。

ひょっとすると、ここから転じていずれ、「小並=とるに足らない・平凡なこと」という新語が生まれ22世紀国語辞典に載る可能性も皆無ではないかも知れない

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