SNSが発達してから、個々の発言が取り沙汰されるようになって久しいが、最近はその反動というのか、さらにSNSが進歩して人が追い付かなくなっているようだ。
発言の経緯や真偽、それに対するリアクションなどの情報が量的に急激に膨れ上がってきたので、一般人は追い切れなくて、もう耳にまで届いていないのだ。
ホリエモンや西野くんやウーマン村本など、胡散臭いなぁとは思われても、酷い奴だ!とは普通思わないでしょ?
彼らが普段何言ってるかなんて、みんなもう良く解らないのだ。
今発言・失言が槍玉に上げられるのはせいぜい政治家くらいであって(マスコミが執拗にチェックするから)、芸能人や著名人などの失言・暴言は、情報量のあまりの多さに掻き消されている傾向にあるだろう。
不倫やパワハラなどの「解りやすい」失態の事実がないと、もう興味を持ってくれないのだ。
まぁ、やり過ぎたね。
木を隠すには森の中、ではないが、ネット論壇は巨大な「森」を作ってしまった。
アンチが騒げば騒ぐほど、「森」はどんどん鬱蒼と深く、暗くなり、事の実態が広く伝わらなくなってしまった。
まぁザマァミロだが。
ともあれ、こちらとしてはやりやすくなったと言える。
言葉を届ける「先」さえ見誤らなければ、確実に伝わる時代になったのだ。
繰り返しとなるが、今は自分の言葉をきちんと受け止められるコンパクトなコミュニティをますます強化し、「マス」が放っておけない状態にまで熱量を高めればいい。
世のインフルエンサーはみんなやっていることだ。
匿名では決してできないのだ。
ネットは今や、匿名の声がどこにも届かない、深くて暗い「森」と化しつつある。
もう一度言うが、ザマァミロ。