低能先生をいやに持ち上げたりする勢力がいたかと思えば、蛇蝎のごとく忌み嫌う勢力もいる。
まあはてなっつったって集合意思があるわけでなし、ユーザそれぞれの思想があるのだろうと思ってたけど、
ふとこういう考えもあるのかと思ってみた。
持ち上げたりしている人たちは、当然境遇や思想等に共感の余地があるから持ち上げるので、
例えばロスジェネという不運な世相の影響をモロに受けて社会人からこの方延々と身の不遇をかこち続けてきた人や、
散々罵倒や侮辱を浴びせられ続けて黙ったままでいると思うなよ、いつかひと泡吹かせてやる、というルサンチマンを抱いてる人などが、
要はロスジェネとしての怒りや憎しみ、不平、不満の体現者ということ。
じゃあ低能先生否定派はロスジェネに対して不寛容で無理解かというとそうではない。
何に怒っているかと言えば、無差別爆撃の怒りの爆発はやめろというわけだ。
ここで重要なのは、「怒りの爆発それ自体」をとがめだてしている人は案外いないということ。
それどころか、
「他にもっと刺す奴がいるだろ」くらいのことを言う人もいた。
そうなると結論としては、
「ロスジェネの敵を襲え。但し俺らに危害を加えるな」というパターンの人も、いるのではないかなと。
番犬の育成というか。
「いいか?襲うべきはアイツラ、資本家だ、安倍政権だ、竹中平蔵だ、社会だ」
と唆し、
「間違っても俺らに噛み付くんじゃねーぞ」
と念を押す。
こうすれば、低能先生予備軍を自分たちの不満の的である憎い敵にけしかけてこれを屠り、自分たちの無念や憂さを晴らすことができる。
なんか増田で一時期やたら革命革命と気勢を上げてた人がいたが、
こういうシナリオを描き出してうっとりしてたのかなー、と。
「他に刺すべきヤツがいる」論の人って、
結局「俺にとってムカつくやつ」を言い換えてるだけにすぎなくて、
低能先生にとってのムカつくやつを勝手に自分の中で類似視してるだけだったりする。
よくはあちゅうやイケハヤの方がよっぽどムカつくやつじゃんとか言ってる連中がいたけど、
そりゃお前らにとっちゃムカつくやつかもしらんが
低能先生にとってムカつくのは垢バン攻撃を煽ったエントリをあげたhagex氏であって無関係だろ、
はあちゅうやイケハヤが通報したり通報を煽ってたかって話、考えりゃわかりそうなものだが、
なんか勝手に自分にとっての敵を勝手に低能先生にとっての敵「であるべき」って考える人がいて、
ああこういう人も結構怖いな、と思ったりした。
その者への攻撃が容易に煽られる下地を、こういう人たちは持っているから。
「他に刺すべきヤツがいる」論の人 こういう無頓着な加害者の方がむしろ無敵の人のエネミーNo1なんだよなぁ