2018年6月29日付
●日本決勝T進出、ポーランドに0-1「警告差」セネガル上回る(読売・1面)
●トヨタ、米に反対意見書、追加関税、「米国産もコスト増」(読売・8面)
●トラック3台を1人で隊列走行、茨城で実験(朝日・11面)
●小型MRJ 2021年後半、開発責任者投入時期表明(毎日・8面)
●出光「昭シェル統合急ぐ」創業家と協議再開説明、株主総会(産経・3面)
●ホンダ、アシモ後継機開発へ(産経・10面)
●残業代ゼロ範囲拡大の恐れ、働き方法案参院委可決(東京・1面)
●不祥事総会怒りピーク、日産、神鋼、スルガ銀、総会紛糾(東京・7面)
●ホンダのバイクリコール(東京・28面)
ひとくちコメント
「負けるが勝ち」ということわざがある。その意味とは、時と場合によっては、争わないで相手に勝ちを譲ったほうが自分にとって有利な結果になり、自分の勝ちに繋がるということらしい。
まさか、サッカーのワールドカップ(W杯)という世界の大舞台で、サムライブルーの日本代表が本気で演じるとは思わなかったが、結果的には2大会ぶり3度目の1次リーグ突破が決まった。
きょうの各紙も「日本決勝T進出」「日本薄氷決勝T」「ヒヤヒヤ突破」などと、1面トップやスポーツ面、社会面などで報じている。試合はポーランドには0-1で敗れたものの、コロンビアがセネガルを1-0で降した結果、日本はセネガルと得失点差、総得点で並んだが、警告や退場による「フェアプレーポイント」で日本は上回り、2位で決勝トーナメント進出を果たしたというわけだ。
運命の一戦に日本人サポーターが熱い視線を送っている中、自動車の業界の話題としては、残念なニュースも流れていた。ホンダがヒト型ロボット『アシモ』(ASIMO)の開発を中止したことが分かったからだ。
6月28日朝にNHKが報じたのを受けて、その日の日経夕刊などにも「さよならアシモ」などと取り上げていた。
アシモはホンダの基礎研究の一環として1986年に開発を始め、日本を代表する2足歩行ロボットとして2000年にデビューし、“人気アイドル”としてイベントなどに出演、子どもから大人まで多くのファンに親しまれてきた。中にはアシモと出逢ってホンダという会社を知ったという小学生らも少なくないほどの人気者だった。
ただ、周囲の状況を判断して行動する自律機能が進化した7代目のモデルを2011年に発表して以来、改良の開発は行われていなかったという。研究開発費が膨らむ台所事情から判断すれば、手も“アシモ”出なかったようだが、人気アイドルの引退でホンダらしさがまた一つ消えるのは残念でならない。
新宿高島屋では8月3日から「暮らしとロボット展」を開催している。すでに市販されて…