coffey_vodka_今回は、ニッカが発売するカフェウオッカを飲んでみます。

カフェウオッカは、ニッカウヰスキーの売りである連続式蒸留器、カフェスチルを使って作られたウオッカです。

原料はトウモロコシと大麦麦芽。これらを醸造したもろみをカフェスチルで蒸溜した上でブレンド、白樺の炭で濾過した物をボトリングしています。

まずはストレートから。
グラスに注ぐと、香りは殆ど感じられません。
口に含むと、穀物由来の甘い香りが広がります。
味わいはアルコールからの辛みがあるものの、奥から甘さも得られます。

ロックで飲むと、香りはアルコールの刺激から柑橘系の爽やかな香りが続きます。
味わいは、酸味が強く、後からビターが追いかけます。

最後に炭酸で割ると、柑橘系の香りはかなり抑えられ、再び穀物の甘い香りが見えてきます。
味わいは酸味、ビターは控えめで、甘みが目立ってきます。

ウオッカというと、甲類焼酎のように無味無臭のイメージが強いですが、素材の香りや味を残すカフェスチルを使う事で、ニューポットのグレーンウイスキーのような個性を持たせた印象があります。

特に個性を引き立たせたければ、ロックでやるのが良いでしょう。
また、冷凍庫で冷やして、とろっとさせて飲むのもいいかもしれません。

もちろん、オレンジジュースを加えてスクリュードライバーとして飲むなど、ウオッカベースのカクテルにも向いています。

700mL、アルコール度数40度、価格は4000円ほど。
一般的な物だと1000円台で手に入るので、かなり割高に感じるかもしれません。

<個人的評価>

  • 香り C: ストレートでは穀物の甘い香り。ロックで柑橘系が感じられる。
  • 味わい C: ロックでは酸味、ビターが目立つが、ストレート、ハイボールでは甘みが得られる。
  • 総評 C: ロックで飲むか、キンキンに冷やす方が個性を楽しめそう。