パパパッとパパ

パパ目線で伝える子育てのこと

我が家は8時にお巡りが来て、21時に鬼が来る

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我が家は3歳半のお兄ちゃんと1歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は3歳児との日常について。

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寝る前に電車のおもちゃと戯れる子鉄兄弟。今日は左に寝そべるお兄ちゃんの話。

イヤイヤ期は脱したけど依然手強い3歳児

我が家の3歳児、イヤイヤ期のどうにもこうにもならない時期は脱しましたが、かといって全てを従順にやってくれるわけではありません。まだ3歳ですからね。

イヤイヤ期の終わりってこんな感じなのか - パパパッとパパ

1日ごく平凡に普通に生きるだけでも子どもに指示出ししてやってもらうことってたくさんあるんですよ。それこそご飯食べようとかお着替えしようとか、歯磨き、お風呂、トイレなどなど。

全部自発的にできれば言うことなしなんですが、3歳児にはまだ無理なので都度声がけをしてやってもらう必要があります。

イヤイヤ期を脱してある程度言うことは聞いてくれるようになりましたが、それでも日々悪戦苦闘です。

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とくに保育園登園と夜のねんねに苦心

その中でも特に苦労しているのが朝の保育園登園と夜の寝んねです。この二つは我が家の鬼門。

まずは保育園への登園拒否。数週間前までは楽しそうに行ってくれていたのに今は完全拒否です。イヤ、何が何でもイヤ、絶対イヤ、キーーーッと毎朝言っております。

しかも3歳になり賢くなってしまったがために、朝起きて保育園に行くのを拒否するために逆算して、ご飯とか着替えを拒否するようになりました。こ、小賢しい。

もうどんなエサで釣ろうとしても釣られない。チョコあげる、帰りに100均寄ってあげる、晩ご飯に好きなもの作ってあげる、思いつく限りの褒美をぶら下げるのですが、頑として聞きません。

正直何がそんなに嫌なのか分かりません。保育園自体は楽しんでいるし、友達とも先生とも仲良くやっています。ママパパと離れるのが寂しいというのはあると思いますが、でもそんなに拒否しなくても…と思うほど。

あと困ってるのが夜。寝ようとしないのです。保育園でたっぷり2時間お昼寝をしているおかげか、9時を回っても目をキンキンさせています。

保育園に行くまでは夜8時には眠たくて眠たくて…って感じだったのに。息子が起きている分、色んなことが後回しになるので早く寝てほしいんだけどなぁ。

保育園に行きだしてふれあう時間が減ったので、ある程度の甘やかしは許容しているんですが、睡眠はしっかり取ってほしいんだよなぁ。

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猫と見つめあう3歳児

お巡りさん、鬼さんゴメン

そういった事情で、毎朝・毎晩の押し問答がお互い大変な苦痛となっています。

いくら甘い言葉で誘惑しても暖簾に腕押し状態で効果がないので、最終的には脅す方向の手段を用いざるを得ません。

そこで出てくるのがお巡りさんと鬼さんです。

まず朝は

パ)8時過ぎたらお巡りさんが見回りに来るんやって!やっば。早よ逃げな逮捕されちゃうかも。今すぐ保育園に逃げよっ!

息)ウェーーーーッ保育園行くーーーっ!

そして夜は

パ)わわっ時計見て!9時だよ9時!

息)えっ…く、くじ…

パ)鬼が歩き出す時間だよ!9時過ぎて起きてる子どもを食べに来ちゃうよ!

息)ねるねるねるねる!

みたいなやり取りをしています。警察にも鬼にもなんの恨みもありませんが、どんな褒美よりも効果てきめん。歓喜よりも恐怖のほうがはるかに威力があります。

いや、鬼が怖いのはまだ分かるんですが、警察を怖がるのは何なんだろう。私は何も教え込んだ覚えはありません。それどころか外でパトカーに乗ってるお巡りさんとかはよく手を振ってくれる愛想の良さを見せてくれてるんですが…。まさか手を振ってくれたお巡りさんも振った相手の子どもが恐怖におののいているとは夢にも思うまい。

バラエティ豊かな脅し文句

おだてるとか褒めるとかのバリエーションはあまりないんですが、脅し方はバラエティ豊かです。

歯磨きを嫌がるときは「鬼はお口の臭いを嗅ぎつけてくるんだよ」と耳元で囁くし、トイレに行くのを嫌がるときは「パンツにおしっこの臭いがつくと…」みたいに無限に使えます。

なんなら近所のスーパーで欲しい商品が売り切れていたら「鬼が食べちゃったんちゃう〜」と言っとけば何とかなります。

道端でヤダヤダしようものなら「お巡りさん来ちゃうよっ!」って言うし、極論「良い子にしてないとお巡りさんに逮捕されるよ!」で何とかなります。

もはやこの世に起こる不都合なことはぜーんぶ鬼と警察のせいです。

理想は根気強く言い聞かせ、理解させることだと分かっているけど…

理想なのは、こんな脅迫まがいな、息子の恐怖心を煽らずに対応できることだと分かってます。ホントの理想でいえば褒美で釣るということもしないに越したことはないです。

でも、でも、3歳児にそれは無理無理無理無理。もし、言い聞かせして素直に態度を軟化させる3歳児がこの地球上にいるなら教えてほしい。札束積んで爪の垢を貰い、息子のお茶のなかにこっそり混ぜ込ませてください。

現実には豪華景品にすらなびいてくれないし、こうやって悪者を創って悪の蔓延る世界を演出しないとやる気を見せてくれません。

一応最後にフォローをしておきますが、良い子にしていればお巡りさんは君を守ってくれると良い子にしているときに言っているし、昼間の鬼は優しくて一緒に遊んでくれるよ?と言っています。

またしょうがなくこの手を使うときも、切迫感のあるような言い方ではなく、ゲームっぽく明るく言うようにしています。変に怖がってそれがトラウマとか気持ちの沈下に繋がってしまうのは困るし。

おわりに

ちょこっと知恵がついてきて、一筋縄にいかなくなった3歳児育児。でもそこは3歳児。知恵がついたとはいえ、三十路ボンバイエの繰り出す熟練のつくり話に身を凍らせてくれます。

罪悪感に駆られながらも今日も迫真のつくり話をするのです。