【ガチのネタバレあり】"#秘密基地の桜"観てきた。今回はAKBのメンバーいなかったけど、今安琴奈さんを観に行った。
今安琴奈さんを目当てで観に行ったつもりだったけど、会場のサムザ阿佐谷ってラピュタ阿佐ヶ谷の中の劇場で、ラピュタ阿佐ヶ谷のリンクからは、ロシアの切り絵アニメ作家ユーリ・ノルシュテインさんのリンクが。
ユーリ・ノルシュテインさんは、一昨日亡くなった高畑勲さんが日本に紹介された作家さんだし、
"天空の城ラピュタ"と"風の谷のナウシカ"は、演出家である高畑勲さんが、宮崎駿を一人立ちさせるために、敢えてプロデューサーを引き受けた、珍しい作品である。
丁度高畑勲さんが亡くなられたこのタイミングで、出演者の人々は、舞台ができるというのは、不思議な縁であると思っていただきたい。
それで、この舞台、1時間20分くらい?ちょっと短めで、登場人物が減っていって、私も週1しか休んでない中で、疲れのピークでウトウトしかけたのはお許し願いたい。
名前から、大人だけれども大人になりきれない人々の冒険モノ、みたいなのを想像したけど、ゼンゼン違った。
家賃などもろもろが無料という触れ込みで、5人が入ったシェアハウス、そこは実は、管理人がすべてを監視しているモノで、それがわかった途端に、監視されるのがイヤだからと全員が散り散りになってしまう、というストーリーだった。
(そこで終わったよね?私のウトウト度からちょい勝手に補完しとるけど。)
まあしかし、住人全員が散り散りになれば、管理人(支配者)からすると、新しくそのシェアハウスを募集する、という繰り返しになればいいだけで、それは避けたい。
てかこの作品ってだから、たとえば日本政府とか、自分が勤める企業とか、のメタファーになっている。
だって、生まれて出生届を出して、マイナンバーを与えられて、自分は自由と思っていても、日本政府はその人の収入を全部チェックしている。
外国に行くときにはパスポートで全部管理人している。
街中の監視カメラでだってチェックされている。
駅のSuica入出場だってチェックされているはずと私は考えているし。
自分が自由にできるのなんて、本当に家の中しかない。
・・・・その家の中さえ監視されているならば!?
というのが、問いかけと思う。
私は、監視されたってハッキリいってどうでもいいと考えている。
一般的に人々は、みんなオチンチンを出すのが恥ずかしいと考えているけれども、どうせオトコにはほぼ同じモノがついていて、違いは顔の違いほどにはない。
わいせつ罪になる、のと、単純に寒いのと、まずないけどオシッコチビったときのために、やむなく隠しているだけで。
顔という最大の違いを露出して、それは受け入れているのに、その他が恥ずかしい、なんておかしい。
だから、私が住人ならば、
「監視したければどうぞ。
但し、確かにタダでいるのはおかしいから、お金は自分達で払います。」
と言い切るかな。
そんなふうに考えて欲しくて、敢えて短めにしてバッドエンドを描いた、というふうに受け取った。
だから、私はこの脚本はアリと思う。
それにしても、地下への扉って絶対にハリボテだと思っていたら、今安琴奈が手際良く取っ手を取り付けて開けたのはビックリした。
あの劇場そんな構造なのね。
この劇場だからこそできる演技設計、というのも面白いと思った。
あと、高畑勲さんの思い出というと、確か「眠る男」の試写会で、私の斜め前くらいに座られていて、この人はどんなことを考えながら鑑賞されているのだろう、と考えた。
それで、その後に何人かで高畑さんを囲んで感想を聞いたら、さすが演出家だから、観点が違う、とは思ったけど、すごい、とまでは思わなかった。
私が「自分ならばこうする」と書くのは、このときの経験とか、まあほかでもだけど、高畑さんはけっこう「自分ならばこうする」というのを求められていた印象があったから、というのは間違いなくある。
てか私、感想書こうとして、題名にハッシュタグ付けたけど、この作品は最初から題名にハッシュタグがついているのね。
私以前作品の作り方にハラ立てて、Twitterのアカウントをトップに書いて感想書いたことあるけど、ハッシュタグを公演名に付けるのは、感想知るためにアリと思うなあ。
・・・・てかチラシ読み返したら、最前列は値段違ったのね。
てっきり最前列も自由席と思って座ってゴメン!
だって空いてたんだもん!
スタッフさんも、直前に当日券で来てまさか最前列に座るとは思わなかったのかな?
ゴメンネ!
おわびにいっぱい感想書いたから許して!
演技まではあんま観れなかったけど、セリフトチるのも今安さんが1回噛んだのくらいしか気にならず、言えていたと思う。・・・たぶん。
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